冒険5 訓練している筈の幼なじみとついでに俺1
遅くなりました!!すいません
しかも今週テスト週間なので更新できません
いま俺は城下街を歩いている。
なんで?訓練は?OK,OKわかってるさ、君達の言いたいことは。
でもね、でもね、あんな厳しい視線を浴びせられたら……ねぇ〜。
まあ、目的がないわけじゃあないんだ!!
なんとね、ギルドに行こうと思うんだ!!
あっ、一人でだよ。
でも、歩くたびにそこらの屋台からおばちゃんが「やあ、お兄ちゃん。買っていかないかい!!」とか言われて荷物がいっぱいなんだよ!!
おっと、話が脱線したな。
まあ、ギルドって言ったら男の憧れだしな!!
さあ行こう!!!!
あっ、伊織は訓練だよ!!
さあ、着きました!!ギルド!!
どこで受付かな〜
あの女の人に聞こう。
「すいませ〜ん。ギルドに登録したいんですけど…」
「はい、新規加入の方ですね?」
うおっ、見事な営業スマイルだ!!
「それではこちらへどうぞ」
そう言って横の部屋に案内された。
「ではこちらの紙に記入していってください」
え〜と、なになに…
・名前…水元 駆
・出身地…不明
・年齢…16歳
・タイプ…魔法剣士
こんなもんか!!
「書けましたか、ではこちらに手を置いてください」
言われた通りに水晶に手を置く。
ポワ〜って光る水晶。
これはランクか、何かを計るものだろうな〜。まあ、魔力は抑えているし、大丈夫だろ!!
「出ました!!ランクは………A………ですね………」
基準がわからないからなんとも言えないな。
でもこの受付の人が驚く顔は始めて見たな…
「ランクAって凄いんですか?」
「凄いもなにも、新規加入の方はほとんどGかFですよ。よくてEくらいですから最初からAなんておそらく史上初ですよ!!」
あ〜、やっちゃった☆
まあいいとしよう!!
「ではギルドの説明をしますね」
立ち直り早!!
「あなたは今よりギルドの一員となりました。ですのでこのカードをお持ちください」
なんの変哲もない普通のカードをもらった。
「このカードの魔法陣にあなたの血をつけていただきますとあなたの情報がカードに登録されます」
早速つけてみる…うおっ!!俺の血から魔力が吸い取られていく!!
「このカードがあればどの支部でも依頼を受けることができます」
ほうほう
「また身分証明証にもなりますのでお使いください。ですが紛失なさると再発行に銅貨3枚必要ですのでご注意ください」
それは便利だな、俺や伊織にとっては。
「次に依頼についてご説明いたします」
キターーー!!!!
待ってました!!正直カードとかどうでもよかったんだよね〜
「依頼は簡単にSS〜Gランクに分けられます。依頼は自身のランクと同じ、もしくは1上のランクか、1下のランクを受けれます」
俺はAだからBとSだな!!
あれ?なんか早くね?
「説明としてはこのくらいですね。なにか質問はありますか?」
「今から依頼を受けたいのですが何かありませんか?」
受付さんは少し考えて
「あなたのランクですと、ここらへんですかね」
どれどれ…
・依頼主 村人L
依頼内容 ヴェアウルフの群れ討伐
場所 タルル村東の森深奥
報酬 金貨3枚
※ヴェアウルフ…ランクB相当の魔物。個々の強さもさることながら5匹ほどの群れだとランクAに相当する。
討伐か〜
「このタルル村って行くのにどのくらい繋かりますかね?」
「そうですね、だいたい馬で半日くらいのところですね。」
「あんがい近いですね」
「基本ランクC以上の魔物は奥地にこもってますからね。このように深奥とはいっても珍しいんですよ」
「なるほどね、わかりました!!これにします!!」
「はい、ではギルドカードを提示してください…はい、確かに受け取りました。では、ご武運を!!」
さよ〜なら〜
そういえば俺武器持ってない!!受付のお姉さん言ってよね!!
早速買いに行こう!!
やって来ました、武器屋!!
これぞファンタジーって感じだな!!
「へい、らっしゃい!!」
八百屋か!!ここは!!
「なにをお探しで?坊ちゃん」
「ああ、少しね」
さて、見て回ろうかな。掘り出し物でもないかな〜!!
探・し・中☆
うお!?この剣呪われてる!!
しかも無駄に高度な呪いだし!!
能力も高いし…買おう!!
