59.5-14話 レヴァティーン 〜 命名者:しらなかったの……? はーくんからはにげられない…….!!! 〜
そういえばセモリナ村はビアンカちゃん→未婚。フローラさん→二児の母とフローラ派大勝利なんですよね。関係ないですけど。
おっす! オレはーくん!
……うわぁ。
はっ! 大量のひかりをはなつナニカが天に昇っていったけど、そうじゃなくて剣──レヴァティーンは無事かな!?
……とりあえず、カタチはたもってるね。キズだってついてない。
でもなーんか、ちがうんだよねー?
なんだろ? 気配? 波動? 雰囲気?
なーんかさー、魔力を発してるんだよね? 魔力は基本的に魂魄が発する熱量だから……魂、実装しちゃった?
はなしかけると気配がうごく。コトバは理解してないけど、はなしかけたことに反応してるのかな?
やっぱり魂実装した?
レヴァティーンをにぎり、ためつしがめつ観察する。
まず魔力を産出している。これは魂をもっている証左か? いや、魂なく魔力を算出せる魔力炉なんてモノもある……それか? あるいは両方?
ちなみに魔力炉によって産出される魔力は、魂の発する魔力とは厳密にいうと別のモノだったりする。そもそも魔力という分類は近しいモノをまとめた大枠の呼名なのでそういうことも稀によくある。一部の専門用途でもない限り魔力は小分類を気にせずとも問題なくうごくので気にしすぎてもしかたないね。
つぎに算出した魔力を貯蔵している。魔力貯蔵器官──魔力庫をえている。
周辺から魔素を吸収し、蓄積している。こちらは魔素庫とでもよぼうか?
魔素とは自然が生み出す力、あるいは星の力、または世界のエネルギーなどといわれる力。別名:精霊気。
そして貯蔵した魔力と蓄積した魔素を合わせて、反応増幅させ、高次のエネルギーである龍気に昇華させる機関──龍気炉を備えていた。
つまり、レヴァティーンは放っておくと魔力を算出し、魔素を吸い集め、それを合わせて龍気をつくるような不良さなってしまっただか!?
ま、冗談はともかくとしてその魔力なり龍気なりをビームとして撃ちだすなり、刀身にまとわせて切れ味を高めたり、ビームを撃ちだすなり、剣の強化に使ったり、ビームと撃ちはなったりできるようになったんだ!
それにしても、なんか微妙に聖剣っぽくなったよね? 気のせいかな?
こんどは『魔氷』化してしらべてみよう、としたら勝手に魔力化してオレの魂魄に収納されちゃった。どうしよう。呪われた!?
あ、でもこれ『魔氷』とちがって状態が凍結してないで変化するみたいだ。
────おもしろいッ!!! あはっ! これを研究したらまた楽しそうだねっ♪
あらすじ
・枝打
・『中原式整頓術』
・『中原式最適化術』
未婚女子エルフたちに世界樹の服をさばき終えた。
『中原式目録術』での複製による増産するついでに『中原式整頓術』によってデフラグした手本も試してみて通常のものとの比較をはかってみた。
結果は『整頓術』済のほうが圧倒的に消費が少なかった。
それなら。と『目録術』の対象を『貯蔵過縮術』から『貯蔵圧縮術』に切り替えてみた。
その結果は高コストではあるもののそれでも十分使えるものになっていた。
品質を気にするモノを複製するときはこっちかな?
それにしてもなにがエルフさんたちをかり立てたのかな?
子供エルフは仲間はずれはイヤとか、フラウア村の子だけズルいとかそんなのだろうけど。
その辺をちゃっかり起きあがって配給に参加してたビアンカちゃんをつかまえてきいてみる。無駄に壁に追いつめて、にげられないよう、片手をビアンカちゃんの顔の横にとおして壁に手をつき、覆いかぶさるように身体で逃げ場をふさいだ。
これはオレとビアンカちゃんの体格がちかいからできたことであり、そうでなければとてもかなしいことになっていた。ちなみにビアンカちゃんより背が低いはーくんです。
ほおを染めて、目を泳がせるビアンカちゃんに顔をよせて質問しようとした。なぜか覚悟をきめたように目をつむってくちびるを突き出してきた。
オレは首をかしげたが、そのくちびるにそっとふれるだけのキスをして、質問する。ロリババアは顔を真っ赤にしていた。
質問をしてもなぜか支離滅裂な言葉を発するので解読に手間がかかったけど、なんとか質問の答えをえた。
なんでもエルフさんにとって世界樹はとてもとても大切で神聖な存在であり、エルフさん的に世界樹の素材の装備を装備するのはかなりのステータスであり憧れなんだとか。そして、それでつくったというその服を身にまとうことは、常に世界樹と触れ合えるような素晴らしいシロモノだとか、既婚者ざまぁ。──らしい。
ちなみに村長夫妻は素通しでした。彼らは既婚者じゃないのー?
壁ドン!




