別視点6
「皆様手元に資料は行き渡りましたですか?」
アメリカの軍事兵器の開発運用に新しい鉱石、人体の性能向上が見られ防衛の観点で見ても新しい兵器開発が急務。
軍部上層部、民間軍事会社、政府高官が一つの部屋に集まっていた。
「資料を確認して貰えればわかる通り既存の技術での兵器は淘汰される可能性が大いにみられますです。パワードースーツの開発は人のポテンシャルが上昇しカイハツする意味がないです。無人機は新種の鉱石が電波を通さない特性上不可能。電波を通せる技術が確立されれば話は別でしょうが新しい通信技術を開発した方が早いと結論が出ましたです。」
「通信技術は開発できそうなのかね?」
軍服を着た筋肉質な男が今まで話し続けていた白衣の男に問いかける。
「20年位はみてもらいたいです。」
「20年とは...。まぁ新しい物質からの開発だそれくらいかかるのだろう。だが我々を集めたのは他にも技術開発に目処が立ったのだろう?」
軍人は獰猛な笑顔を浮かべる。
「はいです。資料の次のページを見てもらえれば。」
「...!これは。実現出来ると?」
資料にはパワードスーツより大きな人型兵器の設計図が書かれていた。
「実現は可能です。今までの技術でも小型の物であれば実現できていたのですが動かすと脚部が重さに耐えかねて自壊するのとパイロットがコックピットの中でシャッフルされミンチになるっという問題点が解決できそうです。」
「ふん、私が生きている間にこんなものを見れると思わなかったよ。良いだろう、ただし次世代の戦闘機や既存の兵器の更新も同時に行ってくれ。」
「わかりましたです。」
「博士、我々は予算を付ければ良いだけですか?」
スーツを纏った高身長の男が問う。
「それもありますけどロボット対戦系のゲーム会社にも支援していただきたい。」
「ああ、FPS(銃の対戦ゲーム)と同じようにロボットのゲームも軍への入隊数を増やすための広報に加えて欲しいと。」
「お願いしますです。それと政府、軍の方にお願いしたいのは日本に日米共同開発と銘打って打診してください。」
軍人が少し嫌な顔をする。
「我が国だけでは開発できないと?」
「出来るでしょうが時間、費用、あと基幹産業の部分では日本はまだ優れているので使える物は使いますです。」
「技術の漏洩の面では自国開発の方がいいのでは?」
「開発してもらう箇所だけでは絶対に完成できないよう差配しますです。」
話を聞いていた政府高官が話をまとめにかかる。
「開発するのに問題になる箇所は後日提出してください。日米共同開発については持ち帰り検討を。試作機のパイロットは軍の方でお願いします。」
「陸海空軍から1名ずつ優秀なのを出すが返せよ。」
「では今回の議題が決まり次第会議再開ということでお集まりいただきありがとうございますです。」
白衣の男は自分の主張が大方通るだろうと新しい時代に功績が歴史に名前が残せることに満足しながら部屋を退室していった。




