47話 鳥居 〜 天使:兄、ミーおっきくなったの! 命名者:!? 〜
緑ちゃん出したし過去編の予定消化したな! よし、どこに着地させよう?
おくやみもうしあげます……はーくんだよ……。
こころがいたいよ……。
あらすじ
・はーくんパパになる!(決意)
・赤ん坊命名『緑』
・黒歴史発掘!
現在の赤ん坊……妹はすくすく育ち、今ではオレよりおおきくなった。
大きな 妖精ネーちゃんの名前にあやかり、すこやかにおおきく育って欲しいとは願ったけどさ……。
ちなみにネーちゃんは9/10スケールの 妖精であり、人間の大きさに換算すると170センチの身長になる、でかい。
牛乳を愛飲するはーくんでした……。
「ハル? 大丈夫?」
「え? ミルク飲みたい? ……授乳する? え、違う? 牛乳?」
「……牛乳? 駄女神を絞れば……え、違う? 牛乳?」
「なんでワタシに言うの? ……え、『死』でだせる? ど、どうやって?」
「……ええ? アレルギー? アナフィラキシーショック?」
「要するに体質に合わないと最悪死ぬ、って事?」
「アルファラクトアルブミン・ベータラクトグロブリン・カゼイン・アレルギー・アナフィラキシーショック!」
「よし! はいハル、ミルクだよ」
「……え゛、嘘!? また口に出してたの……!」
「あああぁぁぁんむー!?
「んん────ッ!?!?」
「……ハル?」
「ワタシの口に、いきなり指を入れるなんて、いったい何を考えてるの?」
「……え? オレの神の指は相手がむずがった時に咥えさせると鎮圧効果がある? 鎮静じゃないの!?」
「……しかも、それ赤ちゃんに対してだよね!?」
「……え? ミドリはたまに咥えてる? ええ……」
「『乳児』に『緑』という名前がつけられた」
「『青』なんだかと理由を言っていたが、髪の色から連想した名前なのは間違いないだろう」
「しかし、父親になると言ってどうするつもりなんだろうか」
「若干の不安はあるものの親元に連れて行けば良いのではないか?」
「そうワタシは思ったが伝える術はない」
「『青』の後ろ姿を見ながら悔しく思っていた」
「……え? 先導して道案内すればいいじゃないのかって?」
「……だって、 『青』とは顔を合わせない、と決めたんから……姿を見せたら顔を合わせてしまうよ……」
「ひゃん!? ななな、なに? なんなの?」
「ひゃぁ、ひゃへへ、ほっへふはははひへ! はおひはふへはひへー!」
「うう……ほっぺ伸びちゃうかと思った……」
「もう! なんなの!?」
「……え? ガバガバな屁理屈やめろ?」
「??? なんのこと?」
「なんなの? ……もう」
「どうするのかと『青』を見ていたら、突然歩き出した」
「どこにいくのかと思っていると」
「とりあえず休める場所を探そう、屋根のある空き家があればいいが……」
「そんな不自然な独り言を呟いた」
「ワタシに説明をしたのだろうか? 馬鹿な、隠れているワタシに気づいているのか──ひゃん!」
「もう! なんなの?」
「しばらく歩いていると次第に人の姿が見えるようになった」
「さらに歩くと人通りが多くなってきた」
「だが不自然なほどに『青』達は注目されない、霊体のワタシはともかく、赤ちゃんを抱えた子供なんて目立つだろうに」
「気配を紛らわせて認識をはずしてるんだ、オレが目立つとロクなことにならないから」
「疑問に思っていると『青』が独り言を呟いた……認識を外す?」
「……ん? 人は目に映るものすべてを意識していない、見たいものしか見ない、だから目立たない?」
「どういうことなの? ─。路傍の石ころと同じ? ああ、あのドラちゃんの秘匿兵装みたいな感じか」
「そうして、認識をされないのをいい事に住宅地の屋根の上に飛び乗り、屋根から屋根に飛び移って移動し出した」
「フリーランニングというものか? ──あ、パルクールか」
「人通りが煩わしくなったのかパルクールじみた動きで移動する」
「そうやって移動すると再び人が疎らになり、無人となった」
「途中、人払いの結界があったように思えたが気のせいだったのだろうか?」
「家が途切れたので地面に降り立ち、そのままの勢いで進んでいくと、前方に石段が見えてきた」
「人払いされたところに石段が──なんて明らかにあやしい」
「……が、『青』は躊躇う事なく駆け上っていった」
「少しは躊躇しなよ!? と驚きながらも『青』を追って行く……なんか結界を突き抜けたような感触がした」
「石段を登りきると、そこには……」
「大きくて真っ赤な鳥居があった」
「その口を観ると強い結界があり……」
「『青』はあっけなく素通りした」
「結界仕事しろ!?」
【悲報】男性が女児を抱えて高速で屋根から屋根に飛び去る事案発生【女児誘拐】




