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職業リア充で異世界無双。  作者: すみを。
第1章:カラマ王国編
52/76

嫉妬について。

テストが無事に終わりましたので、投稿再開いたします!


皆さん忘れてると思うので、前回の終わり方だけでも……。


あらすじ:優斗と特訓していたカリンとライム。

修行の終わり際に、優斗についに一本を入れたカリンとライムの体が、白く光輝き出した。

カリンがウルフからワーウルフに進化した時よりも強い光に包まれるカリンとライムを、俺はぼんやりと眺める。


頭に某ゲームのBGMが流れる中、カリンとライムのシルエットがどんどん大きくなっていく。


そして一際大きな輝きで閉じた目を、俺が開いた時、俺の目の前に舞の身長程はあろうかという狼と、軽く5mはあると思われるスライムの姿があった。


………これがフェンリルとスライムキングか。


「調子はどうだ?ライム、カリン」


『はい、ご主人様。先程とは比べ物にならないくらいの力が沸いてきています』


『……僕も、です』


カリンにしか返事を期待していなかったのに、ライムからも返事がきて俺は驚く。


「ライム、お前話せるようになったのか」


『……はい、少し、だけですが』


「それは良かった。ライムとも話してみたいと思っていたからな」


一番最初の眷属なのに、話すことが出来ないのは可哀想だしな。


「それで、それ以外に何か能力とかは手に入ったか?」


Sランクになったなら、それ相応の力は入っているはずだろう。


『はい、伝説のフェンリルだけあって、色んな力が手に入ったようです』


『……僕も、です』


「そうか、なら、それを詳しく教えてくれ」


眷属の能力の把握は必要不可欠だ。


アマルーナの能力も、人化した時に地面に書いて教えてもらったし。


……そうなると、どうやってカリン達に教えてもらおうか。


やっぱり念で教えてもらうしかないのか。


「念で言ってくれたらそれを覚えるから、カリンから言ってくれ」


『あ、ご主人様。その件ですが、ご主人様にお伝えしないといけなことがあります』


「ん?何かいい方法があるのか?」


この場面で言うとしたらそれしかないと思ったが


『はい、どうやらランクが上がったおかげで、私も人化ができるようになったみたいなんです』


『……僕も、です』


「っ!マジか!」


それは朗報だ。


今回の件に限らず、人になれるのなら色んな所で役に立つはずだ。


それに、ライムなんか巨大過ぎて普通に目立ってしまうしな。


「なら、一度人化してみてくれないか」


『はい、勿論です』


『……はい』


俺がそう言うと、カリン達は快く返事し、少しずつ体が変化していく。


そして、数十秒後に、カリン達は完全に人の姿になった。


……それにしてもこれは。


「どうでしょうか、ご主人様」


「……どう、ですか?」


「どう、って言われてもなぁ。これはなんて言えばいいんだか」


率直に言うと、カリンは超美少女でライムは超子供だった。


カリンはどうやら獣人扱いらしく、茶色の長い髪の間から犬耳を生やしている。

顔も舞に引けを取らないくらい可愛く(まあ舞の方が可愛いと思うが)、こんな可愛い子の体を(ワーウルフの時の姿とはいえ)撫でていたと思うと………正直少し心苦しい部分がある。


それに、何が心苦しいって……舞の視線が、だ。


何デレデレしてんのよ的な視線だと思うが、後でちゃんと誤解をといておかないといけないと思うと、少し心が重い。


嫉妬してくれるのは嬉しいけど。


まあそれはともかく、そんなカリンに対し、ライムはアマルーナよりも更に小さい男の子で、見た感じ4歳くらいに見える。


流石にスライム人間なるものはないのか、見た目は完全に普通の人間である。


「とりあえず、これでカリン達をモンスターボックスに常に入れておかなくても良くなったな。

………まあ、俺が色んな誤解をされる恐れができたけど」


舞も合わせて、美少女二人に幼女一人ショタ一人。


俺だったら、ハーレム囲ってて二人産ませた鬼畜野郎と勘違いしてしまうかもしれない。


まあ、この世界はハーレム擁護らしいから、そんな心配はいらないのかもしれないけど、舞一筋なのに色んな女性に手を出しているみたいに思われるのは嫌だ。


「それじゃ、分かる範囲で俺にお前らの能力を教えてくれ。

あ、それと、放置して悪かったな。『応召リターン』“ロプス、ゴルドラ”」


すっかり置いてけぼりをくらっているロプスとゴルドラをモンスターボックスに戻しつつ、俺はカリンとライムが地面に書き終えるのを待つ。


その間に、舞の誤解はといておく。


俺が好きなのは舞だけだと言ったら、顔を赤くしてリースを連れて走り去っていってしまった。


リースがいるからはぐれる心配は無いと思うが、やはり心配だ。


「書けました、ご主人様」


「……僕も、です」


「お、おう、わかった」


そうこうしているうちに、カリン達に呼ばれる。


今更ながら、綺麗な女性にご主人様と呼ばれることに少し戸惑いながらも、俺は二人の書いた能力を見る。


どうやら、自分自身のステータスは俺達と同じく確認することが出来るらしく、ステータスもかなり細かい範囲まで書かれていた。


カリン/5歳(女性)

