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シーカーの軌跡  作者: レイン
βテスト
PR
14/25

14

「あー……なんだこれ」


朝、起きたら全員がベッドまで辿り着かず入り口付近で倒れこんでいた……


あぁ、昨日はボス倒して疲れきって帰ってきたとたん意識がなくなったんだったな……


「おーい、お前ら起きろー」


昨日のことを思いだしまずは皆を起こす。


取り敢えず朝飯を下の階にある食堂で食べ、部屋に戻って来た俺たちはステ振りをする。



ステータス


Name シーカー

年齢 20

種族 ヒューマン Lv54

職業 鍛冶師


()内は職業、称号補正値 HPMPには反映しない

HP 249/249

MP 249/249

Str 83(+13)

Vit 83(+3)

Int 83(+3)

Agi 83(+3)

Dex 83(+10)


BP0


固有スキル

状態異常耐性(微)


スキル

unique:御影流槍術Lv32↑up

special:蒼纏Lv13↑up

rare:健眼Lv14 ↑up

鍛治Lv24↑up 生産者の心得Lv20↑up 土魔法Lv25↑up 気配察知Lv21↑up 魔力操作Lv14↑up 無魔法Lv3 ↑up 空き1


アーツ

御影流槍術

壱之型:柊 無駄の無い突き クリティカルでダメージ2倍

弐之型:閃 横への一閃 敵に裂傷を付与(微)

参之型:霞 防御貫通攻撃 同時に他のアーツを発動可能

肆之型:桜 気と槍の無数の突き 敵に麻痺を付与(微)

伍之型:砕 石突きでの打撃 敵に骨折、気絶を付与(微)

終槍:赤椿 柊と桜の複合技 敵に出血を付与(微) クリティカルでダメージを1.8倍


蒼纏

加速クイック:使用者の全てが加速する。

扱う人の適正により加速には個人差がある。

使うと使用後に激しい疲労感が襲う。レベルが上がると緩和されていく。


【称号】先駆者 オールラウンダー 孤高のソロ


装備

血骨狼の十文字槍 Str+54 獣とアンデット

血狼の皮鎧一式 Vit+25 Agi+19



おぉ、昨日と一昨日の探索で大分レベルが上がってるな♪

2日で3レベルか、転生はできそうにな。それでもいいとこまで行けそうだ。


ラーク達も大分レベルが上がり、皆ラークとガッシュとサラが50、イスルが49になった。


今日はリベレーターズ本部に行ってランクアップとギルドを設立することになった。






「…………以上がギルド設立の説明です。それとギルド設立後の建物に設置するギルドクリスタルを渡しておきますね、操作方法はクリスタルを起動すれば分かりますので」



ボスを倒したと報告に行くと無事、俺はランクC、他の皆はランクDになったので、俺がマスターとなってギルドを建てることを伝える。


皆は俺がマスターなのが一番だといっていた……マスターは一番強い奴じゃないとな! ……とラークが語っていた……


活動するための補佐は皆手伝ってくれるし、マスターって響きは嫌いじゃないので即決した!


ギルドに関しての説明を要約するとこんなんじだ。


1つ、ギルドはメンバーが寄付した資産で運営する。


2つ、ギルドの最終決定権はギルドマスターが所有する。


3つ、ギルド間の戦争は自由。


4つ、ギルドでフィールドボスに挑むことができる。

これは前にもリベレーターズのマスターが言っていたがそれは、ギルドメンバー全員でクランと呼ばれる物を組織することでメンバーのステータスがボス戦で飛躍的に上昇するという仕組みだ。

