33話 バニーさん 〜 命名者:今疲れているなら絶対に見ないで下さい。はーくんの顔でほっこりしすぎて、ほぼ100%その場で和んでしまいます。 〜
ババーがバニーに変身した!
你好、はーくんダヨ?(あやしいイントネーションで)
中華で挨拶したら、中華の気分になっちゃった! あぁ〜肉まんが食べたくなったな……あっつあつの肉まんが食べたい! 大阪語で豚まん食いたい! まんじゅうこわいな、こわいよぉ……。
そういえば、まんじゅうは饅頭と漢字で書くけど、由来は人の頭! かのコウメさんが川が荒れる度に人の頭を川に遺棄するのやめろ、って、ブタさんやヒツジさんのお肉を小麦粉の皮で包んだので我慢しろ! っていったのがはじまりだっけ? まんじゅう(の由来が)こわい!
アラン・スージー
・なんなんだアンタ。
・ヘブン状態!
・バニーさんだった!
これははーくんとかーちゃ──先生との馴れ初めの話だね……耳がモフくて、おっぱいが大きくておどろいてたんだよね……。
大きいおっぱいなんて見たことがなかったからカルチャーシャックを受けたね、うん。
当時は本当によくわからなくて、胸元が腫れてる、 ヤバい! とか考えてたし……しかたなかったんだよ! 妹も母親も姉もふくらみは無かったし、シーぽんにいたってはお肉がそのものがなかったんだから!
それにしても、幼はーくんの初ゼリフが『バニーさん』発言なのはどういうことなの……?
なんて少し不満なはーくんでした!
「その肉が、肉が、『幼児』を惑わすのか……もげろ」
「はっ! いや、大丈夫。今のワタシには肉がある」
「……大丈夫? 授乳する?」
「え? 乳房が膨らんでいれば出るんじゃないの? え、出ないの!?」
「嘘……」
「じゃあ、乳房は、乳房なんの為にあるの!?」
「……あ、うん……乳飲み子のためだね……うん」
「え!? 真っ平らでもいいの!? 起伏はいらないの!?」
「ええ……本当になんの為に付いてるんだろこれ」
閑話休題
「幼児の顔は見たものを気持ちを落ち着ける様な優しい顔立ちをしている、それは生きる為の、敵意を得ない為の、『生』の特性なのかもしれない」
「闇の強いものの多くは孤独である、孤独に耐えられず心折れそうな時にうっかり幼児の顔を見ると和んでしまうのだ」
「幼児の顔を見て、ああ……ワタシは一人ではないと思ってしまう」
「ある程度高位の『生』は大体似た顔立ちをしているのだが……本来の『生』は光の者であり、ワタシ達 闇の者は和むどころか荒んだ気持ちになってしまう、その光に焦がれ手に入らないと喘ぐ」
「『生者』とその『眷属』達は『生』よりも一層、光が強く決して相容れないと殺意を抱いてしまう」
「天気に例えるのなら、本来の『生』が快晴とすると、『生者』は白夜だろう」
「『生』は例えカンカン照りでピーカンだったとしても、やがて日は沈み、夜が来る……故相容れずとも棲み分けは出来る」
「だが、『生者』は昼も夜もなく日は空に登り沈む事はない、故 相容れず、かつ棲み分けも出来ない。だから殺すしかない、互いに認め合えないのだから」
「そして、幼児だが……なんというか『生』の残滓や光の気配を感じるもののそれ以上に闇の気配を感じる。だから、落ち着き、和む」
「天気に例えるのなら……木漏れ日?」
「え、木漏れ日は天気にじゃない? ……しかしなんと例えたらいいんだろうか、それは暗闇ではなく明るい、凍える事はなく温かい、だか眩しくて目を焼く事はなく、熱くてその身を焦がす事はない」
「闇の者にとってはいい具合の明るさだ」
「ゆえに、幼児を見て、触れてしまえはおしまいだ」
「ワタシはこうして離れられなくなり」
「あのうさ耳の女もそうなのだろう」
「幼児が目を覚ますと、女が自己紹介と事情の説明をしだした」
「女は『満月 輝夜』と名乗り、自らを薬師と言い、医者の真似事もしていると宣った」
「大きな車に轢かれたのだろうと説明し、傷が酷く欠損もあった、そのままでは後遺症が残り障害が発生する、故にとある薬を飲ませたと」
「薬の作用で傷はなくなったが、痛みは抜け切っておらず、血も足りない、薬の副作用もあるかも知れない」
「だから、しばらく帰すことが出来ないと言った」
「後ろめたいことでもあるのか若干早口で説明し切った」
「それを聞いて幼児は困った様な笑顔を浮かべ思案していたが、最終的には了承した」
「あからさまにホッとした態度を見せる女──カグヤ」
「何か企んでいるのか? いやいや、何のことはない」
「ただ単に幼児と離れ難かっただけだろう、ワタシは詳しいんだ」
「そして、カグヤは自らの説明は済んだと、今度は幼児に水を向けた」
あれ? 過去編(?)いつ終わるんですかね?




