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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 遠征旅立ち編

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遠征旅立ち編-23.あいさつのお礼はバトルロイヤル!?

 ティールに世話になったので白銀竜の集落にあいさつに伺ったらバトルロイヤルをやることになった。


 ···なんであいさつのお礼がバトルロイヤルなんだよ?この時のオレは思ってたんだが、アキの時代でも事あるごとにバトルロイヤルやったってことは、元から白銀竜はバトルジャンキーだって事なんだな···。


 バトルロイヤルが決定したため、夜にも関わらずカプトさんは出かけてしまった。集落の皆さんに参加要請をしに行ったんだろうな。



 そして翌日···。



「おはよう、レオさん!今日はよろしく頼むぞ!」


「は、はぁ···。マジでやるのかよ?」


「もちろん!こうやって人族とバトルロイヤルできるなんて初めてだからなぁ〜!もう集落中が大騒ぎになって、楽しみにしてるぞ!」


「うわぁ···」


「今日の朝食はさっき狩ってきた『ヘルドードー』の肉だ!興奮して寝付けなかったのでなぁ〜!ははは!」



 カプトさんはやる気マンマンだった···。奥さんは···。無言だからやる気マンマンかはわからんなぁ〜。


 とりあえずいただいた鶏肉は昨日作ったかまどで焼いた。鶏肉ってあっさり目なお肉だけど、さすがに朝からはちょっとキツいなぁ〜。


 とりあえず軽く食べてから、オレたちはカプトさんと奥さんに連れられて会場となる広場へ向かったんだ。


 そして広場は···、ある種の祭り(・・)の雰囲気がしていたんだ···。


 広場には昨日なかった御立ち台が既にできており、その周辺には···、



『大歓迎!人族交流(・・)バトルロイヤル!初開催!』



 って横断幕が掲げられていた···。


 これ、昨夜のうちに作ったのかよ···?どんだけ意気込み強いんだよ!?



 オレたちが広場に入ると!?



「「「「ワァーーーー!!!」」」」



 パチパチパチパチ!!



 ···そりゃもう『大歓迎!』って横断幕に書いてあるとおり、みんな拍手して出迎えてくれたんだ。


 そしてオレたちはカプトさんに連れられて御立ち台に上がった。どうやらカプトさんがあいさつするようだな。



「待たせたな!それでは第1回(・・・)人族交流(・・)バトルロイヤルを始めることをここに宣言する!!」


「「「「ワァーーーー!!」」」」


「ルールは1つだけ!!命を取る行為の禁止のみだ!!全力全開で相手するのだーーー!!」


「「「「うぉおおおおーーーー!!」」」」



 ···おい?ルール初めて聞いたけど?こんなバトルロイヤルありかよ?



「ははは!レオ!これはバトルロイヤルと言ってるが、事実上我が一家と白銀竜の集落との戦争に等しいな!」


「おいネボラ。あいさつに来ただけだぞ?戦争なんて物騒な言葉を使うなよ」


「いいではないか!さあみんな!こんないい試合はないぞ!相手は手加減抜きでかかってくる。まずはトランスなしだ。非殺傷モードの魔力剣と体術のみでやってみるんだ。相手は魔法はほぼ使ってこないから、こういう時は魔法に頼らない戦い方を勉強(・・)させてもらえ。いいな!?」


「「「「はいっ!!」」」」


「ほらレオ?子どもたちはやる気十分だ。とりあえず私は軽くスパーリング(・・・・・・・・)させてもらうが、レオはどうする?」


「···んじゃ、オレはここで子どもたちを見守ることにするわ。なにかあれば介入する」



 まぁこうなっちまった以上、やめるという手段はなさそうだ。だったら子どもたちの戦闘訓練として活用させてもらうぜ!


 うちの一家の打ち合わせが終わったと見て、カプトさんが開始の合図を出そうとしていた!