〈フェンリル〉

______________

|体力値: A+

|攻撃値: S

|防御値: A

|敏捷値: S+

|魔力値: S

|平均値: S

|〜〜〜〜〜〜 〜〜〜~~~~~

|能力

|・優れた視覚、嗅覚、聴覚による気配察知

|・威圧

|・空中跳躍

|・物理、魔法ダメージ共に軽減

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ライム/0歳(男性)

〈スライムキング〉

______________

|体力値: S+

|攻撃値:A+

|防御値: S+

|敏捷値: A

|魔力値: S

|平均値: S

|〜〜〜〜〜〜 〜〜〜~~~~~

|能力

|・分裂(10体まで分裂可能)

|・変身(取り込んだ魔物の姿に化けることができる |。ただし、自分より低いランクの魔物まで)

|・縮小化、巨大化

|・物理ダメージ激減

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


二人とも、違う部分のステータスが伸びていて、バランスがいい。


それに、カリンの気配察知と空中跳躍、ライムの多くなった分裂に変身と、使い勝手のいい能力も色々ついたみたいだ。


流石に竜であるアマルーナに届く程ではないが、それでも伝説と呼ばれるだけある強さを持っている。


まあ、そのアマルーナにまだ進化があるっていうのが驚きなんだがな。


「強くなってるな、二人とも」


「あ、ありがとうございます、ご主人様」


「……ありがとう、ございます」


お、照れてる照れてる。


顔を赤くして可愛いなぁ。


……はっ!こんなことを考えているから舞に誤解されてしまうのか!


これからは気をつけよう。


「とりあえず、人化できるようにはなったけど、宿には登録してないから、今はモンスターボックスに入っててもらう。

お金が入ったらお前らも出すことができるけど、今は勘弁してくれ」


「全然大丈夫です、ご主人様。こうしてご主人様と同じ人の姿になることができただけで、私は十分ですので」


「……僕も、です」


「そうか、なら良かったよ」


可愛いことを言ってくれる眷属達に俺は軽く頭を撫でてから、カリンとライムをモンスターボックスに戻す。


とりあえずカリンのことは妹のように扱うことにしたので、頭を撫でるのに恥じらいはなかった。


そこに、ちょうど舞が戻ってくる。


「どこ行ってたんだ?」


「え、ちょ、ちょっと熱を冷ましに……。

って、そうだ!優斗君!ああいうこと不意打ちで言うのやめてよ!恥ずかしいから……」


思い出したのか、また顔を赤くする舞。


それを見ていると、何故か俺まで気恥ずかしくなってきてしまった。


「いや、えっと、おう。わかった」


毎晩のことを忘れたかのように突然初々しくなる俺達。


いきなりトントン拍子に話が進んでしまったせいか、こういう恋人っぽい雰囲気に弱いのだ。


ほら、俺とか特に、ただのオタクだったし。


「よ、よし、それじゃ、宿に戻るか!」


気分を変えるように敢えて大きい声で言ってから、俺は歩きだそうとする。


すると、クイッ、と舞に服の裾を掴まれた。


俺は思わず足を止める。


「ど、どうしたんだ?舞」


「えっと、手、繋ぎたいなって……」


「え?」


いや、確かにいつも手を繋いでたけど、舞から誘ってくるのは初めてのような気がする。


俺が驚いて硬直していると、舞が悲しげに言う。


「嫌?」


「え?いや……」


「やっぱり、カリンちゃんのことが……」


舞がその言葉を発した瞬間、俺は今までの気恥ずかしさを忘れて舞の手を強く握りしめた。


そして同時に、カリンの頭を撫でていたのを見られたのだと確信する。


だから、こんなに積極的だったわけだ。


「勘違いさせてごめん。でも、俺は本当に舞のことだけが好きだから……」


俺はどうしても舞に勘違いされたままは嫌だったので、心を込めてその言葉を紡ぐ。


すると、舞は更に顔を真っ赤にして、でも笑顔で頷いた。



その後宿で起こった出来事については、敢えて言及すまい。



今話を書いていて思ったことが、この作品は果たして【ハイファンタジー(ファンタジー)】なのか、【恋愛(異世界)】なのか、です。


今はハイファンタジーの方にしていますが、どちらがいいと思いますか?


よければ皆さん意見くださいm(_ _)m

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