更にクランで連合を組むレイドのようなものをクラウンという。

これによりレイドよりもより強力な集団を組織できるようだ……ボス以外の戦闘でもステータスの上昇がないだけで普通に戦えるらしい。


5つ、ギルドホームはリベレーターズが管理していたらしく、そこから選んで買い取るらしい。


6つ、ギルドの知名度や資産が増えるほど加入可能人数が増える。


7つ、ギルドホームの操作は全てギルドクリスタルで可能。


この7つが長々と説明された……



で、まず俺はギルドホームを紹介してもらう前に皆である場所に向かうことにした。



「おーい、ナツカー。今いいか? 」


「ぁ、シーカー君、また素材の買い取りかな? まぁ、今はお客さん来てないし、まぁ元々余り来ないんだけど……空いてるよ?」


そう、俺はナツカをギルドに勧誘しようと思っている。

ので、それを聞きに来たんだ。


「いや、買い取りじゃなくてギルドを作ることになったから勧誘に来たんだ」


勿論他の皆も賛成してくれている。

防具を作れるプレイヤーがギルドにいると助かる! というのが皆の意見だ。


「へっ? ギルドって?」


「そうだな、まずギルドから説明するか」


俺たちが最初のギルドだからな。

公式サイトにもなかったらしいし、知らないのが普通だろう。



「ふーん、てことはそのギルドに入ることで私は貴方達が獲ってきた素材を使いたい放題でギルドに設備も用意してくれる、そして貴方達は防具を手に入れられる、というメリットがあるのね? 更に、余った防具は売って1割を上納金として納めて、6割素材提供した人に渡したらあとは私のお金にしていいということね?」


「そうだな、6割を提供したやつらで均等分配するから3割はナツカが自分の金にしていいぞ。皆もそれで納得している」


後ろで4人がうんうん、と頷いている。


「決めた、加入します!」


「おお、そうか! じゃぁ早速ギルドホームを買いに行くぞ! 皆、出せる資金は?」


「そうだな、俺は6万Eだ! 武器と防具買う必要無いならポーション類の調達資金だけでいいからな!」

「俺は5万Eまでなら出せるぞ」

「そうだな……僕は罠とかも作りたいから4万五千Eかな」

「私は……5万Eだよっ♪ ナツカちゃんが杖を作れるんだったら7万Eまでかな♪」

「杖なら作れるよっ! 防具と杖、剣なんかも作れるけど、剣とか盾はシーカー君が作れるからね。あと私はお店の資金貯めてたけど売り場と設備を用意してくれるなら15万E位までだせるよっ!」


ほうほう、ラークが6万にガッシュが5万、イスルが4万5千でサラが5万、おお、ナツカが15万も出してくれるのか! 勿論設備と売り場は用意させて頂きます!


「なら俺が20万Eまでなら出せるから合計で資金は56万五千Eだな! 此れだけあれば立派なホーム買って、設備も十分揃えれるな。それじゃぁ本部に行ってギルドホームを買うとするか。」





そして、ギルドホームの購入受け付けでお勧めのギルドホームと聞いたら5件案内された。


1件目はどデカイ屋敷みたいなホーム……

いや、流石に使いきれないし資金も足りないから却下!


2件目は普通の大きさで総2階建の建物を案内された。

皆の反応が芳しくないのでこれはパスかな……


3件目は1件目よりは小さく二件目よりは大きな敷地に1階の面積が少し大きい2階建の建物だった。


「おっ、ここは結構いいな」


「そうだな! なんか正面から見た感じが良い!」


「なんか落ち着く感じがするわね~、私は好きだな~」


思わず呟いてしまう。


候補に入れておこう、価格も30万Eとちょうどいい値段だ。



4件目はこれも2階建……ではなく地下も含めて3階建の建物のようだ。


「良い! 隠し部屋ができるよっ!」


ナツカがそんなことを喋っているが、隠し部屋……いいな! 初期メンバーのみが知るもう1つの部屋……うおぉぉ! ロマンだっ! これはここに決定かもな……!


中も開けたらエントランスホールが広がっていて、1階には部屋が4つ、エントランスホールの右に2つと左に2つあり、更にホールの正面には左右から上がっていける中央階段がある!


価格も34万Eで3件目よりもお得だし、ラークとガッシュは言わずもがなサラとイスルも気に入ったようすだ……


次の物件見る必要あるのか? まぁ見るだけ見ておこう。


5件目は平屋建だが面積が1件目並みに広い建物だった……

駄目だ、ロマンがない、美しさがない……



「5件見た中では4件目が一番だったと思うんだが、皆はどうだ?」


「私はさんせーい! ふふふ、隠し部屋なんて憧れるじゃない!」


私も賛成かな~、とサラもニコニコしながら同意した。


他の三人は……うん、聞かなくても分かるや!