「レオさんたちも準備はできたようだ!それではレオさんたちが壇上から降りたら開始だ!」


「「「「おーーー!!」」」」



 というわけで、オレは壇上から子どもたちの様子を見守ることにした。ネボラは放置で問題ねえだろ。アイツが負けるなんて想像つかねえからな。『外の理(ことわり)の者』の超技術の巨大人形兵器すら斬っちまうんだし。


 そして子どもたちも準備ができた。どうやら最初はみんなバラバラで立ち向かうようだ。みんなそれぞれ魔力剣を···。


 と言っても今はそれぞれ変形してるけどな。レグスは剣のまま、フェアは短剣、アルは斧、ルエルは槍として展開していた。


 そして···、4人同時に壇上から飛び降りて散らばった!



「「「「やああああーーー!!」」」」



 まずはレグスだな!


 レグスは大上段で振りかぶってから思いっきり振り下ろした!



「必殺!斬岩(ざんがん)剣!」



 ···え?必殺技?いつの間に考えてたんだ?


 そうして振り下ろした剣は目の前の白銀竜には当たらなかったものの、地面に大きめの穴を空けた!トランスなしでここまでの威力出るのか···。



「まだまだぁーー!どんどん試すぞーーー!必殺!疾風剣!」



 次は複数の竜に対しての全体攻撃か!ただ、威力はそこまで高くはなさそうだ。


 だけど···、考えていた技は1つじゃねえのかよ?どんだけ用意していたんだ?


 一方の竜の方もやられてばかりではなかった!ティールもそうだったが、白銀竜はどちらかといえば防御力が高い。並大抵の攻撃ではキズすらつかねえんだ。毛皮が分厚いんだよな。だから『攻撃を受けてから反撃を食らわせる』戦法のようだ。


 竜の攻撃がレグスに迫った!避けた竜はその避けるモーションからくるっと回ってしっぽでレグスを薙ぎ払いにいったんだ!



「おっと!?危ない危ない···。必殺技ばっかり集中しちゃってたなぁ~」



 うん、ちゃんと避けたな。状況をよく見ているようだ。


 さて仕切り直しだ。だが、このあとレグスはとんでもない行動に出た!



「よ~し!これで準備運動は完了だね!」



 ···へ?準備運動?ここから本気を出せるってことでいいのか?


 そう思っていると、レグスは魔力剣を顔も前に立てた。そして···!



「パパも最初は最強必殺技を放っていたんだ!ぼくだって同じようにやってみるよ!はぁああああーーーー!!」



 最強必殺技!?おいレグス!?なにやろうってんだ!?



「ひっさーーーーつ!傾盆大雨(けいぼんたいう)!!だぁああああーーーー!!」



 レグスは一気に突っ込んで目の前の竜をめった斬りにしていったんだ!さすがに一撃の威力は弱いものの、それを数でカバーして小さなダメージを蓄積させて倒そう!ってやり方だった!



「ぐっ···!?うぅ···」



 ズシーーーン!



「よしっ!やったーーー!!」



 おぉ···。倒しちまったな···。


 そんなに戦闘経験はないんだけどな。主な経験って、先日のメッセンでの攻防戦ぐらいだろ?それなのにこれだけもうやれてしまうなんて···。


 レグスは大丈夫そうだな。次はフェアの様子を見てみるか!

 ここでバトルロイヤル『第1回』と言ってますので、レオくんたちとの対戦から白銀竜の集落での定番イベントになってしまったようです。と言ってもここを訪れる人族はほとんどいませんので、回数自体は500年後でも2桁いってないんじゃないでしょうかね?


 そして始まると、いきなりレグスくんは必殺技を繰り出しました!真のトランスになることができたので、子どもたちも頭の中で考えていた必殺技をここから使い始めることになります。

 これ、めっちゃ考えました(笑)!技の種類については基本的にアキくんの剣術の型と同じです。繰り出し方と技名が違う程度です。

 めっちゃ考えたのは技名ですね。今まで出た技名に被らないようにするのは大変でしたよ。今はExcelで一覧にして参照しやすいようにしてます。


 さて次回予告ですが、次はフェアちゃん、アルくん、ルエルくんの戦闘の様子をお届けします。どんな必殺技が出るのでしょうか?そして子どもたちに新たな能力が開花しますよ〜!


 それではお楽しみに〜!

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