入局
ーー合格した!!、これでひと段落だ!!!
俺は武 健、国家公務員の中のエリート中のエリートである異能管理局に合格した。
異能管理局は、ここ10年で設置された内閣府の外局。異能管理局という文字通り“異能“と呼ばれる超能力?を取り締まる組織だ。
明日から、早速登局しなければならないらしい。
<翌日>
俺はいつもと変わらずに朝のルーティンを終わらせて、朝一の電車に乗って、霞ヶ関に向かった。
人生初の始発の電車。空いているイメージがあったが案外混んでいた。
そして数駅先のハブ駅で地下鉄に乗り換えてやっと着いた。これがこれから毎日続くのかと思えば頭が痛くなる。
合格発表と同時に記載された、中央省庁が集まってる第三合同庁舎に向かうと「異能管理局本部」と書かれた標識を目印にして、とうとう扉の前に着いてしまった。
扉をガチャって開けると目の前にはいかにも真面目そうなオフィス風景が広がっていた。
「武 健です。今日からお願いします!!!」
俺は中学校からずっと柔道をやっていたこともあり、腹から声を出すことに慣れていた。
俺は心の中で、これは決まったなと自負したが、まさかの反応だった。
「うるさい。耳に来るから静かにして。
俺は「(初対面の印象値終わったー)」と思った。
「まぁまぁ石見くん。彼は今日が入局なんだ。」
「わかりました。」
彼女は気を尖らせて、俺のことをギョッと睨んできた。
「ごめんね、彼女はあの一件から。。。」
「監視部長、それ以上私事に踏み入れられる筋合いはありません。」
「おっと、すまないすまない。まぁ彼女の言葉にかなり棘はあるが、決して悪い人じゃないんだ。
そういや、自己紹介がまだだったね。私は、田部 祐一階位は管理部長。
よろしくね武くん。」
「はい、よろしくお願いします!」
今度は声のボリュームを下げて、返事をした。今度は潮波さんに睨まれなかった。
「ゴホン、さてあともう1人ニューフェイスが入ってくるはずなのだが、、、。」
「ガチャ」
「すみません。遅刻しました。」
「おやおや初日から早々遅刻するとは中々に大物だね。長木くんだっけ?」
「あっすみません。長木 龍平です。よろしくお願いします。」
「これで全員揃ったね。じゃあ改めましてこれから西部の管理本局に向かおうか。移動用のヘリはもう来ている。
。」
「ここが仕事場じゃないんですか。」
「そうか、まだ言ってなかったね。ここは事務局。他の省庁や政府に出す報告書を扱ったりするや、許可書や申請書を発行するところ。西部の管理本局は異能を持った人たち異能力者を直接監視、取り締まる部署。まぁ詳しい話はついてから説明するよ。じゃあ行くよ。」
僕たちは第三合同庁舎の屋上にあるヘリポートに向かった。
「管理部長!準備は整っています。」
「わかった。じゃあみんな足元に気をつけて。」
ぶーーーーーーーん(ヘリコプターのプロペラが動く音)
「こちらK-1、今から本局に向かう。」
「k-1、コピー。」




