真犯人へのヒント
……昨日のPVがいつもの倍?
2日前に載せ忘れたせいでしょうか……。
「キキョウちゃん!」
町に入ってすぐ、マリーがあたしに駆け寄ってきた。
「マリー! 町の様子は?」
「大丈夫よ。わたしや町の外にいた人たちには影響がなかったから、至急呼び集めてみんなで見回ったの。神獣たちも協力してくれたからね。おかげで火事とかも未遂で止められたし、赤ちゃんとかも無事だったわ」
よかった。こういうので危険なのは、老人と赤ん坊だしな。
「ところでそちらの方は?」
珍しい黒髪にこちらも戸惑ってるよう。マリーはあのバカも知ってるしね。
「うん。彼については後程。一応味方だよ。真竜の長さんの契約者さん」
「……契約者、いらっしゃったんですね」
「うむ」
今は彼も小型化中。黒羽と同じように紫黒の背中にくっついてる。
「……犯人、いちおう連れてきた。調べないとね」
あたしの背後を見たマリーは一瞬かたまる。
あたしが殺したわけではないとわかってくれているようだけど、いくつもの死体を引っ張ってきちゃったらね……。
「……それじゃ、ギルドにいきましょ。そっちにトキワも行ってるから。みんな毒もぬけて動けるようになってるしね」
「うん」
うなずくと、そろってギルドに向かった。
「……もどったか。で、そいつらは?」
「こっちは犯人。彼、紫黒が捕まえたんだけど、すぐに死亡しちゃったって。それについては間違いない。んで、こっちは紫黒。この件についての協力者。(長さんの契約者さんだよ)」
最後は小声で、トキワだけに聞こえるようにいった。
紫黒の後ろの長さん見て、一瞬固まってる。……一番鍛えられてたからな。
「そ、そうか。それでシコク。こいつら捕まえるときになんかあったか?」
知らないとそうなるか。まー、本人は気にしてないけど。
その紫黒は無言で首を振る。んで、あたしのほうを見た。
しゃべれない以上、説明はあたしがやれってことかい。
「うん。紫黒いわく、こいつら風の国の王家の関係者に命じられてのことらしい。くわしい証拠などは、あたしたちで見つけるようにとの神様の依頼で」
「……そうか」
ざわざわざわ……。
ここで王家とか神様とか大事いわれてとまどってるな。しゃーないけど。
「まあ、これはあたしについての依頼だし、この町に結界ははったから、すぐにどうこうということはないよ。……この結界ひと月はもつし、壊せるの神様くらいだから」
しーん。
こんどは静かになった。わかってるさ。あたしはこうなると神様の使い扱いになるってことはね。だからってほっとけないし、それで安心できるならそれでいい。
それがわかってるからだろうね。マリーが背中をポンポンと叩いてくれた。
「……では、この件はキキョウ様にお願いしても?」
「それがあたしの仕事だよ」
無言で頷くギルド長さん。
「とにかく、こいつらからすこしでも情報を得ないとね」
「……どうやって?」
持ち物、服装に特徴は何にもないからね。
だけど、魔術使えば過去を視ることもできるんだよ。
……なるほどね。
「どうやらあたしを捕まえて、自分の嫁にでもするつもりみたいだね。そうすれば、王になるのも簡単だから。そのためになら、他者をいくら使いつぶしてもいいと思ってるようだね」
真犯人は、王家の、王位に遠い人物かよ。
ふっふっふ。このあたしを敵に回して、自分の都合よく運ぶとは思うなよ?
ふと見ると、周りはみんな引いていた……。
トキワとマリーはそんな連中ほっぽっといて、死体の後始末。
紫黒がよしよしと頭を撫でてくれました。




