表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/6

第四話「地味男」

コウタはいつもどおり

アーケード店でノヴァをプレイしていた


「どけよチー牛、俺たちの縄張りに土足で踏み込んでんじゃねぇ」


「家でママのおっぱいでも飲んでろ」


「うぐっ…」


店内に少年たちの怒鳴り声が響いた


弱々しい少年を足蹴にしてる少年の肩を掴み、コウタは言った


「おい、何やってんだお前ら」


「あぁ?んだてめぇ、気安く触れてんじゃねぇ

ぶっ殺されてぇのか」


コウタは少年たちに囲まれて格闘家のように構えた


「なんだこいつ、マジでやる気だぜ」


「3対1だぞ?そんな小さくてヒョロイ体でよぉ…」


「俺たちボクシングかじってんだぜ?」


「せいぜい鼻水垂らして

お母さんに泣きついてな!!」


少年たちは拳をゴキゴキと鳴らし、コウタに殴りかかった


《史上最年少、ボクシング全階級制覇、ボクシング世界王座制覇、PFP不動の一位、U○C全階級制覇アジア初の王者、キックボクシング世界王座制覇、佐々木財閥御曹司 佐々木コウタ》


コウタは回転蹴りで少年3人の首元を蹴り、失神させた


『よいか、コウタ

どんな時も格闘技で人を攻撃してはならない

格闘技は暴力の道具ではないのだ』


『今日未明、面識のない男性に暴行を加えたとして自称格闘技顧問の男が逮捕されました

調べに対し男は「ガンを飛ばして来たのでカッとなって殴った」などと容疑を認めているということです』


「師匠…」


コウタは弱々しい少年に手を差し伸べた


「大丈夫か?怪我は?」


「うん、ありがとう

君すごいね…」


少年の手を掴み、起き上がらせるコウタ


「コウタくんだよね

女の子達が君の話題で持ちきりだよ」


少年はぎこちない笑顔を見せながら

そう言った


「ゲームが好きだなんて意外だな

まさか君もその、オタクだったなんて」


「?」


「僕は倉田、倉田義和(くらだよしかず)、みんなからは地味男(じみお)って呼ばれてる」


「僕は佐々木コウタ、佐々木財閥の御曹司だ」


「ふふ、よろしく。ノヴァが好きなんだね」


「知ってるのか?」


「僕もやってるからね

下手だけど」


「いくつだ?ランクは」


「Dかな…」


「そうか」


コウタと倉田は少ないやり取りを交わした後

連絡先を交換し、その場は一旦別れた


後日、二人はスマホでやり取りを交わした


「君は女の子を好きになったことはないのかい?」


「あー、あんまり意識したことないかも」


「ふふ、恋って難しいよね…」


「僕も好きな人がいたんだけどフラれちゃってね…小春ちゃんって言うんだけど…」


「小春?あんなの好きになる価値すらないぞ」


「ふふ、君はやっぱりすごいね」


倉田は電話腰に笑った


「そういえば君は僕のランクを気にしていたね」


「?」


「ノヴァ、上手くなりたいのかい?

友達に上手い人がいるから紹介しようか?」


「いいのか?」


「助けてくれたお礼さ」


コウタは倉田の紹介で、ある家の前へと案内された


「ここに強い奴がいるのか?」


「うん、すごく強いよ、Bランクだ」


コウタは期待に胸膨らませて

インターホンを鳴らしたーーー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