結託
少しだけ遅くなりました。さぁどうなるのか!
どうなるんだ、この展開・・・俺は動けなくなっていた・・・あっちには王様が人質に取られている。
「まずは、そうだなー二人の隊長にはとりあえず、牢獄に入って貰おうかなー」
「貴様!ふざけるな!」
ラバルが大声出す!
「なに、この僕に歯向かう気?」
バチバチっとラバルの剣に雷が纏う
「やめろ!ラバル!」
ボルクはラバルを止めようとするが遅かった。
「君は弱そうだからね、特別に神の僕が相手をしてあげるよ」
そう言ってカガミの足元には赤い魔法陣が出てきた。魔法を放つ気だ!
「ビックボム」
カガミは巨大な炎の玉をラバル向けて放った。このままじゃラバルに直撃する!
「ラバル!」
俺は思わず声をあげた。
ボワァオオオオオオン!
城の広間が少し壊れかけた。
カガミが放った炎の玉の衝撃で煙がまっている。
「どうなったんだ?ラバルは!?」
俺はラバルを探した。煙がだんだんと無くなり。ラバルの姿が見えた…
「ラバル無事だったのか!」
ラバル立ちすくんでいた。俺はラバルに駆け寄ったがなんだか様子がおかしい。
「親父が」
そう言ってラバルの目の前には炎の玉をかばったボルクがそこには立っていた。
「おい・・・、やめろって・・・言っただろ・・・」
バタッとボルクはそう言って倒れた。
「親父ぃいい!」
ラバルは叫んだ。
「ハハハ!へーいい親子じゃないか!自分の息子を守るために自分から盾になるなんて!」
笑っているカガミを見て、俺の怒りが爆発した。
「テメぇ!何笑ってやがる!」
俺はカガミを殴ろとしたが、ラバルに止められた。
「おい!止めるな!」
「・・・親父はやめとけって言った、多分俺達じゃ勝てないってわかってたんだ。ここは大人しく、俺達は牢獄に入るべきだ」
俺を説得する、ラバル。自分の父親が倒れているのに冷静な判断を下す。
「君たち忘れているかも知れないけどこっちには王様が人質にいるんだよ?僕の言うことを聞かない奴は全員牢獄行きだ!」
俺達は何もできず、牢獄に入った。兵士達も何人か牢獄に入った。カガミの強さに恐れる兵士達はカガミの命令通りに動いている。
「ちっ、くそ!」
俺は牢獄の壁を殴った。
「落ち着けタケロー。下手な動きをすると奴が来て何をされるかわからないぞ」
俺の牢獄にはラバルと倒れたボルクさんがいる。
「でも、このままあんな奴の好きにさせてたまるかよ!」
俺の怒りは収まらない。
「まぁ待て、タケロー」
倒れいたいたボルクさんが起き上がってきた。
「ボルクさん!大丈夫なんですか?」
「あぁ、だがさすがに俺でも直撃を食らったからしばらくは安静にしとかねーとな」
さすがのボルクさんでもあんなのを食らって倒れいていたくらいだからな。
「親父、すまん!俺が早とちりしなければ!」
ラバルはボルクさんに謝った。
「謝るんじゃねぇ。俺もぶち切れそうだったからな」
「・・・そうなのか・・・」
重たい空気が流れる。
「そういえば、お前のいつも横にいた子供の商人はどうしたんだ?」
ラバルが俺に聞いてきた。
「あれ?そういえば一緒に広間までいたはずなんだが・・・」
この牢獄にいなかった。ショウはどこに行ったのだろうか・・・
一方その頃、ホワイト城の城の外。
「なんとか逃げ切れたっす・・・」
ショウはカガミが炎の玉を作りその衝撃で煙がまったときになんとか逃げていた。
「でも、このままじゃ隊長さんや、王様や兄貴がやばいっすね」
どうするっすか・・・俺一人じゃ何もできないっす・・・
「あら、こんなところでどうしたのかしら」
ショウの後ろから女の人の声がした。
「アンタは炎の大魔道士マグ!良いところにきてくれたっす!」
ショウはとても嬉しそうな顔をしていた。
「なによ?なにか厄介事にかしら?」
「実は今すごくピンチでして」
ショウは今の状況をマグに説明した。そして「お願い、助けてくれっす
。」と頼み込んだが
「無理ね。」
「え?」
マグは即断った。
「カガミとか言うクソガキはあぁ見えた私よりちょっと強いから」
「負けた事を根にもってるんすね・・・」
「だからってあいつ好きにさせるわけにはいかないわね。あの城にはリースもいるのだから・・・」
「でもどうするんすか?」
考える二人。
「もう一人くらい仲間が欲しいわね。それもそうとうのやり手の・・・だれか心あたりはいないかしら?」
「・・・あっ!多分仲間になってくれる人を一人だけ知ってるっす!」
「ならそいつを仲間にしたら、ホワイト城を取り戻すわよ!」
ショウとマグは手を組み、ホワイト城の取り戻す計画を立てた!
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