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7.5話 起床 〜 死神:こころ、よめないの。ワタシ、だけ? 〜

なんかシーぽんのキャラが薄い……。

 目を覚ました。まあ目は開かないのだけど。

 膝枕されている、胸が視界をさえぎって相手の顔が見えない。

 しかしオレの持つ心眼スキルを使えば相手の顔を見ることができる。実をいうと眼を介して周囲を認識しているわけじゃないから、わりと自由な視点を持つことが可能らしい。

 それに気づかなかった今までは視野の範囲の、それも見ようと思ったものしか見えなかった。

 しかし今は違う、実際の視野にとらわれずに全周囲認識可能、真後ろに死角があるなんてこともない。

 これでオレが忍者だったら最強を自称できたのに……。

 他にも遠見や鳥瞰(ちょうかん)することもできるようだ。

 はーくん、ちょうかんってなんなの?

 それはね俗にいう鷹の目の事だよ。

 なんとなく豊穣神の(オシリ・)観測眼(ウォッチャー)関係(シナジー)してそう。

 温泉でものぞいておしりをウォッチしろと?

 それに透視もできる、一つ二つの障害物をよけて対象を認識できる。

 なぜか豊穣神の(バスト・)観測眼(スカウター)が関与してしていると確信している。

 スカウターはスカウトしてるみたいなニュアンスだから、斥候・偵察しているという意味。

 邪推すれば盗み見しているということだ。

 つまるところおっぱいを服の上から盗み見る用途だろう。



 豊穣神の(バスト・)観測眼(スカウター)

 でも好きなんでしょう? そういうの。



 いや、オレは生おっぱい参拝するのなら、のぞくよりぬがせる方がいいな。

 そもそも好きでもない人のおっぱいを見て何が楽しいのか? これがわからない。

 オレはただのおっぱいが好きなのではない、好きな人のおっぱいが見たいんだ。そこに大きさは関係ない。

 いや知らないおっぱいに美しいとか形がいいとかは思うけどそれだけだからね? 芸術鑑賞と官能目的は別だからね。


「あの……ハルさん、おはようございます……」


 あっ。

 ※この思考は女神さまに監視されています。

 ああ、女神さまが見てる。

 見せてんのよ。言わせんな恥ずかしい。


「ハルさんは、わたくしが……その、服を脱いだら嬉しいですか?」

「女神さま自分を大事にしてね。おはようございます」


 恥じらいながらもそういう女神さまは眼福だけど、意味もなく服を脱がせるとか……。


「そうです女神ヘルブラウ、そこは一緒にお風呂と誘うところです」

「そうだね、おフロなら服を脱いでも不自然じゃないよね!」

「や、ハル。それで、納得、しないで」

「え、服を着てお風呂? それとも水着着用の上で混浴ってロマンがないよ?」

「おフロから、離れて。ロマンが、ないなら、入浴剤でも、入れて」

「バスにロマンが……」


 なるほど、にごり湯は少年誌(読者サービス)のつよい味方。わかります。


「異世界でお風呂に拘る、それもまたお約束(テンプレ)かと」

「テンプレより天ぷらが好きだな。うどんに乗せてかーさんに食べさせるとおいしい。ヴィオラにシーぽん、おはよう!」

「最愛のマスターにリアクション芸を強いられる母君、強く生きてください。マスターおはようございます」

「や、ハル。おっは」

「あわわ、会話に口をはさめません」


 女神さまにはよくわからない話題だったのかな?


「やーい、ぼっち。駄女神、まる」

「やーい、脱ぎたがり女神ヘルブラウ、ドットコム」

「やーい、やーい。女神さまかわいい、あっとまーくしーおーどっとじぇーぴー」

「や、やーい、ハルさん助けてください、>_<;」


 女神さまそれどうやって発音したの?




