4
自分の好きなジャンルがごちゃ混ぜになってます。
最終章になります。今月完結予定!
三章は残りの内容もこんな感じです。一番短い章になります。
週一予定の不定期更新ですがどうぞよろしくお願いします。
大型二輪車で走る大助を継ぎ接ぎの(フランケン)ゴリラ追いかける。
入り組んだ工場地帯では曲がるためスピード押さえて走らなければならない。大助は建造物を次から次へと渡るゴリラにコーナーリングで徐々に差を縮められていた。
意識会話でジュニが大助に報告をする。
『あと三度曲がると追いつかれる計算です』
継ぎ接ぎのゴリラは見るからにパワー型だ。大助としては遠距離で決着をつけたかった。
「仕掛ける。《ダンデライオン》を全て分離」
カプセルが割れ、爆発する綿毛が宙を舞った。建造物に触れると継ぎ接ぎのゴリラを巻き込んで連鎖爆破を起こす。
大助はハンドルを操作し車体の前後を入れ替える。
バック走行なら追いかけてくるゴリラを視界に捉えることができる。
《重力圧縮砲》を展開、チャージを開始する。黒煙を引き裂いて現れたゴリラに照準を合わせた。
『打てます』
最大限にまでチャージした《重力圧縮砲》を開放する。
重量圧縮弾は闇の固まりだ。光を反射しないそれは球なのか円なのか判断がつかない。継ぎ接ぎのゴリラめがけて飛んで行った。
向かってくる重力圧縮弾に対しゴリラは腕を左右に広げて腹を見せる。腹部はしゃぼん玉のように虹色に反射する金属でコーティングされていた。
『まさか対重力武器装備⁉ 跳ね返されます!』
大助は跳ね返された重力圧縮弾に向けてチャージなしの《重力圧縮砲》を放つ。
二つの闇がぶつかり合った。光さえも飲み込んでその場にある全てものを圧し潰す。
大助はバック走行のままアクセルを捻り、継ぎ接ぎのゴリラは横へ飛ぶ。
「位置!」
『八時の方向、来ます!』
バック走行する大助から見て右前方、建物を飛び越え落ちてきた。ゴリラは落下中に左右の手に持っていたパイプ――辺りからちぎったのだろう――を僅かな時間差をおいて大助に投げた。
パイプが宙に飛ぶ間にゴリラは転がって衝撃を分散し、着地をする。そのまま勢いを殺さず前方へ飛び、空中でパイプを再び掴んだ。
大助は飛んでくるパイプをガード無しで受ける覚悟をしていたのでゴリラの行動は予想外だった。大型二輪車の加速を入れる間もない。
ゴリラは宙で腕を振り、大助の右腕とヘルメットをパイプで打ち付けた。
大助は右腕をハンドルから手離し、首を強制的に捻られた。
『大助⁉』
ジュニは大助が振り落とされないように大型二輪車の加速を緩めたがそれはミスだった。
大型二輪車が継ぎ接ぎのゴリラの射程圏内に入る。
ゴリラはパイプを捨てると肘から先を回転させた。ゴリラの回転左フックが大助に放たれる。
大助は首が曲がった状態で視線パネルを操作、《圧力光線》を選ぶ。ジュニがアンチコーティングの施されていないゴリラの右脚に狙いを定めて光線を発射。ゴリラは光線に押され大型二輪車と距離が空く。フックは空をきった。
大助は左腕で背中の大型ハルバードの柄を持ち、構える勢いのまま振り抜いた。ゴリラの右肩から先が切断される。
ジュニは《圧力光線》を止め、車体右側面の《マジックロープ》だけを展開するとゴリラの右脚に発射した。《マジックロープ》はとりもちとして使ったのだ。
ゴリラがとりもちから脱出される前に大助は視線パネルを操作、大型二輪車をバック走行から前方に急発進する。
継ぎ接ぎのゴリラが恐怖に口を開けた。
《分子チェーンソーの槍》がゴリラの頭部を貫く。遅れて赤黒い液体が噴水のように溢れた。
大助は首なしになった機械と動物の融合体を振り返りはせず走り抜けた。
誤字・脱字が多々あるかもしれませんがご容赦お願いいたします。
発見しだい修正しています。