いや、でもそんなにメンバーが増えるのか? 気に入ったら加入許可しようと思うから増えても10人くらいだろ……


その事を伝えると皆も考え出す……




「じゃぁ決定!!」



「3件目の建物をホームにします! 」


「畏まりました。少々お待ちください」


受付嬢に伝えると受付嬢は笑顔で一礼し、奥に入っていく。


「どうぞ、これがその物件のギルドクリスタルになります。これをどこか1つの部屋に設置してください。また、他ギルドとの戦争があった時の目標物やギルドの拡張などの設定もこのクリスタルで行うことになるので必ず出入りできる場所に設置してください。それでは今後のご活躍を期待しております!」


最後に満面の笑みを向けられ男4人は天国に昇る思いでギルドホールまで歩いていった。

……その後女性2人に張った押されたのは当人達しか知らない。



「しゃてさて、じゃぁまずは部屋を決めるじょ! クリシュタルは俺の部屋に設置しておくからな!」


部屋決めが終わり、女性2人に殴られて腫れたせいではっきりしゃべれない……


部屋は全員が2階を選んだ。

俺は階段を上がって右側の一番奥の一番広い部屋で、ラークがその1つ隣の部屋、ガッシュがラークの部屋の隣で階段の目の前の部屋だ。そして、イスルが、上がって左側のすぐの部屋、サラがその隣で、一番奥がナツカの部屋となった。


因みに部屋は自動認証ロックが掛かっていて、許可なく他人の部屋には入れないようになっている。


皆が部屋を決めたので俺の部屋に設置したクリスタルを操作する。


皆の意見を極力取り入れた作りにする。


まずは鍛冶の作業部屋を2部屋と設備を2つ、俺のとナツカのを揃えるにした。


建築面積が70坪と相当広いので余裕があるので俺の作業部屋を20畳、ナツカの方は部屋に玄関とカウンターを作り、店兼作業部屋にして、30畳とった、そして、倉庫は2階に作ることにする。だ。そして、空いている15畳は部屋を作りビリヤードにブラックジャック、ポーカー、ルーレットなどの遊び場を設置した! 使わないかもしれないが武器の修復を待ってるあいだとかにね!

これで玄関から右側がきまった。

光源は窓と魔核から作った光の魔石を設置して確保した。、

店から奥はナツカの許可なしには入れないようになっている。


次は左側!1部屋、大体20畳位を他の生産関係の作業部屋にする。

全ての道具を取り揃えておく! これでもし他の生産者が加入してもOKだ!


そして増えるかもしれないメンバーを考え、5畳の二人部屋を5つ作った。

おいてもいいけど

2階は皆の部屋の奥を狭くして、1部屋20畳くらいあったのを10畳にして、階段上がってまっすぐ進んだところに6人がゆったり過ごせる吹き抜けで下を見下ろせるフロアにした。そして、俺とナツカの部屋の奥にはラークとサラの部屋の奥も使って作った物を置いておく倉庫を作った。


インベントリにいれておいてもいいけど出すのが大変だからな……


よし、部屋割り終わったな。


「終わったから変更するぞー! 全員俺の部屋に集合!」


「おぉ! 終わったか! 今いくぞ!」


「やっとできたの? 長かったねー」


いやいやナツカよ、まぁ、30分位かかったか? でも早い方だと思うんだけどな……


それじゃぁ『変更』っと。


クリスタルが表示する画面の変更ボタンを押す……ん? 何も変わった気がしない……


ゴゴゴゴゴー


「「「「「「おおっ!」」」」」」


俺の部屋がどんどん縮んでいく!

変更できたみたいだな!


ちゃんと部屋割りが完了されている。

俺が設定した通りの間取にかわった。

あ、そうだ、俺から提案したいことがあるんだ。


「なあ、このギルドクリスタル、俺ら6人の専用空間に動かそうと思うんだが」


「? なんで?」


サラが首をかしげる……小動物のような動きに思わず撫でたくなる……


っていかんいかん!