 やあ、改めましてはーくんだよ。

 ふて寝して気を取り直したオレは女神さまの膝枕(フトモモ)からおきあがる事にしたんだけけど。


「ハルさん……ハルさん……行かないで」


 女神さまはかなしそうにして、オレの頭に手を置いて(添えるだけ)る。

 もっと膝枕したいみたい。


「ハル、ハル。ここ、ここ!」


 シーぽんは仮面にフードで顔をかくし、さらに左手を顔の前にかざしてかくしている。

 女の子座りした彼女は右手で自分の正面をたたいてアピールしている。

 オレに背後から抱きつきたいようだね。

 白いビキニにつつまれた褐色のEカップがまぶしい。


「マスター、いらっしゃいませ」


 ヴィオラが正座して、フトモモをたたいて合図している。

 縦膝枕か膝の上に乗せて抱きしめたいのか。

 それにしてもなんでメイド服を着てるんだろう。


従者(メイド)の嗜みです」


 ナチュラルに思考を読まれた件。別に(オレに)見せる用だから良いけど?


「そちらも従者(メイド)の嗜みです」

「洞察系の読心かな? オレもスキルで持ってるけど」

「それもあります」


 それもって……。


「マスター、メイドもそうですが、メイドロボも力強い人気を誇るヒロインです。はわわ、えっちなのはいけないと思います」

「まぜんな」


 ※あまりな言動に口調が乱暴になったことをお詫び申し上げます。


「そして私はかのドラさんに心を持ち人に寄り添うロボットのなんたるかを学びました」

「へえ?」

「即ち、頼めばやらせてくれる感じです!」

「あやまれ! ドラさんにあやまれ!」

「しかし私は謝りません、今言ったことが事実と信じているからです」

「あ゛あ?」

「申し訳ありません!」

「あ、謝りました!?」

「もう、謝った、の。はやい!」



 閑話休題(リテイク)



「メイドもそうだけど、やっぱりヴィオラが人の姿をしてる事が感慨深いから?」

「もうなんですか、それは……。マスター、そちらだと話し辛いでしょう、こちらに来なさい、いろいろと報告もあります」

「え、うん」


 女神さまの膝枕から起き上がり、


「あぁ、ハルさーん……」

「ナイン……やられた……!」


 なんて声が聞こえた、女神さまに手をふってヴィオラのもとへ……はて別に話し辛いようなでもないような? シーぽんのいうナインとは一体?

 視てみれば2メートルくらいの感覚で三角になる感じに3人が座っているのがわかる。

 変なの、と思いながらヴィオラの前についた。

 と思ったら、とてもすばやい動きでヴィオラの膝に座らされ抱きしめられたオレがいた。身長差があるせいかあすなろ抱きみたくなってる。


「ああ……人の姿を得たとはいえ、マスターを乗せたこの状態が私は好きですね。やはり私はマスターの乗り物なのでしょう」

「乗り物……ってヴィオラはどっちかというと乗り物(スーパーロボット)だよね」


 ん? あれあってるのか。


「私とマスターは二身一体……出会った頃を思い出しますね」

「二人だけだったのはホントに最初の時だけだ、あとはネーちゃんもいたんだけどなぁ……」


 ネーちゃんは、耳元でどなる(ポジ)です! って言ってたね。

 ヴィオラとあとシーぽんは、ネーちゃんと聞きビクリとしていた。なんでネーちゃんってみんなにおそれられらてるんだろうね?


導師(マスター)グリューネ……!」

「師匠……!」

「え? え?」


 なお女神さまは状況が読めないのかあたふたしていた。かわいい。


 と、そこでオレにとってとても聞き覚えのある声が脳内に意識に響く。


<はっくんはっくん、おねーちゃんなんか求められてる感じです?>


 こいつ直接脳内に……。(挨拶)


<Fチキください!(挨拶)>


 あ……ごめんなさい。それないんですよ。


<ガーンです……出鼻をくじかれたですよ>

シーぽんははーくん以外にあまり関心がないので、名前がうろ覚え。実は閑話1でも微妙に間違えてます。

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