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28話 GIFT 〜 命名者:過ぎたるは及ばざるがごとしと、まさにオレの事さ! 〜

なんか頭がまわらなかったんで、短めです。

 おはざっしゅ! か〜ら〜の! こんとん()! はーくんだよ!

 おはようございますを短縮(ちぢ)めた、おはざっしゅ! こんにちはとこんばんはを融合さ(あわ)せた、こんとん()……あは! どちらにしようか悩んだけど、この二つの使い分けで両方使えばいいんだよ! 勝ったよシーぽん、この勝負オレたちの勝利だ!


 それはそうと、気付いたんだよ! 知ってしまったんだよ! 『こんとんわ』だけど、発音はそれでいいけど、書き方は『こんとん()』だと! 知ってしまったはーくんでした!



前回のあらすじ

・『生』の欠片(カケラ)は能力の素。

・その名は異能(アビリティ)

・きをつけろ あらたな おおいなる ちから つかいだ !




「この世界には、概念(おおいなるちから)到達者(レベル5)が少なくとも1人いる事がわかった」

「だからといって、どうにかしなければならないという話ではない」

「この世界になにが起こっていても、ワタシには関係がないのだから」

「……うん? え、なんでそう思ったの……ああ、そうか説明が足りなかった」

到達者(レベル5)が力の欠片が、この世界の人々にわたり、10人に1人の割合で人々が超能力者になった……(ちらっ)」

「……あれ、〜〜(ほにゃらら)と名付けよう! ってやらないの?」

「────え、到達者(レベル5)!? え、『生』の『到達者(レベル5)』と紛らわしいから、そっちにコードネームをつけよう? え、そっち?」

「あ、うん……ハルが能力の方を考えるから、ワタシが『生』の『到達者(レベル5)』を考えるんだ……」

「じゃあシンプルに『生者』で! あ──確認はいらないよ、って感想は?」

「そっか、えへへ」

「あ、能力の名前決まったの?」

「『GIFT(ギフト)』?」

「贈り物、って意味だよね」

「それで合ってるけど、ドイツ語で読んでもいい、って?」

「『GIFT(ギフト)』……贈り物──神の祝福か、悪魔の毒か、ね……うん、いいね!」


「よし、10人に1人が『GIFT(ギフト)』持ちになったが、ハルが言うように『概念(おおいなるちから)』を砕いているわけではない」

「そもそも『幼児(ハル)』の件が特殊だっただけ」

「わざわざ砕かずとも欠片(カケラ)を作り出し、人に与える事が出来るはずだ」

「例えば血液を飲ませる、血肉を与えるなどか」

「とはいえ、状況を考えると不特定多数に無作為無差別に押し付けているように思える」

「ならば飲み水に混ぜるか、空気に混入するか」

「いや、到達者(レベル5)は『概念神』と呼ばれ……文字の通り神の(ごと)き者だ」

「故に媒体を用いず、直に祝福(ギフト)を与えられるのかもしれない……」

「『幼児(ハル)』は『異能(アビリティ)』を(使い物にならないが)複数所持しているが、これは例外である」

「ちなみに、『異能(アビリティ)』が特別という事ではない、もし『異能(アビリティ)』を受け渡せたとしても、やはり1人1つ限りで、能力もやはりそれぞれの形に変化するのだろう」

「うん? 『異能(アビリティ)』も『GIFT(ギフト)』も同じなのか、って?」

「どちらも『到達位階(レベル5)』の『概念(おおいなるちから)』から作り出されたモノ、だから大体のところは共通している」

「ならなにが違うのか? それは考えるまでもない、概念だ」

「別にとんちを言っているかけでもなんでもなく、ただ一つの違いにして最大の違いなんだ」

「それは何故か?」

「渡された(あるいは受け付けられた)欠片(カケラ)が魂魄に入り込み、そこに根を広げ発芽する、それによってなんらかの現象が起きる」

「その際に発生する現象はその概念に沿()った内容が起きる」

「『生』なら無病息災、不老長寿、安産のような偏った効果の能力となったり、死に瀕していたのに完全健康体へと変化する、などが考えられる」

「だが概念が謎である『GIFT(ギフト)』は発現する内容がバラバラで、概念の推測が出来ない」

「火を出す、水を出す、力が強くなる、凶暴化、空を飛ぶ、超能力者(サイキック)など本当にバラエティが富んだ内容なのである」

「これが一つの概念だとしたら非常に脅威である」


「さて、急にそんな能力者が大量に現れた世界とは、ひどい混乱を招くものだと思っていた」

「しかし、そうは思えぬほどに平和なのである」

「ニュースでも普通に能力者が出てくる」

「存在を認識していないわけではない」

「驚くほど潤滑(スムーズ)に能力者が受け入れられているのである」

「これはどういう訳なのか」

「実は時間の巻き戻りの影響なのである」

「まず記憶を持って巻き戻るのは『(ワタシ)』と『宿敵』だけである」

「それ以外の人類が巻き戻らない以上、周末毎に世界毎破棄されて消滅し、時間が巻き戻る……それで前周は完全になかったことになる」

「しかし、本当に人々はなにも残せなかったのか?」

「実はそうではなかった、世界の終わりに、人々は無意識に、僅かずつ経験を引き継いで行ったのだ」

「だから、失敗を重ねた『生』に失望したし、悪逆をなしてしまう『宿敵』を憎しみを重ねるし、バケモノオオカミは恐怖(こわ)い」

「そして、能力者には、周回毎に慣れて受け入れて行ったのだ、無意識的に」

「最近の周回では週の始まり毎に、能力者や凶暴化した動物に対応する法整備が急ぎ行われる」

「つまるところ。週を重ねる毎に常識が変化していったんだ」

GIFT(ギフト)

英語:贈り物

ドイツ語:毒

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