後編-17.ドッペルの鏡と対をなす鏡
※2026/4/15追記
以下のまえがきは2026/1/23投稿時のものです。
牡蠣壊滅的被害って聞いてましたが、ここは影響なくて良かったですよ。
ちなみに帰りに船の待合所にあった無人販売で買った激安価格のレモンはすべてレモンティーにして執筆のお供になりました。なくなるのに2カ月かかりましたけどね。
本日は岡山県前島で期間限定でやっているまえじま牡蠣小屋に行ってきました。
牡蠣壊滅ってニュースがよくやってたので心配でしたが、ここは無事なようでしたね。
おいしいもの食べないといい作品ができないですからね。ちなみに来週もお出かけ予定です。
「神を捕らえる?もしかして、テメェは神界捜査官ってやつか?」
「知ってるのかい!?」
「ああ。グローって人には会った事があるぜ」
「あ〜、オレの上司だな〜。···って事は、キミはモンドくんで、後ろの子はフーちゃんで合ってるかな?」
「その通りだ。グローから聞いてんだな?」
「ああ。『この世界には神に匹敵する力を持つ種族がいる』ってな。手合わせもしたって聞いてるぜ。よくあの鬼上司とやりあえたなぁ〜」
ストリートファイトした相手は神界捜査官だった。そりゃ本気でやりあっても平気なわけだぜ···。
さて、こいつはアクセプタ王国でドッペルを持ち込んだティオとティカを捕まえようとしてるって事だ。
しかし、神界捜査官ってのは『神が直接手を出した凶悪事件』以外は基本的に手は出せないらしい。あくまでその世界を滅ぼしかねない神に対してのみ、力を振るうことができるんだとさ。
それ以外は原則、その世界の住人が対応するしかないらしい。神は殺すことが基本的にできねえらしいんで、最後に捕らえるのが神界捜査官なんだとさ。
「あんた、おれたちの名前を知ってるなら名乗ったらどうなんだよ?」
「おっと!?そう言えば名乗ってなかったね〜。オレはラスタってんだ。よろしくな!」
「で?あんたの目的はわかったけど、なんでここにいるのさ?」
「ああ。捕縛する相手国だからね。ここに攻め入ったのであれば力を行使できて捕縛できるかも?って算段さ」
「なるほどなぁ〜。でも、それはおれたちが防いでしまったけどな」
「そういう事か。相手が使う魔導兵に対抗しうる戦力によって戦線を押し返したって情報を聞いてね。まさかとは思ったんだけど」
「まあな。もしかして、邪魔しちまったか?」
「半分はそうだが、ある意味助かったってのが本音かな?」
「はぁ?どういう事だよ?」
「オレが力を振るうって事は、この帝国が滅んだ時だからな。そうなれば帝国も王国も、無数の犠牲者が出ちまってたって事さ」
「助ける気はねえんだな···」
「そうしたいのは山々なんだけど、規則で決まってるんでね。ところで、これからキミたちは王国を攻めるんだろ?」
「数日後にな。順次拠点を潰していきつつになるけどな」
「わかった。上司もこっちに来るって話だし、ちょうどよかった。キミたちにこれを渡しておこう」
「これ?って、何だよ?」
「ドッペルの鏡を探し出す神器の鏡だ。やつら、巧妙に隠しているから、これがあったほうがやりやすいだろ?」
「そりゃそうだけどよ···。どうして手持ちの鏡なんだよ?」
「その鏡は『真実の姿を写し出す』鏡さ。ドッペルとは正反対の性能だし、近づけば光を放ってドッペルの鏡の場所を指し示す。だったら手持ちの方が何かと便利でしょ?」
「まあな〜」
「それに···、マスタードッペルから写し出された人の魂とのリンクも絶つ事も可能だ」
「なんだって!?」
「敵陣に向かうんだったら人質は足かせでしょ?これがあれば問題解決だろ?」
「ああ!助かるぜ!」
「ははは!まぁオレの役割を事実上やってもらう事になるしな。これぐらいの便宜は図るぜ」
「ありがとよ!」
思わぬところでこんないい神器をもらっちまったぜ!って、おそらく終わったら返却しなきゃならんだろうな。
ちなみにさっきの不良どもはこの後きっちりとキツい教育がされるんだとさ。まぁ、さすがに襲撃して金品巻き上げはなぁ〜。
「さてと···、フー?まだ町の中見て回るか?」
「そだね〜。ちょっと休憩しよっか!」
「そうだな。じゃあ喫茶店か?」
「ん!どんなメニューあるかな〜?」
大通りに戻ってきた。まだ人通りが多いな。
じーちゃんが言うには、こうやって人通りが多いと景気がいいそうだ。『出かければ必ずお金を使うから』だってさ。
そんな事を考えてると、フーが喫茶店を見つけていた。
「モンドくん!ここにしよ〜!」
「どこでもいいぞ〜」
「いらっしゃいませ〜!お二人ですね~?ご案内しますね〜!」
フーが選んだ喫茶店は落ち着いた明かりが店内を照らすお店だった。店内はそこそこ広くてゆったりした雰囲気があった。
フーはこういった飲食店の目利きがすごい。まぁ、家が超有名飲食店だからなぁ〜。
「メニューをどうぞ〜!お決まりになりましたらお呼び下さいね〜!」
メニューがおれとフーに渡された。どうやら軽食もあるようだな。まぁ、メシは昼に屋台で食ったからいいか。
しかし···。飲み物、どれがいいんだ?さっぱりわからん!
「フー?飲み物いっぱいあるけど、どれが良さそうだ?」
「モンドくんってコーヒー苦手だったよね?」
「まぁなぁ〜。あの苦さはちょっとなぁ〜」
「だったら、こっちの果実のジュースがいいんじゃない〜?」
「いろいろあってどれがいいか、さっぱりわからんけど···」
「フーもわからん!(キリッ!)」
「おいおい···」
「だから〜、ここはフィーリングで決めちゃお〜!」
「つまり適当に頼めって事か···。じゃあこれにすっか」
「じゃあ店員さん呼ぶね〜!すいませ〜ん!」
「は〜い!注文どうぞ〜!」
「フーはこの『スリナンカ!?産のナイロンティー』をミルクで〜!」
「じゃあおれは『ビッグメイドのオレンジかな?ジュース』をMで」
「はい!ナイロンティーミルクとオレンジかな?ジュースMですね~!お待ち下さい〜」
そして待つこと5分で注文したドリンクがやって来た。
フーは紅茶だな〜。いい香りがしてるぜ!
そしておれはジュースだ。さっそくいただこう!のど渇いてたんだよ〜!
「···うん!おいし〜!香りもいいね〜!」
「···おっ!?スッキリさわやかだぜ〜!」
おれ、喫茶店でお茶する事ってほとんどなかったんだよなぁ〜。家いる時はいつも道場生が淹れてくれるお茶だったしなぁ〜。
でも、こうやってお茶とかを外で頼んで飲むってのもなんかいいな!大人!って感じがするぜ!
ドッペルの鏡の対をなす鏡がありました。真実を映し出す鏡···、まぁ某有名タイトルのゲームを御存じなら元ネタはおわかりかと思いますけどね(笑)。
そして喫茶店でくつろぐモンドくんとフーちゃんでした。ここは長~い名前の飲み物ではなかったですね。あれ、考えるの大変なんですから···。グーグルマップ見てどの地名をくっつけようかな~?って結構時間かかるんですよ。
さて次回予告ですが、フーちゃんの料理コンテストの模様をお届けいたします。どんな料理でしょうかね~?
それではお楽しみに~!




