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君に一週間だけ恋をする  作者: どるとけい


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3/3

「手紙」

莉紅へ



これを読んでいるってことは、私はもういないんだね。


なんか変な感じだね。こうやって手紙を書いている今は、いつもと変わらない部屋にいるのに。明日も明後日も、これからもずっと莉紅と会える気がしてる。


たぶん、これを読んでいる莉紅は泣いてるんだろうな。


泣かないでって言いたいけど、

莉紅はこういう時、絶対人の言うこと聞かないからなあ。


でも、ひとつだけお願いがあります。


私のことはかわいそうだと思わないで。私は、私の人生をちゃんと生きたから。


もちろん、もっと生きたかった。

もっと莉紅と一緒にいたかった。

来年もお祭り行きたかったし、また海にも行きたかった。


こういうこと書くと、受け入れてたはずなのに、やっぱり死にたくないって思っちゃう。


こんなこと書いても困らせちゃうだけだよね。ごめんね。


でもね、莉紅と恋人になった一週間は、本当に楽しかった。

この一週間、特別なことは何もしてないのに、莉紅と一緒だったから私には全部が特別に感じてたよ。


だから、一週間だけ恋人になってほしいって言ったこと、後悔してないし、むしろもっと早く言っておけばよかったって思った。


莉紅は、私のことどう思ってたのかな。

いや、これは聞かないでおこうかな。


最後まで私のわがままに付き合ってくれてありがとう。


それから、莉紅がプレゼントしてくれたあのブレスレット。

ずっと大切にするねって言ったけど、約束守れなくてごめんね。

でも、莉紅が選んでくれたことは、ずっと忘れないよ。


莉紅。


私のことは忘れなくていいよ。

でも私のために立ち止まらないでね。これからもお祭り行って、新しい友達も作って。

好きな人ができたら、その人にちゃんと「好き」って伝えるんだよ。

私みたいに、一週間だけなんてバカみたいなこと言わないでね。

それに、私は莉紅の笑顔が大好きだから、いつまでも泣いてないで笑った顔も見せてね。


最後に、

一週間。ううん、出会ってから今まで、ありがとう。


私、すっごく幸せだったよ。



優芽

私もだよ、優芽。ありがとう。

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