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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第1章 トラブルを道づれ?世は情け?な旅の始まり 〜なんでこんな目に···〜

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1-11.待ち焦がれた温泉!ポロリもあるよ?

 本日2回目の投稿です!

 ここから読まれた方!今日は1話をお昼ごろに投稿してますので、先にそちらを読まないと冒頭の部分が『なんじゃこりゃ?』ですよ!

 気に入ったら序章から読むといいですよ~!

 もういてもたってもいられない!ボクは温泉に入るゾーーーーー!リオ!!


 とフルテンション状態で脱衣所に全力で向かう。


 ここの宿は部屋の鍵が脱衣所にかかっているカギと同じ仕様になっていた。

 

 ···これも某ビジネスホテルの方式と一緒で、間違って入ってしまわないように!だね。本当に微妙なファンタジー世界だよ。


 

 さて、脱衣所に入って早速服を脱ぐ。リオはそのままでいけるから大丈夫だね。


 どうやら4人ほど先に入っている人がいるようだ。


 おっと、大浴場に入る前に脱衣所にある洗面台で持参したタオルを濡らしておこう。


 これは濡れタオルを頭において冷やす事で、湯舟でのぼせるのをある程度防ぐ事ができるんだ。浸かっている間、体を冷やせるのは頭だけだからね。露天風呂が気持ちいいのはそのせいでもあるんだ。


 

「さぁ!行くよ、リオ!!」


「お、おう。ってか、オレも入っていい(・・・・・・・・)のかなぁー?」


「何言ってんだよ!?フロントでダメって言われなかったんだから大丈夫に決まってるじゃないか!気持ちいいから一緒に入るよ!」


 

 さぁ!準備万端だ!!吶喊とっかんーーーー!!


  

 と過剰に意気込んで大浴場の扉を開けたら、魔道具の薄明るい光の中、いいかんじの湯けむりがたちこめた露天風呂と、洗い場があった。


 誰が入っているかは今のところは判別できないんだけど、露天風呂は大きそうだから広々として使えそうだね!


 まずは掛け湯だ。心臓から遠い足先から順に体にかけていく。こうすることで心臓発作のようなヒートショックになりにくくなるんだよ。


 それに汗も洗い流せるから一石二鳥だね!そして掛け湯をリオにもかけてあげて露天風呂に静かに入っていく。プールみたいにザバーン!って入ると、すでに入っている人の迷惑だからね。お互い気を遣って快適に楽しむのも温泉では言わずと知れたマナーだ。



 ふぅ~極楽極楽~。やっぱり温泉は最高だなぁ~!えっ?おっさんくさいって?元の世界では38歳初老直前のおっさんだったけど何か?


 さて、泉質はどうなんだろう?元の世界では温泉法で成分分析表の掲示が義務付けられてて、だいたい脱衣所にあるんだけど、この世界にはそんなものはないんだよね。まぁ、どうでもいいか。気持ちいいんだし。


 

「リオぉ~~。気持ちいいねぇ~~」


「そうだなぁ~。気持ちいいんだけどなぁ~」


 

 なんかリオが心なしか楽しんでる様子ではないんだよね。もしかして温泉嫌いだったのかな?そう思いつつ、しばらく浸かっていたら弱い風が吹き始めた。

 涼しい風が気持ちいいね。最高だよ!もう1泊したいなぁ~って思うけど、トルネさんたちを待たせるわけにはいかないからね。また後日ここに来て連泊しよう!と心に決めた。


 露天風呂に入ってしばらくすると湯けむりが少し晴れて、先に入っていた4人の顔が見えるようになってきた。

 

 

 そこにいたのは···、キレイなお姉さんたち(・・・・・・)だった!!

 

 

『キレイなお姉さんは好きですか?』


 

 昔のCMが頭の中に流れたあと、ボクは硬直した。あそこじゃないよ!?


 えっ···、えっ!?ど、どういう事!?こ、ここ、ココって、女湯だったのーーーーー!!!???


 あまりの驚きと恥ずかしさで硬直していると、先に入っていたお姉さんから声をかけられてしまった!


 

「あら、こんにちはお嬢ちゃん(・・・・・)。さっきから見てたけど、温泉大好きなのね~?そちらのドラゴンさんと楽しそうに入ってるわね~。かわいいわぁ~」


「ねえねえ、あなた、ひとり?お母さんと一緒じゃないのかしら?」


「お母さんと一緒じゃないんだったら、あたしたちと背中洗いっこしない?」


「よく見ると、本当にかわいいねぇ~!ね!風呂あがったら髪梳かせてくれない?もっとキレイにしてあげちゃうよ~?」


 

 ど、ど、ど、どうしよう!?どうやってここから逃げ出そう!?湯けむり晴れちゃったから出る時に確実に見られちゃうよ!?


 完全にパニックに陥ったボク。受け答えもめちゃくちゃになってしまった。


 

「えっ!?いや!?あの、その!ちょっと!?」


「あら、ごめんなさいね。もしかして人見知りだったかしら?そう緊張しなくても大丈夫よ?」


「大丈夫だよ~!気にせずにお姉ちゃんたちとお話しない?」


「そうそう!見知らぬ人と交流するのも旅の楽しみのひとつよ~!」


「ホント!お人形さんみたいにかわいいねぇ~!ね!風呂あがったらお姉ちゃんたちの部屋に来ない?私たちって服の行商やってるから、いろんな服着させてあげるよ~?」


 

 そう言って4人はボクに近づいてきた!!リオはボクがどうするのか見てるけど、こっちは全く動けないんだ。



 あっ、これはアカンやつや。



 そして4人はボクに近づいて発見してしまった···。あることを(・・・・・)


 4人の頭の上に『?』が出てから『!』に変わったのをまた幻視したよ。


 

「あらあら!あなた!男の子だったの!?」


「え~~っ!こんなにかわいいのに男の子だなんて、ビックリだよ~!」


「フロントのおじさん、女の子と勘違いして鍵渡したのね~。でもわかるわぁ~!だってこんなにかわいいんだもの!」


「これは···、こんなかわいい男の子初めて見たわ~!なんだか、この子にあう服のイメージが湧いてきたわ!今なら新作作れそうよ!!」


 

 ···てっきり、『キャー!!オトコよ!!痴漢よーー!!!おまわりさーん!!!!』って風呂桶が飛んでくる展開になるかと思いきや、逆に喜ばれてしまった。


 まぁ、今は子どもの姿だからこの世界ではギリギリセーフだったのかな?元の世界だったらボクぐらいだと条例でアウトだと思うんだけどね。


 

 やっぱりチェックインの時に訂正しておくべきだった!!!


 あの部屋、女性専用の部屋だったんだ···。


 ある意味ポロリもあってしまった。 

 はい、温泉回でした!

 皆さま期待通りでしたでしょうか?


 え?えっちくないって?

 大変申し訳ありませんが、この作品はそういうのは一切ございませんので、そういった期待をされた方には大変申し訳ありませんがご期待に沿うことが今後もできません。

 ···別の性癖が目覚める方がいらっしゃるかもしれませんが、どう楽しむかは読者様にお任せいたしますね。

 明日からはしばらく毎日21時ごろに1話投稿します。

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