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寄生命体つのばやし 改訂版  作者: GoodSunGGgaming


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時を操る婦人像 奪取編 XI Xll

ゆうきと藤堂はインフェルノ羽生と対談することになったのだが、その場はChronosのアジトで行われる手筈となった。



二人はChronosの本拠地の扉まできていた。



『いやぁここが、あのChronosの本拠地かぁ、緊張しちゃうなぁー↑』



『念のためいっておくが、ロマンチック忍者のことで熱くなって失礼なことをしないようにな。相手は大物だからな』



『言葉まるごとのみこんじゃうくらい把握しました。ツノバヤシがたくさんいると思うとワクワクしますね!』



『なんか、心配して損した気分にならないことを祈るよ』



テーブルに肘を着きながらうなだれる藤堂。



『きみは既に国家崩壊級にならぶレートになっていてもおかしくないはずだ、だからこそ、Chronosともめて抗争を激化させないでほしい』



『はい!師匠!私はいたずらに人を挑発したり侮蔑したり差別したりいたしません!』



ニッコリと満面のスマイルをみせるゆうき。



『良い心がけだ』



『では、巨人にあいにいこう』



『でかいんですか!?』



頭をポリポリとかきながら呟く藤堂。



『そういう意味ではなくてえ・・・』



『わかってますよ!』



キリッとしていった。



『からかったな!?』



『それだけ余裕があれば大丈夫だろう』



二人は扉を開くとそこには多種多様な魔物や人種がおり、小人部族ホビットや巨人部族ジャイアント、淫魔部族サキュバスなどあげたらきりのない種類の亜人がいた。



いっせいに二人に視線が集まり、瞬時に散った。



話が通っているのがわかって安心した二人は大きくてエレガントな調度品が並ぶ大広間をぬけて細い通路を二分ほど歩いた先にある部屋で椅子にこしかけた。



『ようこそChronosへ』



両手を広げ芳醇なワインのはいったグラスをゆらす羽生。



ソファーにどっしりとこしかけている様はえになった。



葉巻をすいながら高級なスーツをひるめかすと瞬間的に跳躍しゆうきたちのそばへやってきた。



『きみたちだろう?拠点を潰し回っていたのは』



『そ、そうです』



『よろしい、それはそれとしてある程度の罰をうけてもらわなければならない。もちろんきみたちには我々の目指す未来の展望を特等席でみえるようにしてさしあげますよ』



葉巻を掌で揉み消す羽生。



二人は驚きを隠せなかった。



『まず手始めに汚れきった汚職政治家たちの暗殺だ』


パチッと手を叩くと映像が壁に投影された。


『殺害予定のものたちだ。やつらは汚れきっている、証拠は山ほどある。しんで当然の連中だ。しんで国を良くできるなら本望だろう』


歩きながら演説を続ける羽生。


『彼らは地下で未だに私腹を肥やし権力を握って子供たちに好き勝手させている』


シュッとふりかえる羽生。


『それでいいのか?いいわけないだろう!』


『誰かがやらねばならん』


我々(Chronos)がやらずして誰がやる?』


そこで本題だといってこうべをたれると、礼節をもって二人にお願いした。


『仲間になってくにを良くしていこうではないか!手始めに君たちには拠点潰しの懺悔もかねて暗殺をおこなってもらいたい!』


『イヤだね・・・!!』


藤堂は手で顔をおおうとためいきをついた。


『第一に暗殺の方法はどうすんだよ?』


『その心配はいらない。一切証拠は残らない』


『氷に魔力を込めるとどうなると思う?』


『わからないな』


『氷は溶けないようになり、硬くより冷たくなるのだよ』


『その性質を利用して氷の弾頭をつくったのだ。我々はこの弾丸を氷の悪魔(アイスヘル)とよんでいる。氷の弾丸が地獄への呼び水となる』


『なるほどね。理解はできたよ!でも、やっぱり殺しはしたくないよ』


ふっと羽生は笑うと案外と付け加えていった。


『あまちゃんなんだな。侮っているわけではない。戦闘において不殺とはかなりの重荷となる。殺意というハードルをこえるにはあまりにもおもい』


『勘違いしないでくれ。おれのわがままで殺したくないってだけだ。やらなくちゃならなければやるよ。俺は』


『望外だぁ!悪くないですよ。あなたにはやってもらいます。アイリさんが大切でしょう?』


『てめぇ?なにかしたら・・・!』


『ただではすみませんか?ふっ羨ましいよ純愛のようだね』


『私を敵に回してまで守りたいものがあるのでしたら、仲間になって保護をうけるのもまたひとつのてではないでしょうか?毒を食らわば皿までというでしょう』


二人が丁々発止とやりとりをしていると、藤堂はなにかを考え込むように目を閉じて黙想していた、覚悟を決める侍のように。

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