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【加筆修正完全版】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編2 モンドとフーの武者修行?編

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武者修行編-24.次の目的地は?

 アイム島でケンさん一家とリナさん一家を交えてのパーティーはものすごく楽しかった。


 フーの料理もうまかったしな!


 久しぶりにみんなと楽しく話せたのは良かったぜ。ケンさんやリナさんからも『冒険者活動頑張って!』って応援してもらえた。


 そして···、



「それじゃあモンドくん!かかっておいで!」


「よろしくお願いします!!」



 翌日にせっかくなので、ケンさんに稽古をお願いした。稽古さんもパパと同じ剣術が使える。さらには弓も得意だ。弓は片手で撃ち出せる小型の弓だな。


 おれは槍で相手するけど、ケンさんは剣と弓を構えている。槍も間合いは大きいが、やっぱり遠距離武器の弓を構えられると牽制の度合いが高いぜ···。



「うん?かかってこないのかい?」


「そんなスキのない弓を構えられると、動いたら負けるってわかっちまうんだよ」


「さすがだね〜!こういう相手とはやったことはあんまりないだろうから、いい経験になると思うよ。それじゃあ、ぼくからいくね!」



 そう言ってケンさんは左腕で弓を構えたまま突っ込んできた!そして右手に持っている剣で攻撃を仕掛けてきた!


 間合いに入れば槍の方が有利だぜ!そう思った次の瞬間!ケンさんは矢を撃った!


 こっちは攻撃態勢に入っていた!しまった!?剣での攻撃はフェイクだ!最初っから弓矢で攻撃がメインだったんだ!


 槍を突く態勢で体をひねっていたが、即キャンセルだ!そのまま後ろに倒れ込んで矢を避ける!



「かかった!」



 大きく態勢を崩してあおむけに寝転がった状態のおれに、ケンさんは剣を振り下ろしてきた!槍での迎撃は間に合わない!


 そこで寝転がって剣をかわす!そのままゴロゴロ転がって間合いを取り直してから立ち上がった!


 ケンさんは当然追撃を仕掛けてきた!接近戦では槍は不利!すぐに魔力剣を剣の鈍器モードにして受け止める!


 しかし、これもフェイク!(つば)()り合いになった瞬間に左腕の弓をおれのお腹に向けた!



「うぉっと!?」



 体を右にひねりながら矢をかわし、併せて剣を引く。そして前のめりになってバランスを崩したケンさんの背後へ回り込んで剣を振り上げた!



「そう来ると思ってたよ」



 ケンさんはそのままゴロゴロと転がって避けてしまった。



「あ〜!惜しかったなぁ〜!」


「いや、さすがにやるようになったなぁ〜!腕だけだとモンドくんの方が上だからね。皆伝秘技も使えるでしょ?」


「使えるけどさ···。こういった試合じゃ使わねえよ。っていうか、ケンさんは手数すげえな!」


「そうだね。剣と弓、両方使うから遠近両方対応できるからね。翼もあるから立体的な攻撃ができるのがいいかな?」



 そう、ドラゴン族だから翼があって普通に飛べるからな。おれたちは高速飛行魔法じゃないと飛べないから、空中戦はちと厳しいんだよなぁ〜。


 あとは手数が多い!様々な状況に応じて剣と弓を使い分けてる。近づけば剣で、離れれば弓でってわけだ。しかもさっきは弓をゼロ距離で撃ち込もうとしたよなぁ〜。あの発想はなかったぜ。


 ケンさんは非常に器用なんだよ。今回は魔法なしだったけど、魔法込みだったら勝ち目なさそうだなぁ〜。


 でも、燃えたぜ!おれもまだまだ強くなれるって事だ。ケンさんほど器用にはできねえけど、まだまだ改良できそうな事はありそうだ。


 この後は魔法合戦が始まった。リナさんとケンさんの家では定期的に魔法戦をやってるんだ。


 今回もなかなか派手だったぜ!もちろん参加させてもらった。完全にバトルロイヤル形式になっておれはボコボコにされてしまった···。


 フーは結構残ったんだが、スウにやられちまった。まぁ、魔法に関しちゃ分が悪いわな。魔力量が桁違いだし。



「む〜!くやし〜!」



 フーは悔しがっていた。魔法限定となるとなぁ〜。真のトランス状態なら問題ないんだけど、それは試合じゃ反則だもんな。



 そうしておれたちは翌朝、アイム島を離れる事にしたんだ。



「お世話になりました!」


「久しぶりにみんなに会えて楽しかった〜!」


「こっちも助かったよ。代わりに魔獣退治やってくれたし」


「気をつけるのよ。で?次はどこへ行くのかしら?」



 ケンさんとリナさんにあいさつをしたら、こんな話が出た。



「···あ〜、どこに行くか考えてなかった」


「そだね〜。どこに行く〜?」


「せっかくだから思いっきり遠いところがいいんじゃね?」


「面白そ〜!」


「だったらセミダクター大陸に行ってみたらどうだい?」


「「セミダクター大陸?」」


「そう。ここから東にはセミダクター大陸とカンデラ大陸があるんだよ。カンデラ大陸は行ったことないから分からないけど、セミダクター大陸はうちでも航路開拓しようか?と考えてるんだよ」


