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ダブルサイココライド2 ―Saga Of Hermitー  作者: KJK
13章 大脱走 囚人、怪物、呪われし大森林
90/111

90話 マンフリードと呪われし森3 拳士 VS 忍者 忍の頭領ヘルマン


モグラは随分早い、自転車などよりは早いのは間違いない。

進んでいくと巨大モグラは途中の2股の道でどこかへ行くらしく。

今度はミシェル誘導するように、前になって進んでいく。

マンフリードは訳もわからずに進んだ。

ミシェルとは抱き合うような形で引っ張られていて少しはいいことがあるな。

などと思い、軽口をきいた。


ーなぁ、アンタ。中々いい女だな! 

ここから生きて帰れたら一緒に手合わせ…がっ!


膝蹴りを喰らう。

とほほ、と項垂れながらもマンフリードはこの女に感謝した。

この能力なら逃げられるかもしれねぇ。

希望が少し見えてきた。



=======

ミシェル・パーカー 

型 乙女騎士 

サブ モンスター・マイスター


怪物使いの呼吸 偽装師の右手 痕跡消去 乙女の聖剣

怪物ーmogura、スライムのレモン、寄生種シャパーチャ


============



モグラの怪物の穴から出て途中で2つ霧を抜けた。休憩を挟み、このミュータントどもの縄張りで見つからないように身を潜ませては動き出す。まだ空は暗いがもう時期、夜が明けるだろう。再度穴に潜り地中のトンネルを滑るように進んでいたが、モグラがそこで停止。行き止まりだった。振り返ったモグラの怪獣が「おい、足を離せや!」と言う具合にしっしと振り払ってきた。


「ふぅ、ありがとうMogura。ここからはあたし達で行く」


モグラはうなづくと地面の奥深くに一人で潜っていった。どう言うことか聞こうとミシェルを見ると、女騎士は酷く震えていた。心細いのだろう。俺もだ。俺ですら恐ろしいと思った。あのヒュドラと、そして半人半馬の化け物。


「もうトンネルは終わりか?」

「そうだね、Moguraとの契約上あたし達を逃すためのリスクを背負えるのはここまで」


どんな契約だよ。と言うと、「教えないけど敵がいる中であたし達を助けにきたのがもう出血大サービスだったの」と返ってきた。そう言うことか。なんとなく察した。


ミシェルと共に地上へ這い上がる。ちょうど夜が明けた頃だった、空が明るい。相変わらず深い森の中だったが、木々は燃えていないし、繭のようなものも無い。違う森に入ったのか。安堵し溜息をつく。


「この森は違う森みたいだが、ここの土地は把握してるか?」


聞くとミシェルは答えない。両腕を交差させ体を抱きしめている。「寒い…」とだけ小声で言った。その瞬間にミシェルを抱えて飛び退く。


空から高速で飛来した光る物体を避けたのだ。隕石のようだった。一瞬前までミシェルといた場所、地面が抉れ、礫が飛散、木々が吹き飛んで、又は折れた。(この森にもあの恐ろしい隕石が降るのか……)


どれだけ広範囲に一体いくつまで隕石を降らせられるんだ? このミュータントどもの領地から出れば多少マシになるはず。一刻も早く脱出しなければ。それに足音が聞こえ始めているのだ。あのヒュドラと戦っていた怪物の足音。何重にも木霊する騎馬の音。遠くから弓を引く音、矢の音。


よう、行くぜ。声をかけたのだが、ミシェルの様子がおかしい。震えて動かない。一体どうしたのか。この女の心が折れたのかも知れなかった。


改めて考えてみれば、ここからの脱出方法も進むべき方角さえもわかっていない。すでに俺たちは完全に迷子だったのだ。そして頼みのモグラの化け物も消え、恐らく二人がかりでも到底敵わない化け物がヒュドラを倒してやってきた。確かにもうどうしようも無い、そうかも知れなかった。



