第一話 もし現実に来たらどうするの?
突然だが
イマジナリーフレンドを知っているだろうか
俺にはイマジナリーフレンドがいた
というか今でもいる
高2になった今でも
「.......いつまでいるんだよ」
??「ん~?光がその勉強終わらせるまで」
今話してきたのが俺のイマジナリーフレンド、美那
上の名前は......あった気がするが忘れてしまった
紹介が遅れたが俺の名前は時政 光
記憶では美那はだいたい、中三のころに現れた
いきなり出てきて、今でもずっといる
ただの想像でしかないが、美那はめっちゃ美人
けど、中三のころのまま姿が固定されている
「.......いい加減、やめてくれない?」
美那「え~ずっとこうしてたい」
あとずっと、腕にしがみついている
こっちは勉強してるんだがな......
ただの想像
そう思っても、まるで人格があるみたいに喋っている
本人がそこにいるような感覚がある
「.........ふう、やっと終わった」
美那「お疲れさん♪何して遊ぶ?」
「あのな、もう俺は高2だぞ?」
美那「いいじゃんか!」
「はぁ.......」
いつもこんな感じだ
俺はいつもこいつに振り回されている
けど、苦じゃない
なんでだろうな
美那「ねえねえ、私さいつも思うんだけど、ちゃんとした体で光に会ってみたいんだよね」
「いきなり何言いだすんだよ」
美那「会ってみたいって思わないの?光は」
「.........思わない」
美那「え~~ひどいな~」
美那「けど、もし現実に来たらどうするの?」
「..........来ないだろ、あくまでもお前はただのイマジナリーフレンドだ」
美那「ふ~ん」
「....俺は寝るよ、明日早いし」
美那「ん、おやすみ!」
「.........おやすみ」
そういって眠りにつく
................................................................
「ん......」
「ふぁーー」
美那「おはよ」
「おはよう」
美那「いつも通り眠そうね~」
「いつものことだろ」
俺は今は一人暮らし中
なので、一人で朝食を作らないといけない
「....パンでいっか」
美那「ダメだよ~ちゃんと食べなきゃ」
「俺はこれでいい」
美那「バナナくらい食べなって」
「ねえよ、バナナなんて」
美那「買えばいいじゃん」
「...............」
黙って朝食を食べる
................................................................
「さてと、行くか」
美那「行こ行こ!」
「お前はついてこなくてもいいじゃん」
美那「行きたいのは行きたいの!」
外へ出て、通学路を歩く
少し暑い
美那「暑くなってきたよね~」
「夏が近づいてきてるからな」
...............
学校に着き
自分の席に荷物を置き、座る
そして、本を読む
美那「またその本?見てて飽きないよね」
「.........静かにしてくれ...集中できん」
??「よお、陰キャ」
「誰が陰キャだ、誰が」
こいつは俺の親友的な何かだ
親友「何読んでんだよ」
「別に」
親友「そっけねえな、そういや聞いたか?転校生来るらしいな」
「聞いてない」
親友「誰だろうな~女子だったらいいな」
「................」
美那「誰だろうね。光は気にならない?」
「気にならん」
親友「?.....誰に話しかけてんだ?」
「ただの独り言」
親友「そ」
美那はイマジナリーフレンドなので、俺以外に姿は見えない
美那のことは誰にも話していない
揶揄われそうで怖いからな
そう思っていると
ガラッ
先生が入ってきた
先生「今から、転校生を紹介するぞー」
生徒1「せんせーまだ座ってないんですけど―」
生徒2「紹介するのは、座ってからにしてくださーい」
先生「おっと、すまないな」
全員が席に座る
先生「んじゃ改めて、入ってきてー」
??「失礼します~」
入ってきて早々に、男子たちが騒ぎ始めた
まあ、言いたいことはわかる
だって入ってきたのが、とてつもなく美人な女子だったからな
そして、転校生は自己紹介を始めた
??「初めまして!黒川 美那って言います!」
転校生はそんなことを言った
「........は?」
美那?
俺のイマジナリーフレンドの?
あの美那か?
姿は違う
けど、声や性格は俺のイマジナリーフレンドと同じだった
え?
これは俺のイマジナリーフレンドが、自分の学校に転校してきた話




