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雪の中


 砦で千紫万紅を迎え入れる・・・

雪が降りしきる中・・・・


 「先生」

「トウゴウ久しぶりだな」

「はい」

「砦の守護お疲れさまでした」

「いや」

「ヨウキの尽力だ」

「雇われた方ですか?」

「・・・・・・・・」

俺は横に首振る

「そうだ」

「先生ご相談したい事が」

「此処では」

トウゴウは俺を見つめ

「ちょと」

「しばし待て」

「ヨウキ」

「ああ」


 木陰でランス先生と

「操られている?」

「そんなに強いの」

「見えなかったけど」

「いや」

「ならそうでしょ」

「お主」

「随分と落ち着いているな」

「別に居るしね」

「アデヤカンか?」

「そ」

「世界等興味なしか」

「妻は?」

「傍に居てくれればね」

「愛せるし」

「守れるよ」

「でも離れるなら」

「守れないし」

「心も離れるよね」


 ランス先生は遠い目で

此処ではない場所を思い浮かべ

「まあのぅー」

「でどうするの」

「鍛え上げた彼女達」

「狙われるかもよ」

「良いのか」

「アデヤカンで手一杯」

「そなた」

「もう少し広げても」

「カミラと共に歩めれば」

「でもさ」

「こうなった」

「仕方がないよ」

「望むのは世界じゃない」

「幸せでもない」

「ただ寄り添いたい」

「はぁー」

「働きたくないと」

「働きながら」

「寄り添えるなら」

「幾らでも働くよ」

ランス先生は俺を見つめ

「その程度か」

「少々期待しすぎたか」

「だね」

「此の世界」

「興味深い」

「もし滅ぼす側に」

「回るなら許さないよ」


 二人笑いあい

「じゃあな」

俺から背を向けランス先生は歩いていく


 音を立て雪の中を・・・・


 俺は其の背に声をかける

「縁があれば」

「またランス先生」


 ランスロット先生は薄着の和服

「寒く無いですかー」

「鍛えておるのでのぉー」

「気を付けてー」

「おおー」


 さてとアデヤカンと合流するか・・・・・


 

お読み頂き有難う御座います。

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