よくよく女を見てマンフリードは思った。助けに来てくれたのに、ごめんな。無駄死にさせちまった。そして良い女だな、とも思った。さんざん自由に生きてきてお荷物になり、救助に来てくれた仲間の幹部を死なせて自分も終わる。贅沢な人生だった。少し贅沢すぎた。せめて何かしたい。考えるのではなくて行動したかった。


ああ、めんどくせぇな。せっかくここまで逃げてきたのに。ミシェル、この女と最後にsexでもして死にたい。そうだ、女たらしの俺らしい、そうしよう。それがいいアイデアのように思えた。


「お、おい! ミシェルやらねぇか?」

とぶっきらぼうに話しかける。


ミシェルは僅かに驚いた顔をして、しかしもう憔悴し切っているというように。どうでも良さそうな顔に変わった。そして了承したのか、近づいてきた。こいつも同じ気持ちだったか。愛し合いながら死ぬのもいいな、隕石が降る中でセックスして敵地で死ぬ。映画みたいで気に入ったぜ、へへ。マンフリードは思った。


ミシェルがマンフリードの体に触れる。するとどうだろう、この女はこっそりと腰の剣に手を伸ばしている。

なんだ、俺を殺す気か。ああ、面と向かって最後にセックスしようなんていうバカを拒絶するよりも、処分してしまう方がいいってか。映画みたいな幕の閉じ方ができると思ったのに複雑な気分だぜ。


そうか、レイプされると思ったのか? いや別にレイプしようなんざ思ってねぇが、いやしてやろうか。まぁしないが。どうせ俺など悪党だからな。散々悪いことやダセェことなんてやってきたしなぁ……女に酷いことはしたくはねぇし、ダセェ死に方もしたくねぇが、まぁ女にはだらしなく生きてきた。女に刺されて死ぬのなんてのはらしいのかもしれない。


ミシェルの顔が目の前にある、上目遣いで見た目のいい女だった。少し犬顔の美形でふわっとした桃色の髪。ミシェルの吐息が首にかかる。温かい。綺麗な大きな目、形の良い唇。


期待していたよりも随分滑稽な死に方だな。桃色の髪の女騎士と口付けをし、舌を絡めながら思った。いい女との口付けはもちろん良いもので心躍るのだが、この接吻には悲しみや寂しさが混ざっている気がした。空虚だった。まるで何も無い空間で一人でキスしているみたいだ。愛の不在がそうさせるのか。


改めてミシェルを見ると綺麗な女だ、そう思った。可愛らしいお姉さんと言った感じ。騎士団内でも人気だろう。尻に手を回すと良い肉付き。何か軽口でも叩いてやろうかと思ったが。そろそろ背後に回った手で始末されるだろう。救助しにきた味方に呆れられて殺されるのか。野良犬のように生きた自分には似合いの末路。


まぁ、自身の所属先は正義の組織ではない。救助に来てくれただけで奇跡。これ以上望む方がアホだろう。全ては運命の女神の良いように。別にそれで良い。


ミシェルの顔を見ると迷っているように、見えない。

俺を殺すことを迷っていないのは当たり前だが。いや当たり前じゃない。助けに来た相手であるし、短い期間だったがミシェルの性格は少しはわかって来ていた。マンフリードは自身の観察力にそれなりの自信があった。この女ならこんな時にこの表情にはならない。何故こいつ、ここまで迷いがない。 


ここでマンフリードは一瞬だが冷静になった。

なんだ? いつまであの足音はなっているんだ。隕石は何回落ちた? 地面は抉れていない? さっき爆散した木々は、どこにもない。


一歩後退り、今一度冷静になりたかった。


瞬間、飛び退く。いつの間にか淡い桜色の花吹雪に包まれていた。周囲一帯に舞う花弁はこの世のものでは無いような美しさを併せ持っていて、しかし先ほどの隕石や足音よりも確かな現実だった。


