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和平交渉へ(2)

あらすじ

和平交渉の場をレイラ達に作って貰った。

**********************


ベンケイを通して事情を把握したレイラとナタリアは直ぐ様、行動に移してくれてフォロットル王国からは国王やその他重鎮達とガルシア将軍という豪華な顔触れが並んでいた。


一方でワーウルフからは魔王・ガオーンとその配下であるアルベルを連れてきた。


そして、ドワーフからは族長の「ガイ」とそして、 フォロットル王国を侵攻していた鋼鉄の殺人からくり兵である魔道騎士兵を作れるスキルを持つドワーフの「ゴルムス」が代表として連れてきたのだ。


「やっとツラ出せましたが、ベンケイらのパーティーリーダーの小猫族(リトル・キャット)の黒猫のクロだ。早速だが和平交渉について反論のあるヤツは勿論いるよな?」


フォロットル王国側にはレイラ達が情報を提供していた為に小猫族(リトル・キャット)の黒猫の件は重鎮達に知れ渡っている。

俺が聞くと、「当然だ」とフォロットルの重鎮達が騒ぐ。


「まぁ、そりゃ~よそ者の俺らにとやかくいわれる筋合いはねぇだろうがなぁ~。なんつーの? 前の世界の口先ばかりで行動できねぇダメな大人見本みてぇなのしか揃ってネェから言うけどな。 争い(それ)をいつまで続けんの?って話だぜ?」


「そ、それは勿論勝つまで…」


「その勝利で犠牲になったヤツや損失をそんな事を言ってる奴らに補えるとは思わねぇが?

そもそもな、俺はこの世界そのモノを見下してるんだぞ?

結局は異世界から勇者様をお呼びしなければ魔王には対抗できませ~んって 女神ども思われてるお前らが異世界から集団誘拐された俺に文句いう筋合いはあると思うか?」


「ふ、フォロットル王国では異世界人の転生や転移は行っては… 」


チーーーーーーンッ!!!!


はい。嘘発見ベルがなりました。つまりはフォロットル王国でも異世界から転生や転移を行っているのは確定した。


事前にベルの事は伝えた上での発言で鳴った事は問題であろう。


すると、ガルシア将軍がおれに尋ねてきた。


「実際にフォロットル王国でも異世界からの転移・転移者はいるし、前衛で闘っている者もいるのは事実だ。 現にこのリザベラも転生者で軍師としてスキルがあって前線で立っている… 」


「嘘やん!!?んじゃ、その爆乳ちゃんは元々おっぱい大きかったの!? 」


マジかよ。やっぱり外国人って乳デカいヤツはデカいんだな。 梨央奈や琴音が知ったら嫉妬しそうだな。


「あのクロ殿。威厳が…そのなくなりますが?」


すかさず、ベンケイがフォローを入れる。


「あー…それもそうだなぁ。ぶっちゃけ、他にも魔王がいるこの世界でだ。

仮にフォロットル王国が危機に陥ったときに増援として駆け付けてくれる協力国ってあるのか?」


「そ、それは…フォロットル王国は魔王領土に近い上に人間の国からは離れているゆえに協力国はいない 」


「なら、ワーウルフとドワーフと人間でさん種族共存国家を立ち上げればいいだろ?


そうすれば、ワーウルフも戦力になるし、ドワーフの技術がフォロットル王国に貢献できる目安ができるだろ? 」


「し、しかし、それでは魔道騎士兵達に殺られ散っていった者達が報われないのでは!?」


アァー、それを言っちゃいますか。


本当に前の世界同様に声に力が感じさせる事のできねぇ奴らしかいねぇわ。


「だから?散っていった者が死んでもそうさせたのはテメェらでもある事を相手のせいにして逃げるだけだろ?」


「なっ!?」


チーーーーーーンッ!!!!


ほら、鳴ったよ。国からしたらそれなりの報酬も腹って衣・食・住を提供して雇った傭兵がなかった死んでも対価として払う金が減る上に魔道騎士兵の侵攻を理由に民から税をあげる理由にするのにちょうどいいからだ。


「大方人間の戦争で利益がでるのは上の人間なんだよ。お前らは異世界から転生・転移がどうなろうと知ったこっちゃないし、金目当てで傭兵になって死んだ奴らを弔う気持ちなんて持ち合わせネェだろ?


所詮は都合のいい駒程度にしか考えてないから今和平交渉でそれが成立すると国が痛い出資を出さなきゃ成らねぇからなぁ~。

国的に損するのは嫌だよなぁ~特にいい身分の連中的にはよぉ~」


「そ、そんな事は思っては…」


チーーーーーーンッ!!!チーーーーーーンッ!!!チーーーーーーンッ!!!!


先ずは被害者面のフォロットルの裏の顔を表に出して対等な立場に持ってこなければこういう輩は金を出したがらねぇからな。


まぁ、誰だって損はしたくねぇのは同然の考えで人間として間違ってるとは俺はいわねぇよ?

言葉で人を動かせないヤツは暴力や権力で弱者を従わせるしか能がネェのを前の世界でも知ってるし、教師と生徒の立場も似たもんだ。


結局は成績重視で本人を見る余裕がないのと見る目がない人材いないを言い訳にしているだけだ。


なら結果を出す計画を話して実行して貰わなきゃ結局は意味がないが、それをさせないから馬鹿馬鹿しい事が起こるのだと思っている。


「まぁ、悪いようにはしねぇよ? ここで話が纏まればもう魔道騎士兵と戦わずに傭兵を雇う必要もなくなる。

だが、次にフォロットル王国として利益になる生業を産み出さなきゃ国として回って逝かねぇだろ? 」


「そ、それでクロ様はどの様なお考えを提案するというのですか?」


少なくとも魔王領土とフォロットル王国一帯を収めるには農村部や武具を作る工業部や他国からの貿易交渉など様々な難点があるのは事実である。


「少なくとも魔王ガオーンの争うよりも協力関係を気付いて広い土地を活かした作物の育成やドワーフらの魔道具や武具などを他国との貿易に使うつもりだが?」


「す、少なくとも魔王側と協力関係になってしまえば、他国との貿易など不可能に近い上に他の国から攻め込まれるリスクもありえます!!

とても現実的では… 」


「馬鹿馬鹿しい。そもそも人間同士の争いの前に魔族側に人間なんて先に滅ぼされる可能性が高いんだろうがよ。


そもそも、勇者が何人もいてもこのベンケイが護っていた【勇者の剣】を扱える勇者が現れねぇ現状なら魔王と手を組んだ方のが賢いと思うが?


ちなみにレベル32サイクロプスを3体倒してからこのベンケイに勝てる確率のが絶望的にネェんだよ」


元々は美人局の女神らに騙されてダンジョンを攻略して自分等に利益が無いから勇者の剣をラインヴィッセルに渡して代わりに高レベルのベンケイと契約をしている。


それにレイラとナタリアは訳アリであるが、俺の冒険に着いてきている為にフォロットル王国に腰を据えるつもりはないと二人は伝えた。


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