「すいませ〜ん、この剣欲しいんですけど〜」
ちなみに西洋剣だよ☆
「えっ!!これを…ですか?ホントに?」
「ああ、…だから割引してくれよ!!じゃないと…ばらすよ」
「もしかして…わかってます?」
「割・引しろ」
容赦しないぜ!!俺は!!
「では、コレで」
「いや、コレにしろ」
「そんな!!そんなに引いたら赤字ですよ」
「いや、コレでもぎりぎり黒字になるはずだ!!ば・ら・す・よ」
「わ、わかりましたよ〜」
よし!!勝った!!
たたいま移動中
いま目的地のタルル村目指して移動中だ!!
ちなみにさっき買った呪いの剣は背中にかついでますよ。
ただいまの俺の装備は
・呪いの剣
・魔法使いが着るっぽいローブ
・スニーカー
うん、完璧だな!!
この装備なら例えドラゴンが出て来ても大丈夫だな!!
「暇だな〜、あと3時間は繋かるよな〜。話し相手が欲しい!!」マジで暇だ!!
「なら某が話し相手になろうか?主」
「ホント!?ありがと
………んっ!?誰?」
マジで誰?
「某は某だ。いま主が背中にかついでいるだろう」
えっ?背中?
「ま、まさか…剣?」
「そうだ。主よ。某はあなたを新しい主と認めた。よってあなたが主だ」
まさか、呪われてたからってノリで買ったやつなのに人格を持った剣なんて…
解析しとけばよかったOZT
うん、今からでも遅くないはずだ
「お〜い、剣。いまからお前を解析するぞ〜」
「ぬ!!主、まさか某にあんなことやそんなことを!!」
「てい!!!!」
ガツ!!
剣を思いっ切りたたき付ける!!
「痛!!なにをする主!!」
「お前が馬鹿なことを言うからだ!!あと、ぬ!!ってなんだ!!ぬ!!って」
まったく何だ?この剣は
「まあいい、解析するぞ?剣」
「某には黒剣と言う立派な名前があるのだぞ!!主」
それ名前か!?
「わかったから解析するぞ!!」
"解析・開始"
・黒剣
能力 空間切断 主が切ると願ったものを切ることができる
※剣が主と認めた者しか抜くことができない
「…凄いハイスペックだな、お前」
「ふふん、見直したか主」
「ああ、見直した」
マジで凄いぞコイツ
「そうだ、お前のことはなんて呼ぼうか?」
「主の好きに呼んでくれればよい」
ん〜、なら
「よし、黒剣だからクロ!!お前は今日からクロだ」
「安直だな…だが、ふむ…中々いい名だ」
「だろ!!」
そうしてなんやかんやで村に着いたのだった!!
「それでいまは森です!!」
「なにを言ってるんだ?主」
「なんか電波を受信したんだ」
「はあ?」
「まあいいじゃないか!!」
まあ、とりあえず森に着いた訳だ!!村では歓迎されたと言っておこう。
ローブに剣で怪しまないのかな?と思ったけど大丈夫だった。
「さあ!!いまからヴェアウルフを探す訳だが…ヴェアウルフってどんなやつ?」
「主?まさか…」
「うん、まったく知らない」
「はあ」
ため息つくと幸せが逃げるぞ、クロ
「誰のせいだと…まあいい、ヴェアウルフとは、名前の通り狼のような外見の魔物だ」
「あんな感じ?」
「そうそう、あんな感じ…って、あれだーーー!!!!」
「大きな声出すなよ、クロ!!まあ、クロを使っての初戦闘だ、いくぞ!!」
俺は素早くクロを抜き、ヴェアウルフの群れに突っ込む。
反応する前に手前の二匹を
ーーー斬ーーー
真っ二つに切る!!
ようやく反応した残りの三匹の内二匹を
ーーー轟ーーー
蹴り飛ばす。グチャリと嫌な音と共に残りの一匹もろとも吹き飛ばす!!
あとに残るは俺だけ。
俺は素早く剥ぎ取りをすます。…損傷が激しくあまり剥ぎ取れなかったが
「終わったな」
一息つきすぐさま次の群れを探す。
いくつかの群れを討伐していくうちにいつの間にか森の奥まで来てしまった。
だんじて迷子ではない!!ホ、ホントだぞ!?
さて、どうやって村まで戻ろうかと考えていたら
バッサバッサと何か音がする。ついで俺は大きな影に覆われる。
なんだ?と上を見上げると…
ドラゴンがいた☆