たった今気づいた。ミシェルの顔は険しく鋭い目で周囲を警戒している。腰を落とし、マンフリードの近くになどいない。あたりを忙しなく額に汗を浮かべながら探っていた。


「やべぇ! 敵の幻術か?」


あたりを見まわし、木の一つに違和感。そこに何かがいる? 凝視しようとした。


突然脳がクラクラとし視界がぐにゃりと曲がる。平衡感覚を失い、よろめき膝が落ちたように転び、倒れた。近くにミシェルがいて何か叫んでいた。音が聞こえない。何を喋っている? 叫んでいる?


ミシェルの背後に迷彩の戦闘服を着た蛸の頭部をしたミュータント。


「ミ、シェル、後ろ、だ…」


声がうまく出ない、指を指して伝えようとする。


あの時に見た奴だった。ノートンが死人を解散してスケアクロウ入りした日の会議に来ていた。あの気持ち悪ィ糞化け物の恋人野郎と一緒にいたやつだ。


名は確か…「ヘルマン」


ミシェルの背後だけじゃない、周囲に十以上の高位能力者の気配。囲まれていた。それはヘルマン配下の海棲生物人系ミュータントの特殊隠密部隊だった。


そこから戦闘が始まった。




****




背の低い木があった。森の中の少し開けた地で、あたり一帯、幻想的な煌め淡い桜色の花吹雪が舞っていた。花弁の色は今背の低い木になりすましている乙女騎士の髪の色と通じるものがあった。


Moguraが去り、地上へと這い出たミシェルは今、背の低い木に自身を偽装していた。追いつかれ、囲まれていることにも気づいた。恐らくミュータントの追っ手。


救助対象のアゴ野郎はあっけなく敵の術中にかかり、ミシェル自身はこのアホと死場所を同じくしないように奮闘中である。アゴ男が何もない空間に触れ円を描くように撫でまわし、目を瞑り舌を突き出してベロベロと動かし始めた時。その異常の前に異常を察知していた。


自身は偽装術をかけ姿を隠している。この空気とディープキスをしながら腰を犬のように動かしている男の痕跡はあっても、自分の痕跡は消しながら進んできたのだ。この追っ手に感知されないことを祈った。その方が希望が持てるからだ。


花吹雪の中、影が動いた。蛸のような顔の男が現れた。忍者や特殊部隊員のような空気を纏うミュータント。霊量は計れなかったが間違いなく高位能力者。アゴ男が術中にかかったのを蛸男が確認、周囲にハンドサインで何か伝えている。隠れているこいつの配下たちにだろう。


蛸男はハンドサインを作りつつも、入念に周囲を警戒し見渡している。ミシェルを探しているのかも知れない。


この状況からマンフリードを連れて脱出するのは不可能だと思った。残念ながら任務は失敗。運が良くても自分だけ脱出して逃げ帰ることしか叶わない。いや、それすらも出来るかどうか。


ごめんなさい、ルーベン先生…… そんな言葉が頭に浮かんできた。考えている時、蛸頭がミシェルの方へ向き直り言った。


ーそこにいるな? 人間の女。姿を見せて反抗の意思はないことを示さなければここで死ぬことになる。早く決めろ。そしてこの男の生命もお前次第だ。


バレていた。自身の偽装を軽く見破った。しかしミシェルもまたそれをきっかけにこの幻術はこの集団ではなく主にこの蛸男の能力だと予測した。偽装師であるミシェルの偽装を見破れるのはそれに近い力を持った能力者なら可能。


このミュータントとその配下を相手にマンフリードを人質に取られながら戦って勝つのは無理だ。むしろマンフリードを囮に使って自分だけ逃げることに専念するべきか。


Moguraを呼び寄せなければ、新しい契約を後払いですれば…… もしかしたら。Moguraを呼びなんとかトンネルに逃げたい。モグラに手を引いて貰えば高速でトンネル内は移動できる。入ってしまえば撒ける可能性はあった。好機さえ訪れればの話… つまり運が本当に良ければの話。そして今は現実逃避して願っている場合じゃない。


