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【加筆修正完全版】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編2 セミダクター大陸動乱 前編

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前編-4.フー、刺身を振る舞う

「魔力手裏剣〜!」


「「ぎゃっ!?」」


「しつこいね〜。まだ追ってきてるよ〜」


「しかし、フーのおかげで今のところは無事だな。フーと出会ってなければ余は今頃···」


「殿下。もう日没ですが、もう少し先へ進みますぞ。追手がここまで来てるとなると···」


「そうだな···」



 フーたちはトロンくんの馬車で南へ向かってるけど、まだまだ追手が来てたんだよ。全部撃退したけどね〜!


 馬車は暗い夜道を進んでいた。でも、これ以上は危ないって思ったから止まるように言ったんだ。



「ビスマさ〜ん!もう追手は来てないから、ここをキャンプ地としようよ〜!」


「どうして追手が来ないと?」


「気配ないから〜。だいじょぶだよ〜。寝てる時はフーが寝ながら見張りするし〜」


「寝ながら見張りだと!?できるわけがない!ふざけておるのか!?」


「ふざけてないよ。本当だもん。それにちゃんとご飯食べてないでしょ〜?だから怒りっぽくなってるんだよ」


「ぐっ···」


「ビスマ。フーの言う通りだ。馬も休ませる必要がある。ここをキャンプ地として、翌日に備えるとしよう」


「···わかりました。しかし、フーの食料はありませんぞ」


「余の分を分ければよい」


「なりませぬ!殿下の御身を考えれば···」


「あ〜、フーは食料たっくさん持ってるよ〜!」


「···は?そんなもの、どこにもないですが?」


「ここに入ってるの〜!ほら〜!」



 フーは無限収納ポシェットからレイスの市場で買ったお魚を出したの!そしたらびっくりされちゃった!



「なっ!?マジックバック持ちだと!?」


「ビスマ?それは何だ?」


「殿下!これは見た目以上にたくさん収納できるものです!この世界に5つも存在しないという幻のアイテムですぞ!」


「幻じゃないし、10以上あるよ〜!」


「そんなバカな!?」


「目の前にあるでしょ〜?じゃあ今日はフーがごちそうするね〜!」



 あ!神器だからおおっぴらにしちゃダメってママに言われてたの忘れてたよ〜!怒られるかなぁ〜?まぁいいか!


 フーは馬車を降りて折りたたみテーブルを出した!じーじの世界にあったテーブルを再現したんだって〜。じーじのいた世界は便利なんだね〜。


 そしてまな板とマイ包丁!この包丁、うちゅーじんさんがプレゼントしてくれた業物(わざもの)なのだ!切れ味が落ちないから、ママも使ってるんだよ〜。武器にもなるよ〜!ちなみにナイフももらってるんだ~。モンドくんも持ってるよ。


 さ〜て、ここは海から遠いからお魚料理にしよう〜!お刺身にしようかな〜?生魚食べるってした事ないだろうからね〜!


 シュパパパっと!!



「す、すごい···!」


「なんという速さ!」


「えへへ〜!これよりもうちょっと早くないと、うちの店回らないんだよね〜」


「フーの家は料亭なのか?」


「りょーてー?って知らないけど飲食店だよ〜!パパとママがやってるの〜!人気ありすぎて予約も取りづらいんだよね〜」


「そうか···。一度食べてみたいものだな」


「いいよ〜!レオナード王国の王都リスタにある『ハンティング・アイ』ってお店だからね〜」


「聞いたことのない国だな···。海向こうにあるのか?」


「そだよ〜。はい!出来上がり〜!」


「これは···、何だ?」


「生魚の切り身···、ですかな?」


「刺身って言うの〜!この『しょーゆ』って調味料と『わさび』って辛味をちょっとつけるのが美味しいんだよ〜!」


「初めて聞いたな···。魚を生で食べれるのか···?」


「うん!新鮮だからだいじょぶだよ〜!じゃあフーが先にいただくね〜!モグモグ〜。うん!おいし〜!」


「で、では余も···。な!?なんだこれは!うまいぞ!!」


「では私も···。こ、これは!?おいしいですぞ!」


「でしょ〜!このお魚は強めの火魔法でちょっとあぶると···、はいどーぞ!」


「···ん!?これはいいな!」


「火であぶるだけでここまでおいしくなるとは···。素晴らしいですな」


「えへへ〜!まだまだあるからいっぱい食べてね〜!今まであんまり食べてなかったでしょ〜?」


「あ、ああ。どうしても手持ちに限りがあったのでな···」


「殿下···。申し訳ありません」


「謝ることはない。すべての元凶はアクセプタ王国なのだからな。しかし···、あそこでフーを助けていなかったらと思うと、ゾッとするぞ」


「これも殿下の縁というものでしょう」


「···いや、運命の出会いだったのかもしれんな」


「え〜?そかな〜?」


「ははは!···フーはムードメーカーでもあるのだな」


「そなの〜?」


「ああ。少なくとも余はそう思っておる。さて、そろそろ寝るとしようか。ところでフーはどうするのだ?まさか寝袋も入っておるのか?」


「テントあるよ〜!フーはそこで寝るからね〜」


「そ、そうか···。なんでもありだな···」



 あ〜、やっぱりフーたちってちょっとフツーの冒険者さんじゃないからね〜。びっくりしちゃうよね〜。そう思ってたらスマホにモンドくんから連絡が来た!



「は〜い!モンドくん!元気〜?」


『おう!はぐれちまったけど、おれは今アクセプタ王国ってとこにいるぜ』


「フーはドナー帝国ってとこだよ〜!今は南に向かってるの〜」


『南···?おれも向かってるんだけど、誰か一緒なのか?』


「うん!トロンって皇子様と一緒だよ〜!」


『トロン皇子ですって!?』


「あれれ〜?モンドくん?その子はだ〜れ?」


『ああ。こっちはアクセプタ王国のホール王女だよ』


「ホール王女だって!?どういう事だ!?」


『まさかこんな形でドナー帝国の皇子に会うなんて···』



 あれれ〜?モンドくんと一緒にいる女の子ってトロンくんを狙っている王女様?これってどういう事かな〜?


 なんだか聞いてる話と違ってるね。これは何かあるのかもしれないよ〜?

 信用を得るのはまず胃袋から!ではないですが、フーちゃんの料理はナツちゃん仕込みなのでめっちゃうまいんですよね~。刺身って切り方で味が変わるって聞いたことありますが、作者は包丁さばきはヘタクソなので、斜めに切れません···。まっすぐ上からしか切れないんですよね···。

 というか、最近刺身食べてないなぁ~。鹿児島のしょうゆをつけていただいたり、大分名物りゅうきゅうのたれで絡めて漬けで食べたりしておりますよ。

 そしてフーちゃんが持っている包丁も続編で登場した宇宙人からのプレゼントでした!ナツちゃんも使っていますよ~。刃こぼれしないので切れ味バツグンなんですよ。でないとナツちゃんのお店は回りませんからね(笑)!なんだか耐久試験やってるような···?


 さて次回予告ですが、ホールちゃんとトロンくんが『ちーむッス!』を介して会うことになりました。そこでお互いの状況を確認すると、どうもお互いワナにハメられているようでした。

 この状況はまずい!と考えたモンドくんとフーちゃんは急いで合流することにしますよ~!


 それではお楽しみに~!

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