家族編-1.赤子を背負って魔獣退治!?
日中に予告なく投稿したキャライメージはいかがでしたでしょうか?作者はお気に入りでして、ニヤニヤしながら眺めております(笑)。皆さまにも気に入っていただけると嬉しいですね~!
本日よりレオの追憶家族編全14話が始まりますよ~!
話は少し戻り、オレがネボラと結婚して最初の双子の赤ちゃんが産まれた。
男の子はレグス、女の子はフェアだ。
レグスはオレの髪の色を継承して金髪、フェアはネボラの髪の色を継承して銀髪だ。2人とも神狼族なので丸っこい犬耳とかわいいしっぽが生えている。
そして今、ネボラのおなかには早くも双子の赤ちゃんがいるんだ。
レグスとフェアを出産してすぐにまた妊娠しちまったんだよ···。ホント、ネボラは気が早すぎるぜ···。出産終わってすぐにまた『また子作りだ!』って言ってたんだよ。まぁ、おそらくは早く出産して現役復帰したい!ってのがあるんだろうなぁ~。
というわけで、当たり前なんだがネボラは魔獣退治はまたしばらくはお休みとなった。産休中は散歩したり筋トレして体を維持してるんだよ。あんまり動いちゃダメなんじゃねえのかよ?まぁ、子どもは神狼族確定で強いからいいのか?オレ、赤子から人生始めたわけじゃないから知らんけど···。
この間、オレとティールだけで魔獣退治やったり遠征しに行ったりってなるわけだが、遠征は主にティールが行くことになったんだ。
『レオはこの子たちの親なのだ。レオがあんまり家にいないというのは子育てとしてはよくないんだぞ。俺様に任せておくのだ!』
って気を遣ってくれたんだ。まぁ、あいつはドラゴン族だから空を飛べるし行動範囲が広いから適任ではあるな。
なのでオレはネイレ近辺で魔獣狩りだ!ところが!!
「あー!あー!」
「ん?どうした?レグス?」
オレが狩りに出かけようとすると、レグスがはいはいでオレに寄ってきて足にしがみついてきたんだ。
「あー!あー!」
「おいおい···。レグス?パパは今から狩りに出かけるんだ。邪魔しないでくれよ」
「あー!あー!」
「おい!いつまでも足にしがみつくなって!寂しいのかよ!?ママのところにいなさい!」
「うー!うー!」
オレがレグスをつかんでもレグスはオレの足を離そうとはしなかったんだ···。どうすりゃいいんだよ···?
そう思ってるとフェアに食事をさせていたネボラがこう言ったんだ。
「もしかしたら、レグスは一緒に狩りに行きたいんじゃないか?」
「は?レグスはまだ立てないだろ?連れてなんて行けないし、危険すぎるだろ」
「私が散歩に連れて行く時に使う抱っこひもがあるわ。それでレグスを背負って狩りに出かけたらいいのではないか?」
「冗談言うなよ!?赤子背負って魔獣退治だぞ!?危険すぎるって!」
「当たらなければ問題ないではないか?今のレオならそれぐらいは余裕だと思うが?」
「お前も結構無茶言うな···。レグス?本当にパパと狩りに行きたいのか?」
「あー!!」
「マジか···」
「ははは!さすがレオの血を引いてる神狼族なだけあるな!さあ!このひもで···、これでよし!気を付けてな!」
「気をつけなきゃいけないことを増やすなよ···」
「ほら!さっさと行ってこい!でないと今度はフェアも一緒に行きたい!って言いだすぞ~!」
「わかったよ!レグス?危ないんだからおとなしくしておけよ?」
「おー!」
そんなわけで、オレは前に無限収納リュック、そして背中にレグスを背負って魔獣退治に出かけることになったんだ···。
まったく···。買い物とかならまだしも、赤子背負って魔獣退治なんて前代未聞じゃね?これを思いつくアイツも大概だけどさ···。
そして門に着くと、門兵からも心配されたんだ···。
「え···!?レ、レオさん···?今からいつもの魔獣退治ですよね···?背中の赤ちゃんは···?」
「···言うな。オレだっておかしいって思ってんだから···」
「あー!!」
「あ、どうも···。赤ちゃんからあいさつされるとは思わなかったなぁ~。マジで気を付けてくださいね?」
「わかってるって···」
さて、国の外に出た。
国の周辺についてはおっちゃんたちが退治してくれている。だから、オレは国から結構離れた集落とかの周辺や普通の人じゃ入れない奥地とかの魔獣を退治することにしているんだ。
まぁ、ある程度は住んでいる人たちにもやってもらわないとな。ネボラも言っていたが、オレに頼りっぱなしだと自分たちでやろうなんて考えなくなってしまうってな。
今のオレはトランス状態で走っている。
「あははははは!!」
「レグス?楽しいのか?」
「あー!」
「結構速いのに大丈夫なのか···。そんじゃあ木の上を跳んで行くか?」
「あー!」
どうやら大丈夫そうだな···。そんじゃあもうちょっと飛ばすか!