それにアゴ男はどうしよう。思ってマンフリードに目をやると忽然と姿を消していた。


好機が到来していた。


突如蛸頭の異形がその場を飛び退き、クナイを投擲。鼻血を出しているマンフリードが苦無をはたき落とす。


「おう、なかなかやるな。ミュータントも。幻術を解くのにこの男前の面に鉄拳を入れなきゃならなかった。

デカい事だぜ。ヴァンダリズムというか、罪な破壊行為だぜ」


「囚人よ。お前は精悍な体躯と雰囲気がある。男前かは私にはわからんが、私の幻術を抜けるためお前の鼻をへし折るだけで済んだならそれは小さなことだ」


「ハハハ! 言うじゃねぇか! しかし化け物に美術を教えようとは思えんしな。どうすべきか」

「お前の顔は美術ではない、どちらかと言えば川辺の石だ。それはわかる。」


別にすり減って丸くなってねぇだろうが、むしろ彫りが深くてゴツゴツしてらぁ、呟きながらマンフリードが半身になり拳を構える。空手とボクシングの中間のような構え。トピックの顔については公平に述べるのならそれはまさしく虎の如き面構えだった。


ー死合いと行こうか。名も知らぬ異形の猛者よ。逃げてばっかりいちゃ締らないからな。


「ヘルマンだ、覚えておけ」


言った蛸人に、そうだった忘れちまってた。呟くように返した時。二人の兵つわものが地を蹴った。


好機到来。奇跡的に出来たその隙をつくようにミシェルが動き出した。自身の役割はマンフリードに加勢する事ではなく周りを固めること。蛸男の部下の忍び供の始末。ミシェルのやることが定まった。


そしてマンフリードはそれを視界の端で認め、口の端を片方吊り上げ、感謝した。蛸頭はまさしく異形の忍者、ニンジャミュータントであった。


拳士対忍者


マンフリードの霊拳と拳を交わすかと思いきや、その寸前に猛毒の霧を口から吐き付けて飛び退いて跳躍。大樹の上へ駆け登り姿を消し、何処からともなく花吹雪と手裏剣が鋭く投擲される。拳士が手裏剣の全てを叩き落とし、獣のように四足歩行で高速で木の上へ登る。まるでヒグマが高速で木を登り獲物を捕まえようとしているようであった。


花吹雪が舞うと周りの木々が桜に変化する。戦場は淡い桃色の花をつけた木々に囲まれるように変化。恐らくこれも幻術。枝からぶら下がる異形を見つけ、飛び掛かると身代わりの術。先ほどの花吹雪とは別系統の幻術であるとマンフリードは思った。自身と同程度の物質を自身だと誤認させる術。


そしてまんまとやられた。落下しながら手元にある折れた太い木の枝を放り投げ、着地しようと猫の如く身を捻ろうとすると、背後から何かが自身を捕まえている。耳元から声が聞こえた。囁くような枯れ葉の擦れたような声だった。


「イズナ落としだ …シネ」


蛸頭の声。その瞬間。


「ハハハ! テメェから俺に近寄ってくるとは! 舐めるな!」


と今が好機。このままこの忍者の化け物を打ち取る。と言う気持ちが同時に湧いた。そして次の瞬間、嫌な予感が全身に駆け巡り、この異形を空中で振りほどけないことに気が付く。


全身に霊気を循環させ、種火に戻ろうとしていた苦痛エンジンを全速でかける。一気に四肢から苦し火が燃え上がる。


ーうぉぉぉおぉ!!!