「へぇ~!別の大陸だな!」


「いいね〜!モンドくん!そこに行ってみようよ〜!」


「そうするか!ケンさん!それってどっちの方なのさ?」


「このまま東に飛ぶとあるよ。地図アプリには出てないかな?」


「え〜っと···。あ〜、これかな?名前も表示されてないし海岸線の線しか表示されてないわ」


「海岸線が見えるなら大陸にたどり着けるね。知らない場所だったらいい武者修行になるんじゃないかな?」


「「はいっ!!」」



 行先は決まった!別の大陸って響きがいいぜ!じーちゃんたちと行ったウェーバー大陸もここにはない体験ができたからな!



「それじゃあ行ってくるぜ〜!」


「バイバイ〜!」



 おれとフーは真のトランス状態になり、高速飛行魔法を展開した!飛び立つのは青竜用の空港からだ。


 離陸専用の『9R』と舗装された地面に書かれた道から飛び立った!舗装されてるから猛烈な砂ぼこりが立たなくていいな!さすがケンさんは考えてるな!



 おれとフーは飛び立った直後にアイム島をぐるっと1周した。みんながおれたちに手を振ってくれてるのがちゃんと見えたから、おれたちも手を振ったぜ!



『モンドくん!セミダクター大陸ってどんなところだろうね〜?』


『さあな!でも、間違いなくここじゃ体験できねえ事が待ってるに違いないぜ!』


『楽しみだね〜!』


『おう!』



 一方、地上では···。



「行っちゃったわね〜。ねえ、コル?うちの子たちもそろそろ冒険者やってもいいんじゃない?」


「そうだね、リナ。スウとカーク、ルメに旅させてみようか」


「ええ!3人とも、やってみる?」


「「「うん!!」」」



「うちは···。ミル、どうする?」


「子どもたちに任せましょうか〜。どうする?」


「え〜?わたしはすぐ迷子になっちゃうからなぁ〜」


「姉ちゃん。ぼくと一緒なら大丈夫だよ」


「あたいは冒険者やるぜ!全世界でひーろー活動するんだ!」


「じゃあ、3人で一緒に頑張ってごらん」


「「は〜い!」」



 この3日後にスウとカーク、ルメのパーティーと、クオン、ロフィ、アトラのパーティーが冒険者デビューした。


 こっちも大活躍したり事件に巻き込まれたりしたらしいぜ!

 手数が多いというのは戦闘時においていろんな局面でも対応ができるということです。ケンくんは登場当時から器用に立ち回れる子として考えて剣と弓を使いこなすとしていました。

 でもこれ、実際だと器用貧乏になっちゃうんですよね〜。弓と言っても片手で扱える小さな機械弓じゃないと弦引くのは両手じゃないとムリですしね。

 それに、片手剣だと力があんまり入りません。剣の支点が片手のみになるので安定しないんですよ。どちらかと言えば『牽制』『浅く斬る』ぐらいしかできないんですよね~。両手で持つと2点で支えるので力が伝わりやすくなって『叩く』『突く』ができるようになるんです。

 ですので、ケンくんの戦闘スタイルは手数で攻めて、相手が疲れたところで一気にキメる!です。しかも飛べるので立体的に攻めれるのも大きいですね。


 そして次の目的地はセミダクター大陸に決めました。続編をお読みの方はお気づきかと思いますが、実はカンデラ大陸以外にも東方には大陸がありまして、それがセミダクター大陸なんです。次の章からはここが舞台になりますよ〜!


 さて次回予告ですが、アイム島を飛び立ったモンドくんとフーちゃんはセミダクター大陸の西岸にたどり着きました。しかし周囲には何もなくて無人だったので翌日に飛び立とうとしたところ、嵐がやって来ました!どうなるのでしょうか?


 明日はこの章の完結なので、お話を朝に投稿して夜にネタバレ集を投稿します。

 それではお楽しみに〜!

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