15話 逆行 〜 命名者:過去編はサラッと終わらせないと大変なことになるんだよ? 〜
話 が 進 ま な い !(もしかして:いつものこと)
ハロハローはーくんだよー?
シーぽんのはなし中にはおとなしくしてたい(願望)から、ちょっと息抜き中だよー?
高速思考と思考加速とあと精神論とか気合とかで、走馬灯よろしくなモードに入ってるから現実時間で1分もかからないで復帰できるかなー?
前回までの(シーぽん昔話)あらすじ
むかしむかし『宿木』世界に滅びがやってきた。
『生』の『概念』の到達者、殴りヒーラーさん(年齢性別不明)が立ち上がり、その力を振るい滅びを止めようとした、だが力足らずに滅びを一時的に留めることが精一杯だった。
その力を振るい滅びを遅らせてきたが、ついに限界を迎えた。
そして────
──うーん? こんなだったかな? 世界が裏返ったとは果たしていったい? かみんぐすーん……。
「ハル、聞いてるの?」
「気がつくと滅びが止まっていた」
「世界が救われたのか?」
「いや、それにしては様子がおかしい」
「景色が変わっている」
「知らない場所にいるのか?」
「ちがう、知っている」
「それは知っている景色」
「あるはずのない光景」
「それは、今この時には存在しない、喪われた過去の風景」
「そうか、時間が巻き戻っているんだ」
「なら来たる未来には同じく滅びが待っているのか?」
「来たるべき未来のためにワタシになにができるのだろうか」
「いや、霊体であるワタシは物に触れない、人目にも触れない……そんなワタシにはなにもできることはない」
「なら、他の人々はどうだ? 滅びを知りつつ安穏と暮らすことは出来ないはず」
「しかし、そうではない」
「人々に怯えも戸惑いも見られなかった……まるで滅びなどなかったように」
「いや、事実なかったのだろう──少なくとも彼らの記憶には」
「そう──もしかしたら、こうして過去に記憶を持ち越しているワタシが異端なのかもしれない」
「だがら、それがどうしたのだろうか」
「そもそもワタシは焦っていたわけではない、世界が滅びようともワタシには関係がなかったから」
「ただ、ワタシが生まれた目的を見つけるまでの暇つぶし、退屈しのぎに情報を集めていただけだった」
「そうして、情報を集めているとあることに気づいた」
「あるモノだけがこの過去にいない」
「『生』の到達者だ」
「そして、ワタシは生まれた意味を、目的を見つけてしまった」
「それは『生』の『概念』を持った、かの到達者──その代替品だ」
「その者はかの『到達者』には遠く及ばない力しか持たなかった」
「『生』に覚醒位階は存在しない、しかしその者は試練位階でも、知覚位階ですらない、資格位階」
「およそ一般人と変わりないソレを見つけたワタシは『死』の役割を知った」
「『死』は試練だ」
「『生』は位階が上がるごとに生きしぶとく、死に辛くなる」
「試練位階にもなると、およそ並大抵のことでは死ぬことはなくなる」
「本来、そんな試練位階の『生』が生まれた時、そこで『死』生み出される」
「だが、『死』が生み出された、その時にいたのは到達者だった」
「本来起きるはずない状況だった、ゆえに異常が発生した」
「試練位階以上で『死』が生まれるという条件式が組まれていたとしよう、到達位階は試練位階以上であり、問題なく挙動した」
「しかし試練とは何か? それは試練位階が乗り越えることを想定している、いや期待して存在している」
「おそらく試練位階は試練を踏み越えるとこにより存在しない覚醒位階を跳び越えて飛び越して到達位階に至るのが、正しい手順なのだろう」
「しかし現実はどうだ」
「最初から到達者が生まれて、無駄な踏み台が生まれた」
「当然のように異常った」
「先ほど能力者を山登りに例えたが、最初から高位階の者は生まれた場所が違うようなものだ」
「例えるなら駅の近所に住んでいた、山の麓に住んでいた、山の中腹に住んでいた、山頂に住んでいたというような感じで」
「閑話休題」
「本来、到達者で『死』が生まれる事はない──いや、想定していない」
「しかし、到達者は既に試練を乗り越えたと判定されるので、『死』がいることで問題は起こらなかった」
「だが、更に想定しない事が起こる。世界の時間が巻き戻る事だ」
「これは『死』が生まれた時間──いや、『生』が生まれた時間に巻き戻っているようだ」
「『生』が生まれた時に『死』も存在していたから巻き込まれたようだ」
「さて巻き戻った過去に存在したのはかの『到達者』には遠く及ばない代替品」
「資格者で『死』が生まれる事はやはり想定していないのだろう」
「長々と説明してしまったが、これが何を意味したのか?」
「それは『生』の試練とは降るかかる『死』に対処する事だ」
「『生』を認識した時点でワタシは『死』に自由を奪われてしまうようだ」
「詰まる所、ワタシの意思に関わらず『死』は『生』を手にかけてしまった」
「資格者では当然のように『死』に抵抗できず死んでしまう」
「やはり異常だったのだろう」
「そして、また世界が裏返る」
「この世界は『生』の存在を起点として時間を繰り返している」
「このことを確信するまでに、どれだけの『生』を手にかけてしまったのか」
「それと、もうひとつ。『生』は過去に戻るたびに違う存在に切り替わっているようだ、それの多くは当然の資格位階だった。 ──そして当然のように到達位階は生まれない」
「一人目が異常だと、後々まで差し障るのだろうね」
『宿木』は時間がループしているので、現代日本人が召喚されまくっても大きな問題にならないというかそれどころではなかった説。
なお召喚された人が世界に戻っても……という鬱話が画面裏で行われている模様。




