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ボルクエピソード1

過去の話です

 これは、ある豪快で雷みたいな男、ボルクの昔の話である。

 


 俺の名はボルク!なんでも力で手に入いれる男だ!好きな物は力で手に入れるし、好きな女も力で手に入れる。俺に勝てる奴は誰もいない!


 最近では、街荒らしの山賊ボルクっていうカッコいい二つ名で呼ばれている。俺はこのあだ名を気に入ってる。


「さてと・・・最近は田舎の村ばっかり荒らして飽きてきちまったな・・・」


 俺は自分の近くの村で好きに自由なことをしていた。どんな奴でも俺の事を止めれる奴はいない、誰一人としていなかった。


「あのでっかい城の『ホワイト城』って所の方がもっとうめぇ物が手に入るしれないし、面白いかもしれないな・・・あそこを俺の縄張りしてやる!」


 俺は自分の力なら、なんでも好き勝手できると考え、1番デカいと思われるホワイト城に向かっていった。


「ここが、ホワイト城の街か!やっぱり見た目通りでっけぇ街だな!」


 俺が今まで行った田舎の村なんて比べられないくらいに、大きくて人が盛んな街で驚いきながら今から俺の縄張りとなると考えると笑いが止まらない。


「お?なかなか美味そうなリンゴじゃねぇか!」


 俺は、店に売っている綺麗で手入れされてるいるリンゴを勝手に手に取り、かじる。うめぇ、田舎町のシナシナのリンゴと訳が違う。


「おい!何勝手に食べてやがる!そもお前!金はちゃんと払ってくれるんだろうな?」


 ここの店主が怒っている・・・仕方ないな・・・俺様の力を少し見せてつけてやるか!


 ガァンッ!


 俺はリンゴを並べている棚を斧で真っ二つ割ってやった。


「これが俺の代金だ?わかったか!」

「ひぇ~」


 俺にびびって店主が逃げていった。


 なんだよ、この街も全然対したことがないな!結局この城もデカいだけで田舎の村と全く一緒じゃねか・・・。俺はこの街でも、しばらく好き勝手にさせてもらうことに決めた。


「今日も、リンゴでも貰ってやろうかな!」


 俺は、また果物屋で勝手にリンゴを手に取り、奪おうとしていたところ


「ここにいたか!山賊のボルクを発見したぞ!」


 あん?誰だ?俺様の名を言う奴は、俺は名を呼ぶ方に振り向いた。


「おっ王子様!」


 周り人々がそう言った。茶色い髪型で貴族っぽい服を着ていた、俺くらいの歳の奴がそこにはい立っていた。


「フッなんだよ、ここの王子か・・・」


 俺は気にせず、リンゴを手に取り食べていた。


「おい、貴様!この私が登場したのに、無視とはなんだ!」


 俺の腕を王子は力よく、握ってきた。


「なんだよ!王子様如きになにができんだよ!!」


 俺は王子の腕を力強く振り払った。


「俺様の強さを知らないのか?」


 俺は自分の斧を王子の方むけた。


「いやぁ・・・知っているさ、そんなに力を持ちながらもったいないなって」

「あ?何がもったいないって!」


 ガァンッ!っと俺は石でできた硬い地面に斧をブッ刺し威嚇をしてみたが、この王子は顔色一つ変えなかったら。


「へぇ、少しは肝が座ってるようだな。全くビビらないとは大した王子様だ」


 俺は、店主と同じでデカイ斧を叩きつければビビると考えていた。そして威勢よく王子が喋り出した。


「大勢の人が見ている中、王子としてビビる訳には行かないからな!」


 へっ威勢だけはいい奴だ。こういう奴はきらいではないけど。


「だが、力だったらお前は俺には勝てないだろ!」


 俺は王子に胸ぐらを力強く掴んだ。


「力ではな…でも落ち着け・・・もうそろそろ来る頃だ」


 ダダダダダダダッ!


 ん?なんだ?この大人数(おおにんずう)の足音は?段々と音が大きくなってくる、こっちに向かってきているのか!?


