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罰当たりでも勝って生き残る為に

ダンジョン系って飯って蜥蜴とか虫とかキノコとか野生の焼いて食うのかなぁ…そいや、他のクラスメイトの事忘れたw

**********************


あのド貧乳・爆乳女神達が俺達を利用してまで攻略したかったダンジョンである事とレベル30を越えていたであろうサイクロプス達が護っていた門の中になにがあるのかはおおよその検討はついていた。


その為、財宝が眠っているとウキウキしているレイラとサイクロプスよりも強い魔物(モンスター)がいるのではないかと殺気に満ち溢れたナタリア達とは違い、面倒だと感じていた。


すると、そんな俺の様子を察したレイラが声を掛けてきたのだ。


「クロ?何か気がかりな事でもあるの… ?」


「… いや、何か良いように動かされてる様な気がして。

実際にレベルバグってこっちの住民でも起こる現象なんだろ?

なのにわざわざダンジョン攻略する必要があるのかなって… 」


「あぁん? こっちのレベルバグって一定のレベルになったら成長しねぇって意味だぞ? クロの場合は職業変更によるバグだから希少価値のあるアイテム【奇跡の石】ってやつじゃねぇと無理だろうよ 」


「何だそりゃ、一定のレベルになったらレベルが上がらないって事か? で、俺のレベルバグって職業変更によるバグってレイラから聞いてたけど? 」


僧侶であるナタリアがいうなら職業変更によるバグは【奇跡の石】という希少アイテムでなれば解除できないという。


ならば、レイラが俺のステータスのバグの原因を固有スキルにあるといった意味がわからなくなってきた。


なぜ、固有スキルの能力とレベルバグが関連性しているのか意味がわからなかった。

すると、ナタリアが国家レベルの情報であるから国の一部の人間しか知らされていない事実があるというのだ。


「早ぇ話だが、固有スキルは選択スキルと違って生まれ持って着いてくるスキルなんだ。


だから、その固有スキルのレベルが上昇しねぇと一定のレベルで成長が止まるんだよ… 」


「えっ!!? てぇ事は固有レベル1のままなら、何レベルで限界になるんだよ!?」


「個人差があるけど10~15くらいね。固有スキルは使用する頻度で熟練度が上がってレベルアップするけどね?固有スキルよりも選択スキルのが高いのが普通なのよ… 」


つまりはそろそろレベルアップしなくなるから固有スキルのレベル上げをしなきゃならないけど、その使用頻度による熟練度が経験値(ポイント)に還元されるからバグなのか。


まぁ、高レベルのサイクロプスが扉を守護するのに必要がある希少アイテムがあるからどの国も無理をしてこのダンジョンに挑んでた訳か。


だが、何故か面倒な事が起こるような気がしてならないのだ。


絶対に無駄足でこっちに利益にならない事をする羽目になると【予感】みたいなものが脳裏に過ぎったのだ。


「何か、嫌な予感するから先にマジック・ポーチにサイクロプスの死体と挑んだ奴らの装備品を集めておこうぜ? 」


「な、何よ!?嫌よ!?あんなグロテスクなものをポーチに入れるなんて… 」


「だって扉の向こう側に財宝とか俺のバグ治す【奇跡の石】が簡単に手に入ると思わないし、扉開けてダンジョンの入り口だとまた何日も探索に時間掛ける羽目になるんだぞ?


なら、裏オークションでサイクロプスの死体とか歴史ある鎧とか剣とか紋章が着いたやつを渡せば資金になるんじゃねぇか?」


「んなもん扉開けて確認してからで良いだろ!?それこそめんどくせぇだろ!? 」


「扉入ったとたんに閉まって出れなくなったらどうする?

もしも、ナタリアが力ずくで開けられなきゃ出れねぇだろう?


なら、ここで使えるものをポーチに入れて置いた方が色々と得だ。

サイクロプスの死体を魔物(モンスター)が出た時に上から落とせば押し潰せるし、無事に脱出できれば資金作りの元になるだろ?」


「そこまで女神の導きに対して警戒する異世界人も珍しいけどね。 普通は信頼するものでしょ? 」


「そりゃ、他世界からテメェの都合で呼び出しておいて力貸さなかったら、マジでこっちは損しかねぇんだよ。


あれだ、美人の娼婦がいる娼館があるとするだろ?


んで、気に入られる為に通い詰める必要がある。つまりは貢ぐ金を働かせて貢がせて良いように金蔓にするのと大差ねぇんだよ。


女神だってそれっぽい情を選んだからお願いしますとか猫なで声でテメェの都合の良いように動かすようなもんだろうが…」


そういい話ながら白骨化した死体から剣や盾を奪い取って遺骨は放置する。


仏さんの物を取るとか罰当たりだろうが、こっちもこっちの異世界の都合で勝手に転移させられた身であり、迷惑を掛けられてる分の【迷惑料】として利用させて貰う。


そもそも、異世界ファンタジー系は王族や貴族が悪巧みをしていて、それに巻き込まれたヤツもいるだろうが、弱肉強食の世界に甘っちょろい感情を抱けばこちらが馬鹿を見るだけだ。


大方、日本人は嫌な事でも断れないから都合が良いと異世界転生や転移に利用しているのだろう。


こっちはゲームの主人公みたいにはい、いいえしか選択権が選べない感情のないゲームキャラではないだ。

一度の負けが死亡というリスクの世界に身を投じており、生き伸びる為に知恵を搾るのは当然だ。


俺一人ならば「仕方ねぇか」の一言主で済むが、巻き込んでしまっているレイラとナタリアに助けて貰っている筋は通さなければならないのだ。

卑怯もクソも関係ねぇ持てる手札と状況を見極めて徹底的にやる。


せっせと白骨化した死体から武具を剥ぎ取るクロに若干の恐怖感を二人は感じていたが、直ぐに突入するのではなく先の事を見越してやるべき事をやっているようにも見えた。


そして、何よりも全く女神を信頼していないと思うような行動にナタリアは笑いながらレイラの肩に手を置くと、レイラも諦めたように使えそうなものや売れそうな骨董品を物色し始めたのだ。

そのうち一緒に転移させられたクラスメイト達の話も書こうと思ってます。

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