ダチョウになりたい作者の詩
考えたら負けです。搬送中のダチョウに轢かれて転生してダチョウになって搬送されて……、
すごくすごく何にも覚えていられなくなりたい
物凄いスピードで
走り出して
ぶつかって
どこかを軽く骨折して
それでもなんでもない顔をして
また走り出したりしてみたい
ダチョウはすごい
あれが種として成立しているリアル
フィジカルすごい
長いまつげ
デカすぎる瞳
クルミみたいな脳みそ
巨躯のそうちょう
走鳥って変換したかったのに
総長がでてくる
走り出す奇跡
思考もせず走り出せる鳥
早朝ソウチョウ走鳥類
走れ走れダチョウ
軽トラより早く
転げろ転げて
起き上がれ
走れ走れ走れ
ガチでお前がパニクって通り過ぎるだけで
オアシスのテントぐらしぐらいは
壊れてしまう
走れ走れ走れダチョウ
メスでもオスでも卵でもいい
此処に突っ込んでこい
虚弱で病んで荒んだ私は
それで異世界にダチョウとして転生するんだから
しあわせになりたいんだ
走れるだけ走って
立ち止まったとき
優美にクルリンと
振り返ったら
ダチョウについて研究をしていた異世界人に
スラリっと狙われて
大事でもないクルミの部分に
呪文なんかが飛んできて
それが命中しちゃって
現実世界に戻されて
実はカカポでしたって
そんなデウスエキスダチョウでもいいから
いっかいお前の脳みその感覚を試させておくれ
なんにも考えないやり方を
私は忘れてしまっているから
全部忘れて全裸で颯爽
速度65キロ程度で曲がれず
落下したらばまた転生
生命の真ん中で
求愛ダンスだ
求愛ダンスを受けたつもりになってるのか、してる側なのかも分からなくなりたい。
ダチョウは! すごいらしいです!




