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どこから奇譚 離労デット  作者: 西高 英哉
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魔法使いは映画や漫画の世界で真実を語る


「そうなんですか。後藤三世家の家紋と阿蘇神社のマークが同じなんですか。阿蘇の九万年前の圧倒的なパワーが炸裂して、もう一度発揮されたら、九州星雲は壊滅ですけどね。神々が宿るのは本当かどうか知りませんが――」と陸奥六郎が続けた。

「昨日、高千穂の道の駅で、義理の父に『酒のあて』に地鶏の炭焼きを買ったのですが、レジのおばさんが『はい』と言ういかにもお客様へ『ありがとうございました』という謝辞が言えない、パートのおばちゃんが、ある意味、『神』かなっと思ってしまうくらい、横柄な態度でビビリました。神々の地では、超資本主義に生きる小市民や外道にマネーを払ってもらっても、感謝する必要も無いみたいです」といつもの陸奥六郎節を炸裂させながら、陸奥六郎が続けた。

「まあ、阿蘇に感動して、惑星熊本か惑星宮崎の山奥に移住したとしても、後藤三世さんの言う、ロック茶グループからの支配や、八百長や、爬虫類から逃れられないなら、何か大きく変わるんでしょうかね。自立呼吸型四次元世界地図の代わりに、阿蘇や高千穂、天照の神のポスターでも部屋に張っておきますか? 会社で、大判印刷して送りましょうか?」陸奥六郎が更に続けた。

「でも、懐かしいのは、ゼネラルなエレキ会社で仕事をしていた時代に、大阪に転勤する時、大阪の顧客の社長が、惑星宮崎に転勤になった事を伝えたら、『おお、あそこには神様がたくさんおる』って言ったのを、時々思い出しますよ。キャリア形成もうまくいかず、今は貧乏サラマンリーになってしまって―― 惑星宮崎で退職したのが運の尽きだったのかも。まあ、家族だけは手に入れたので、そういう神がいたのは事実かもしれませんが? そもそも神って――」

 後藤三世が口を開いた。「八百長、いかさま社会であっても勝つ方法は必ずあるはずです。私は魂と心を全て入れ替えて、歴史、テクニックを学び、奥義を身に付けようと思っています。ちなみに神の存在ですが、『神はいます』ただ、すがるだけでは願いは叶いませんが。あと、わかったことは、基本原理。『思いは、現実化する』思ったことは実現すること。全ての法則を上回る法則です」

「懐かしきナポレオンのヒル害虫を思い出す言葉ですね。愛宕望博士の真相をマスコミにリークしたらいいじゃないですか。カネがガッポリ入るかもですよ。『刺激惹起性多能性獲得細胞論文問題で、新たに二つの図表の捏造を認定された愛宕望博士・元ベルプラムボーイ研究所研究員(三十一)が、ベルプラムボーイ研究所に対して不服申し立てをしなかったことが六日、ベルプラムボーイ研究所への取材で分かった。昨年三月に認定された別の二件の捏造・改ざんと合わせて計四件の不正が確定し、一連の不正調査は終結する』だって」

「強大な魔力を持つものが裏に控えています。私のような新参者では歯が立たないでしょう。戦いに勝つには、勝ち目のない相手には手を出さないこと。目立たないところで、修練にハゲむのみです。なので、かなり髪が薄くなりました」と後藤三世。

「相変わらず、ドラマチックですね。髪の毛のフレーズの部分以外ですが―― 昨日、録画してた『AVP2』を見ましたけど、広場に集合と連絡を受けて核ミサイル落とされて証拠隠滅か、反対に逃げて助かるか。そんな感じですね。後藤三世サンの話って、いつもハリウッド的で聞いていて飽きないですよ。もしかしたら、シナリオライターとかの方が合ってないですか?」

「『AVP2』って、どんな映画かわかりませんが、面白そうですね。新たなアダルト・ビデオ・パートナーモノの二作目ですかね。ハリウッドとかアニメーションとか、フィクションとして流されているものに真実が隠されていますからね。ルパン三世の一作目の映画、『ルパン対クローン人間』でしたね。クローン人間は繰り返しコピーすると劣化するとか、万能細胞の話でしたね。ルパン三世の二作目は、『カリオストロの城』で、贋札を作っている国家の話、カリオストロの後、宮崎駿氏は、三作目『ナウシカ』をやりますが、腐海で放射能が毒素として放出されている核戦争後の人類の話。放射能はキノコなどの菌類によって吸収されて濃縮され解毒されていました。まあ、どれも真実ですかね」

「『AVP2』=エイリアン対(VS)プレデター2です。爬虫類と宇宙人が戦って、地球内拡散を防ぐのと、証拠隠滅を人間がするという、真実的映画です」

「そうですか。まさか、エイリアンモノとは思いませんでした。爬虫類と宇宙人の闘いではないですね。エイリアンもプレデターも、異星人種族ですから、二つの異星人種族が地球上での覇権を巡ってカメリヤの片田舎の町で渋く争うという話ですね。私は、『エイリアン』も『プレデター』も単体作では観てます。かろうじて、『エイリアン対プレデター』も観ましたが、感動とかは一切、感じられない作品かと思いました。でも、地球上の真実を模擬しているかもしれませんね―― 地球上の覇権を巡って、日夜、レプとドラコが争っていると言われてますから。まぁ、エイリアンの原作は、A.E.ヴォークトで、私の敬愛するP.Kディックもヴォークトを敬愛していた、ということで『エイリアン』は別格ですね」


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