ぴょん!と飛び上がって木の上を大きくジャンプしながら先へ進んでいく。
「キャッキャッ!」
どうやらレグスは楽しんでるようだ。赤ちゃんの時からある程度は慣らしておくといいかもしれないな。
ちなみに今日の目的地はネイレからかなり北にある山だ。どうもここで最近深夜に何かの光がよく見えるんだとさ。
おそらく上位の魔獣だ。ある程度の知能を獲得すると魔法を使い始めるので、普通の兵士とかだと相当犠牲が出ることを覚悟しなきゃならないぐらいなんだ。
まぁ、オレもアイツもそういった魔獣を狩るのが得意だからな。ここはオレの出番ってわけだ。今回はレグス背負ってるってのがハンデになっちまってるが···。
そして目撃情報があった山に着いた。
「ゴアァアアア!!」
おぉ~!結構デカイな!レックスデラックスって言う魔獣だったな。今は知っているがこの時はどういった魔法を使うか?なんてのはまったく知らなかったんだよな。
「キャッキャッ!」
「え?レグス?怖いんじゃなくて興奮してんのかよ···」
レグスはどうも興奮している様子だった。抱っこひもで背負ってるから表情は見えないんだけどな。声は非常に楽しそうなかんじだ。
普通の人だったら魔獣見たら恐怖しかないんだけどな···。やっぱ神狼族だから闘争本能とかがあるんか?まぁオレ自身が魔獣見たら倒したくなるんだけどな。
まぁいいか!とりあえずさっさと倒すか!
そう思ったその時だった!レックスデラックスの周囲が紫色の雷球に囲まれていた!
コイツ!?雷魔法を使うのか!?しかも結構上位の魔法っぽいぞ!
「グァアアアアーーー!!」
レックスデラックスが雷魔法を撃ち込んできた!雷魔法は進行速度が非常に速い!オレはさっとしゃがみ込もうとしたけど、すぐにやめて右へ避けた!
そう、しゃがみ込んでギリギリだとレグスに直撃しちまうんだよ!これは思ってた以上にハンデにならねえかよ!?左右に避けるかジャンプするしかねえぞ!転がるのもNGだ!
「あはははは〜〜〜!!」
「おい!レグス!暴れるな!今危なかったんだぞ!」
「あー!あー!」
「あ!?こら!バシバシ頭を叩くな!」
これは長期戦はマズイな···。さっさと終わらせるぞ!
オレは魔力剣にありったけの魔力を込めて···、足を狙った!人形兵器とやりあってからはまずは機動力を削ぐために足を狙うことにしたんだ。
ズバッ!
「ギャーーーーー!?」
「よし!とりあえずはこれで···」
「あー!?ぱーぱー!」
「ん?どうしたんだ?レグス?指さして···!?うぉっ!?」
レグスが指さした先ではレックスデラックスが苦し紛れで魔法を撃とうとしていた!それにレグスは気づいていたようだった!
とっさに左へ避けたものの、バランスを崩して転倒してしまった!
まずった!!なおもレックスデラックスは雷魔法をオレに向けて撃とうとしていた!
こいつはマズい!オレは真のトランスになって防御しようとしたその時だった!
「めーーーーー!!」
レグスがそう叫んだ!その瞬間!周囲が強烈な光に包まれて真っ白になったんだ。
とっさにオレは目をつぶった。しかしレックスデラックスはそれができずに目をやられたようだった。
「ぱーぱー!」
「···え?あ、ああ!トドメだーーー!!」
オレは体勢を立て直して、レックスデラックスののどもとに魔力剣を突き刺した!
「ギャーーー!?」
絶叫を上げてレックスデラックスは動かなくなった。
あ、危なかったぁ〜。
「キャッキャッ!」
レグスは終始狩りを楽しんでいるようだった。
なんと!赤子を背負って魔獣退治をやるハメになってしまったレオくんでした!
某赤い彗星さんのような無茶な事を平気で言ってしまうネボラさんも恐ろしいですなぁ~(笑)。
ちなみにこの時のレオくんが言った『気をつけなきゃいけないことを増やすなよ···』のボヤキも作者はお気に入りです。それだけネボラさんはレオくんの実力を評価しているんでしょうけど、レオくんにとってはたまったものじゃないですよね~。
さて次回予告ですが、レグスくんを背負っての魔獣狩りは続いたのですが、大問題が発生してしまいました!いったい何があったのでしょうか?
そしてレグスくんを連れての狩りをやっていると、今度はフェアちゃんまで連れてけ!とせがんできました!レオくんはどうするのでしょうか!?
それではお楽しみに~!