 俺は王子の胸ぐらを離し、当たりを見渡した。そこら中には兵士達がうじゃうじゃと現れてきた。


「お前がちゃんと会話してくれる馬鹿な奴で助かったよ。私には腕力は無いが!知恵がある!」


 こいつ!俺に油断をさせるために、自分から喋って俺と会話をして時間稼ぎしていたのか!


「っち、さすがにこの数は多すぎるな。」


 俺は逃げようとし、後ろを振り返るが。


「なんだと後ろにもいるのか!?」

「ふふふ、私の策略にこんなにも上手くいくとはな、単純な奴だな」

 

 王子は笑っている姿を俺はむかついた!


「てめぇ!俺を笑ったな!」


 俺は、王子に近づくが兵士達が王子を守る様に、前に出て盾になっている。


「てめぇら邪魔をそこの奴をぶっ倒す!」

 

 俺は兵士達と斧で蹴散らしていくが、どんどんと兵士達が出てくる。キリがねぇ。


「こいつら…一体何体いるんだよ…」


 これ以上やっていても、流石の俺もいずれは俺が捕まっちまうか…


「くっそたれが!」


 俺は、兵士達を薙ぎ払いながら逃げることにした。


「逃げるぞ!」「追え追え!」「逃がすなー」


 兵士達が俺を追いかけてくる。


 しばらくして。



「はぁー…はぁー…くそ」


 俺は兵士達から逃げて、物陰に隠れていた。自分はそんなに逃げ足が得意でないことわかっていた、今まで逃げたことなんてないからだ


「っち、田舎じゃあんな兵士達なんかいなかったのによ」


 この街は兵士達がうろうろしている。今日は街にいるのは危ないかもしれないな…


 俺は様子を見て街の外になんとか出た。


「今日は仕方ないか野宿するか…」


 俺は疲れていたので、街の外で寝ることにした。


 そして翌朝


「ふわぁああああ…あー腹が減ったな…」


 また街で食料を手に入れてたいが、あの兵士たちの数だ…


「どうしたものかね…」


 俺を頭を悩ませる…


「盗んで逃げるのが一番だな」


 俺は早速実践に移ろうとし街に行った。


「いたぞ!山賊のボルクだ!」


 くっそ、そこら中にいるじゃねぇか!俺に向かってくる兵士達を俺は蹴散らしていく。


「数が少ないなら、余裕だな!そうか!」


 なるほど、こうやって少しずつ兵士達をやっていけば!少なくなっていくだろな…これだ!俺は天才だ!


 俺は、一人一人の雑魚の兵士達を倒していくことにした。


「は!なんだよ!楽勝じゃねぇか!」


 どんどんとぶっ倒れていく兵士達。


「さて、そろそろあの旨いリンゴでも食べに行くか…」


 俺は兵士達を蹴散らしていったことで疲労をさていて腹が減っていた。


「今度こそ、このリンゴを食べるぜ!」


 俺は果物屋で勝手にリンゴを手に取り、食べようとしたとき。


「お前は、よっぽどそのリンゴが好きな用だな!」


 また、あの偉そうな王子の声が聞こえてきた。


「王子様も、好きなようだな!」


 俺は王子の方に振り返りそういった、あの派手な服に茶髪…


「今度はあの様には、行かないぜ?呼んでみろよ兵士達をよ!」


 俺は笑いながら言ったが、王子はなんとも思ってない様に喋り出す。

 

「…ボルクよ、お前が兵士たちを一人一人やっているようだな?」


 なんだよ、知っていたのか。


「でも、どうするよ?兵士達を呼んでも、少ない数の兵士達がくるだけだぜ?」


 こんかいは俺の天才的な作戦が上手く行ったようだ!だが王子は余裕の口振りで喋る。


「…お前も頭を使ったようだな…だから、私は考えた。あまりこの『切り札』は使いたくなかったが」


 王子の後ろには小さいピンク髪の少女が大剣を持っていた。


「なんだ?まさかそのガキが『切り札』だって?笑わせるんなよ!」


 俺は斧を王子にむかって振った。


 ガァアアン!!



過去回ってやつです

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