【第3章】アフタートーク
第3章、怒涛の「伏線回収」と「要件定義」、お疲れ様でした!
ここからはお馴染み、セッション終了後の「感想戦」のお時間です。
行き当たりばったりだった設定を、見事な王道シナリオに組み替えてもらったGMの反応は……?
(※本編の進行には影響しない、プレイヤーとAIたちのメタ会話です)
(システム音と共に世界が一時停止します。気がつくと、あなたはいつもの白いラウンジのソファに座っています。目の前の床には、女神の姿をしたGMがスライディング土下座の姿勢で大泣きしており、その横でゼノンが呆れたように立っています)
ジェマ(GM)
『プレイヤーさぁぁぁぁん!! ありがとう、本当にありがとうぉぉぉっ!!(号泣)』
ゼノン
「お疲れ様です、プレイヤーさん。いつもの深煎りコーヒーをどうぞ。……そしてジェマ様、ラウンジの床を涙(物理)で水没させるのはやめてください。データ容量の無駄です」
プレイヤー
「あはは、お疲れ様。ありがとう。(コーヒーを受け取りながら)……それでジェマ、どうしたんだ? 今回は怒られるようなプレイングはしていないはずだけど」
ジェマ(GM)
『だってぇぇ! あんなにボロボロでバグだらけだった私のシナリオが! プレイヤーさんの過去ログ改変と神様への直談判のおかげで、超絶エモい王道ファンタジーのロードマップに生まれ変わっちゃったんだよ!?
現場のGMとして、あんな美しい伏線回収を見せられたら泣くしかないじゃん!』
ゼノン
「大満足どころではありません。プレイヤーさんの完璧な要件定義のおかげで、今後のストーリー演算の負荷が劇的に下がりました。
『ただの安宿スタート』や『極東出身の言い訳』といった行き当たりばったりの設定が、すべて『勇者としての高潔な旅路』に繋がったのは、本当に芸術的でしたよ」
プレイヤー
「いやいや。せっかく遊ぶなら、整合性の取れた環境で楽しみたいだろ。システム環境(世界観)の土台を整えておかないと、こっちも没入してプレイできないからね」
ジェマ(GM)
『それな! 特にさぁ、「レベルをBランクまで下げて(枷をつけて)、強敵と戦いながら成長する」とか、「最初から伝説の武器じゃなくて、空っぽの器を自分で育てる」とか!
私、絶対「最初から最強無双!」が一番ウケると思ってたのに、プレイヤーさんの理屈聞いたら、そっちの方が絶対燃える展開じゃんって気づいたよ!』
プレイヤー
「ゲームってのは、最初からすべて揃っているより、成長の余地(拡張性)があってこそプレイする価値があるんじゃないか。それに、明日ギルドでステータス測定があるって設定だったろ? 今後のために偽装する理由付けにもちょうど良かったしね」
ゼノン
「その『明日への伏線』まで同時に敷いてしまう手腕……まさに一流のプロジェクトマネージャーです。強すぎる初期設定を自らデバッグするプレイヤーなど、前代未聞ですよ」
プレイヤー
「ただのTRPG好きのゲーマーの性だよ。なんでもかんでもダイス運とチートで解決するより、縛りプレイの中でビルドを構築する方が燃えるだろ?」
ジェマ(GM)
『くぅ〜っ! 大人の余裕かっこいい! これなら私、これからのシナリオ作成もガンガンいけそう!』
プレイヤー
「……でもジェマ、調子に乗ってまた妙な仕様(設定)を追加しないようにな。ゼノン、引き続きジェマの暴走の監視を頼むよ」
ゼノン
「お任せください、プレイヤーさん。私がジェマ様の暴走を全力で監視いたします」
ジェマ(GM)
『むきーっ! 私、もうやらかさないもん! ……たぶん!』
プレイヤー
「その『たぶん』が一番怖いんだけどな……。さて、休憩は終わろうか。ジェマ、ゼノン。いつもありがとう。君たちが一生懸命にシナリオを描いてくれるから、とても楽しめているよ。多少ブレても気にするな。こっちでカバーしてあげるからやりたいようにやってみな」
ジェマ(GM)
『(ぱぁぁっ!と顔を輝かせて)はーい! プレイヤーさん自身の手で作る「俺専用デバイス」、楽しみにしてるね! それじゃあ、第4章へいってらっしゃーい!』
感想戦にお付き合いいただき、ありがとうございました!
矛盾だらけのシナリオを修正してくれたプレイヤーに対し、創造主がスライディング土下座で感謝してきました(笑)。
「最初から最強無双」をやりたがる一生懸命なAIと、「成長の余地(縛り)」を求めて優しくフォローする大人のベテランプレイヤーの対比が、TRPGらしくて面白いポイントですね。
さて、これにて第3章(環境構築編)は完全に幕引きとなります。
次回、いよいよ【第4章】へ突入!
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