マンフリードが頭から地上へと衝突する寸前。苦し火に包まれた蛸頭が呻き声を上げながら拘束を解き、距離を取る。済んでのところで身を捻り、頭部から地に衝突することは避けられた。と言ってもゴロゴロと転がるように不恰好に受け身を取るので精一杯だった。


蛸頭のミュータントは全身に火が付き、幻術を振り撒きながらなんとか火消しに躍起になる、扇子を2つ懐から取り出し地と宙に投げると扇子の裏から水が大量に噴出。それを浴びようとする所をすかさず襲いに行く。


「簡単に苦し火は消えねぇぞ!」


怒鳴りながら息つく暇も与えずに突っ込んでいくと、察したかのように蛸頭の周りの扇子から出る水が変化、霧状に変化しあたり一体を覆おう。水浴びしている暇が無いならあたり一帯、水分だらけにしてやる。と言うことらしい。

そして実際に襲いかかったマンフリードと4合もするうちに火は消えた。


苦し火自体は消えない火などでは無い。しかしそれにしても消すのが早い。先ほどの解けない拘束といい。奇妙だった。しかし、今は距離を取られずにいる。今に集中するべき。


懐に入り、近接戦で押す。それ以外の戦い方など無い。


マンフリードが出来ることは大体それだけだ。だからこそそれを磨く。武器などいらない。この拳、体が武器だからだ。霊拳は攻撃だけでない。防御にももちろん使える。敵の攻撃のタイミングに合わせてその瞬間に霊気を爆発させ、弾く。


(昔教団で、教団が健在だった頃。3Faithのオッサンが言っていた。系統と適性だっけ。あの男は俺を典型的な発散系統だと言った。その中でもレベルが高いとも。その時はなんだかよくわからないことを言っていると思った。だが実際、確かにそうかもしれない。発散することにかけては得意かも知れない)


そして今なら分かる。発散系統の能力者として自分は並ぶ奴がほぼいないほどの天才なのだと。そこだけなら、本当にそれだけでいいのなら、そこに関しては誰にも負けない。少なくとも今はそう思えるほどに、断言してしまえるような死合いをしていた。


毒霧を奴が吹けば、霊拳で霧ごと吹き飛ばし、霧散させ、撒菱は一つも踏まず、獣のようなステップで距離を管理。いや距離を破壊し、蹂躙する。むしろ、設置系の技や、道具など好きなだけ撒けば良い。立ち回りが複雑になればこいつ自身が罠を踏むだろう。俺ではない。俺はどんな状況だろうが、その瞬間にそうするべきか、感じて動くだけだ。


短刀の突きを紙一重で躱し、踏み込んでフェイントをかける。次の呼吸でもう一度突きが来た。予測してたんじゃない、獣のように反応。それは数えきれないほどのギリギリの戦闘で培った、場当たり的にしか考えず、そう生きて来た人間だけが、そんな戦士だけが持つ経験の蓄積が予測能力を不要とさせる、そこから派生した反応だった。瞬間に出鼻を挫くように霊拳を奴の正中線、鳩尾に放った。


拳から確かな手応えを感じ取った。奴を貫いた。


血反吐を吐き出しながら、蛸頭がもんどり打って転がっていく。構えは解かず、マウントも取りに行かない。ここで一撃をぶち込む為の構えをとって奴が起き上がるのを待つ。


上半身を起こした蛸頭の胸にはぽっかりと穴が空いていた。血を口から流しながら蛸頭が口を開く。


「……見事也、囚人、いや死人の拳士。拳の上ではお前に敵うものなし」

「おう、俺も丁度そう思ってたんだ。いい観察眼だな」


「ふふふ、しかし、甘く見ていた」

「いい殺し合いだった。蛸男。死ぬ前に名を聞かせてくれ」


ーヘルマンだ。セイクリッドスピーシーズ、クラーケン族族長、聖種隠密部隊頭領、ダッチ・ヘルマンだ。よく覚えておけ。


ヘルマンが名乗ると吐血、絶命した。




>>ダッチ・ヘルマン 死亡


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