「そ、そうだな、一番はお前ら5人をギルドの役職に任命しようと思う。所謂幹部だな! それで、ここでそういう話をするときにこのクリスタルがあった方が何かと便利だと思うからだ」


任命されたら役職ごとにある程度設定を変えれるしな。

と補足を入れておく。


「そういうことなら大賛成だよっ!」ね~? とサラがみんなを見回す。


皆は頷いているので動かすことにする。


「よし、じゃぁ任命するぞ!」


まずはラーク……いきなり難しいな! ん~、おっ、これなんかいいな! よし! ラークは『武将』

イスルは『参謀』をやってもらう。

ガッシュは……『守護将』かな。

サラは……『魔将』だ! 魔法使うからぴったりだな!

ナツカは『クリエイトリーダー』だ。

そして、俺はギルドマスターともう1つ役職を勤めないといけないらしい……

うーん 『総大将』? いや、『総帥』だな!

皆に丁度良さそうな役職があってよかった……



『武将』:戦いの攻め大将。守護将と共に軍事関係を担当。


『参謀』:戦略をたてる軍の頭脳。外交や資金管理を担当。


『守護将』:主に守りの大将。武将と共に軍事関係を担当。


『魔将』:魔術師の大将。マスターの補佐を担当。


『クリエイトリーダー』:生産職のリーダー。物質関係を担当。


『総帥』:以下の4つの総指揮。ギルド管理。ギルドマスター限定役職。



よし、じゃぁ皆で運営するギルドだ!

「名前を決めるぞー!! 思い付いた順に言っていけ!」


「「「「「おぉー!」」」」」


「じゃぁ、シーカーと愉快な仲間たち!」


「エレメントマスターとか!」


「カタストロフとかどうだ!?」


だからな、お前は終末とか破壊から離れような ?


「うーん、神々の戯れとか?」


イスルがにやけながら候補をあげる。


うん、便乗はよくないと思うんだよな!


「六人いることを絡めるとか……?」


「それいいな。 でもなんかあるか……?」


「あっ! なら俺良いの思い付いたぞ!」


「何~? どうせまた可笑しなのでしょ……」


俺も更に同意……どうせ、どうせ変なのだろーな……


「それは……」


それは……?


皆が息を飲んでラークの次の言葉を待つ……


「6人の英雄だっ!」


な、なんだと !?


「おお! 格好いいじゃないかそれ!」


「うんうん、ラークなのに良いの名前考えるじゃん」


6人の英雄はローガスタ戦記って小説に登場する50の冒険者のうち生き残って目的を果たした6人の冒険者のことらしい。


ラークが小説を読んでるなんて……

と皆が暖かい視線を向けると何故かラークはドヤ顔で胸を張るので取り敢えず殴っておく。


ガッシュもイスルの顔も驚愕に染まっているが名前に関しては賛成のようだ……本当にラークにしては格好いいの考えるな。


「それじゃあ6人の英雄で異議無しの人は挙手!」


「満場一致! ギルドネームは6人の英雄だ!」


そして、名前を入力使用としたところで意外にもイスルが


「6人の英雄に見立ててるなら名前も借りちゃったら?」


という意見を出した。

それいいな! 皆が一緒になって名前を当てはめる。



「よし、じゃあこれで名前と渾名(コードネーム)、役職入れるぞ」


ポチッ よし登録完了!



『6人の英雄』

シーカー:役職『ギルドマスター』『総帥』

渾名 『謎の魔法戦士(Unknown)

ラーク:役職『武将』

渾名『魔神殺し(ベクル)

ガッシュ:役職『軍将』

渾名『鉄の王(フレーブス)

イスル:役職『参謀』

渾名『捉えし者(ニース)

サラ:役職『魔将』

渾名『賢者(フィーレ)

ナツカ:役職『クリエイトリーダー』

渾名『火を司る者(フィルレア)


知名度 0

貢献度 320


貢献度が上がってるがこれはボスが3体倒し、クエストを消化したからだ。

エリアボス一体で貢献度+100が貰え、他にもクエスト消化率などでも上がる。


「よし、じゃあ改めて……これから宜しくな!」


βテストが始まって15日、遂に最初のギルドが設立された。

2番目以降が設立されるのはこの4日後からだった。

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