表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
職業リア充で異世界無双。  作者: すみを。
第1章:カラマ王国編
46/76

舞とのデートについて。1(街をぶらぶら)

俺が目を覚ますと、すぐ隣に一昨日と同じ姿で寝ている舞の姿があった。


一昨日は初めてだったということで、お互いに少し遠慮していた部分もあったが、昨日は中々に激しかった。


トーナメントと魔物襲撃があって疲れてはいたが、体力値が高いこともあってかそこまで疲れは残っていない。


俺が体を起こしてぼんやりとそんなことを考えていると、すぐ横のシーツがもぞもぞと動き、舞が目を覚ました。


「ふわぁー。

あ、優斗君、おはよう!」


可愛いあくびと共に体を起こした舞は、俺が起きていることに気がつくと嬉しそうに笑顔を浮かべる。


「ああ、おはよう」


俺が返事をすると、舞はよりいっそう嬉しそうに笑みを深めた。


……やばい、可愛すぎる。


つい、自制がきかずに俺は舞を押し倒してしまった。


…………いや、だめだ、落ち着け、俺。

こんな起きてすぐにしようとすれば舞に嫌われてしまう。

ちゃんと理性を保ちつつ、平常心平常心。

ふぅ、もう大丈夫だ。

ここはちゃんと非童貞の強みというものを-----


「……えっと、優しくしてね?」


---見せることは、今日はできなさそうだ。





昨日買った服に着替えてご飯を食べた後、俺と舞は二人で街へと出かけた。


今日はアマルーナにもリースにも出てきてもらっていない。


なんだかんだで二人で出かけたことが今のところ殆どないので、今日は街でデートでもしようという話になったのだ。



というわけで俺達は街へとやってきた。


昨日の事があって、俺達に群がってくる国民がいるかとも思ったが、今のところはそういう人はいない。


昨日団長が上手く国民を説得してくれたみたいだ。


まあ、群がってきたところで、少し威圧をすれば俺達に近づけないんだが、俺だって好き好んでそんなことはしたくないしな。



「ねえ優斗君、まずはどこに行くの?」


舞が無邪気な笑顔を浮かべながら俺に聞いてくる。


「そうだな……昨日行かなかった、薬草とかあの辺の店にも行ってみたいな……。

でも、舞が行きたいところがあるならそこでいいぞ」


「ううん、大丈夫。

私は優斗君と街を歩くだけで楽しいから、優斗君の行きたいところに行こうよ」


相変わらず可愛いことを言ってくれる。


周りに自慢したいくらいだ。


まあ、手を繋いでイチャイチャしてる時点で国民に見せつけているようなもんだが。


「それなら俺も同じなんだけどなぁ。

じゃあ、とりあえず近くにある店に片っ端から入っていくか」


「うん!賛成!」


そして俺達は順番に店に入っていくことにした。



最初に入った店は、独特な雰囲気を醸し出している『武器屋』だ。


店前には剣や斧、弓といった様々な武器が飾られており、中学校の頃に封印したはずの中二心が擽られてしまった。


店内に入ると、中にいた客が一斉に俺達の方を見てきた。


その視線はもちろん下卑たものではなく、憧憬と感謝の念が込められた好意的な視線だ。


まあ、それはそれで逆にやりにくいものがあるんだけども。


「ふふっ、優斗君、人気者だね」


「………いや、なんで舞が嬉しそうなんだよ……」


「そんなの当たり前だよ!

好きな人が認められたら、誰だって嬉しい気持ちになるでしょ?」


「……まあ、それはそうだな」


というか、そんな真正面から好き好き言わないでほしい。


いや、もちろん嬉しいんだけど、なんというか、むずがゆい気持ちになるんだよな。


恥ずかしくて。


「それじゃ、とりあえず気にしないでおくか」


「うん、そうだね」


幸いなことに向こうから干渉はしてこないみたいだし、俺達は俺達でゆっくりとデートを楽しむことにしよう。



「うーん、なんか使いやすそうな武器があったらいいんだけどなぁ」


武器屋の中を色々と探しては見るものの、見た感じどれも似たようなもので、これといって突出しているものはないように見える。


それでも、地球出身としてはすべてが珍しく感じるんだけどな。


「何かあったら買うの?」


「いや、まだお金がそんなにないからな。

貯まり次第、もしかしたら買うかもしれない」


「ふーん、優斗君、武器なんて持ってなくても強いのに」


「まあ、それは男のロマンってやつだ」


武器が必要だから買うのではなく、カッコイイから買う。


武器の使用っていうのは、オタクの憧れでもあるからな。


「それより、舞は何か見つかったか?」


「うーん、私は魔法があるし、特に必要ないかなぁ」


「まあそうか。リースがいれば戦う必要もないしな」


俺は心の中でホッと息をつく。


もし武器が欲しいなんて言い出したらどうしようかと思うところだった。


それを言うなら、なんでここに来たんだって話になるんだけど。


まあ、そこは当然男のロマ(以下略



俺達は武器屋を出て次の店へと向かった。


次はさっきも話に出てきた薬屋だ。


俺達が中を覗くと、さっきと同じように俺達に周りの視線が集まった。


でも、今回は特に動じることもなく俺達は商品を見ていった。


品揃えがいいのか悪いのかはわからないが、とりあえず聞いたことのある名前はかなりあった。


例えば


『薬草』・・・ダメージを微量回復する。


『解毒草』・・・苦さを伴うが、食べたら50%の確率で毒を解毒する。


『いやし草』・・・薬草よりも多くのダメージを回復する。


といった植物類や


『回復薬』・・・薬草といやし草の配合から作成可能。体力をやや多く回復する。


『解毒薬』・・・解毒草と薬草の配合から作成可能。苦さを伴うが、確実に解毒する。


『強化薬』・・・一定時間、自分のステータスを上げる代わりに、その後自身の体にダメージが入る。


といった薬類まであった。


ただ、どれもそこそこ値がはり、今の俺達には手が出せないものばかりだ。


そこで俺達はお金が入ったらここに来ることに決め、とりあえずは店を出ることにした。



そして次の店に行こうとしたところで、『あれ』が目に入った。


一昨日、冒険者になろうと思ったのに、結局トーナメントの受付だけして帰った場所。


そう、『冒険者ギルド』だ。


「優斗君、入ってみる?」


「ん?いいのか?」


「うん!私も一緒に冒険者になるよ!」


そう言って俺の腕に抱きつく舞を連れて、俺は冒険者ギルドへ入った。


腕に胸が当たっているが、気にしない気にしない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