表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
職業リア充で異世界無双。  作者: すみを。
第1章:カラマ王国編
53/76

勲章式までの道のりについて。

カリンとライムが進化してから三日が経ち、ついに俺の勲章授与式の日がやってきた。



いつも通りに起きて宿で朝食を食べていた俺と舞とアマルーナ(もちろん人化状態)の元に、団長とケイゴとその他兵士数人がやってくる。


約束通り、迎えに来てくれたらしい。


「ユウト様、迎えに上がりました」


「ああ、少し待ってくれ、今食べ終わる」


俺は残りのご飯をかきこんでもう一度団長に向き直る。


「それと、俺は一週間前からヨエナという名前を使うことにした。嫁がミウだ。そのつもりで頼む」


「は、はい、ユウ……ヨエナ様のことですから、何か考えがあるのでしょう。

わかりました、皆にも伝えておきます」


ただ舞の名前を他人に呼ばれたくないというだけなのだが、言ったら俺の沽券に関わるので黙って頷いておく。


「それで、授与式はいつから始まるんだ?それと、ミウは連れていけるのか?」


「はい、そのことに関してですが、まず、授与式は11時から始めることにします。

その際、同じくこの国を救った方々も表彰されますので、ミウ様もヨエナ様と一緒にその場に向かってください」


「へー、イノマ達も表彰されるのか」


いかにも今初めて聞いた感を出しながら頷く俺だったが、心の中でこっそりとほくそ笑む。


昨日のあれ(・・)が効いたな、と。


「わかった、それじゃあ、今から向かえばいいのか?」


「はい、授与される場所は、なるべく多くの国民に見せるために、あの広場の高台にて行います。

準備ができ次第、私に声をおかけ下さい」


「わかった」


俺が頷くと、団長を残して、兵士は外に出ていってしまった。


中でいると周りに迷惑がかかるからという配慮からだろう。


俺は団長が目の前にいるので、冒険者名を使って舞に話しかける。


「それじゃ、ミウ。とりあえず、一旦部屋に戻るぞ」


「うん」


「アマルーナは一旦モンスターボックスに戻っていてくれ」


「うむ、了解したぞ」


俺は応召と念じてアマルーナをモンスターボックスに戻す。


なお、既にこのアマルーナが黒竜の人化版ということは知れ渡っているので、隠すつもりは無い。



俺は団長にしばらく待つように伝え、準備を行った。





俺は舞とハルノと一緒に、団長に連れられて街を歩く。


通りすがる人の声を聞くと、「やっと英雄様が表彰を」とか、「いつ見ても英雄様の奥さんは綺麗だねぇ」等といった、俺達を褒め称える言葉がほとんどだ。


舞も、綺麗と言われて、というよりは奥さんと言われて恥ずかしいのか、俺の体に隠れようとしている。


ただ、それが逆効果になってしまっていることには、舞は気づいていないようだ。



「なあ、ケイゴ。勲章を貰うって、あんまり無いことなのか?」


俺はふと気になったことを右斜め前を歩くケイゴに聞いてみた。


すると、ケイゴは何を言ってるんだとばかりに苦笑いを浮かべる。


「そりゃそうだよ。よっぽどのことをしない限り、勲章なんて貰えないよ。

それに、五年前からは、この国で勲章どころか、表彰すらされた人はいないよ」


「そうなのか」


詰まるところ、俺はそれ程のことをしたということだ。


俺からしたら、ただ眷属の竜に魔物を滅ぼさせただけなんだが、国からしたらよっぽどのことなんだろう。


「だからこんなにみんな慕ってくるのか」


「うん、そうだよ。今やユウトは国を救った救世主だからね。流石、勇者様の親友なだけあるよ」


俺の独り言に、ケイゴは微笑を浮かべながら返す。


おそらく、俺と最初に約束したことを思い出して、嬉しくなっているのだろう。



俺達がそんな会話をしていると、前方に見知った後ろ姿を見つけた。


ティフィアにイノマにカールに………まあ、省略するが、要はあの場で戦った魔物使い達だ。


「団長、少しあいつらと話してきていいか?」


「ええ、大丈夫です」


「よし、舞、行くぞ」


「うん、わかった!」


俺と舞はイノマ達の元に行くと、後ろから声をかける。


「イノマ、お前らも広場か?」


「ん?おお、ユウトじゃねえか。そうだぜ、突然表彰とか言われて、俺らもびっくりしちまったよ」


「そ、そうなんです!突然兵士さんが家に来た時は、私、驚いて寿命が縮まってしまいました!」


俺が問いかけると、イノマは普通に、ティフィアは必死の形相で言葉を返した。


まあ、いきなり家に国の兵士が来たら、何か悪いことをしたんじゃないかと不安にもなるか。


それは少し悪いことをしたかもな。


「まあでも、表彰されるのはいいことじゃないか」


「それはそうだけどさ。なんで突然俺達が呼ばれたんだろうな」


今度はカールが疑問を俺にぶつけてくる。


俺はその理由を知っているが、敢えて教えてやらない。


「さあな。お前らの功績も認められたってことじゃないか?

まあ何にせよ、これで魔物使いの印象は変わっただろう」


「ああ、そりゃそうだな。俺も、街を歩く度に礼を言われて変な気分だ」


「わ、私もです」


「それは俺もだ」


どうやら全員がそうらしい。


目立っていなかったチャーリーとかでもそうなのだから、俺があんなに視線を向けられていたのは納得できた気がする。


実際に国を救った張本人なのだ。


よく街中で話しかけようとしなかったな、逆に感心する。


「あの、ユウトさん」


俺が心の中で納得していると、ティフィアが遠慮気味に話しかけてくる。


「ん?どうした?」


「その、修行の件ですが」


「ああ、覚えてるぞ。

明日から始めるから、後で詳しく言うよ」


「あ、ありがとうございます!」


勿論、忘れてはいない。


そのためにライムとカリンも進化させた訳だしな。


「お、おい、あいつ、あんな可愛い奥さんがいながら、別の娘にまで………」

「ああ、いくらユウトとはいえ、これは許されざる事態だぞ」

「ははは、全くだ」


おい待て、何を勝手なことを言っているんだ。


俺はティフィアに手を出してなんかいないぞ。


それに、何故お前がいる『ハマった男』。


お前はお呼びでないだろう。


まあ、そんなことを考えながらも今回は舞も誤解をしていないようだったので、内心で少しホッとしたのは秘密である。



その後、『ハマった男』が兵士によってつまみ出された以外、特に何かがある訳でもなく、俺達は色々と会話をしながら広場へと向かった。



そして11時、表彰が始まる。




色々な意見をくださってありがとうございます!

だいぶ迷いましたが、考えた結果、ジャンルはこのまま【ハイファンタジー(ファンタジー)】にすることに決めました!


今後の展開次第では変える可能性もありますが、とりあえずこのままで行きます。


本当にありがとうございましたm(_ _)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