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game 17:タッジーマッジー ゲーム紹介

 こんにちは、角八降です。

 今日紹介するボドゲは花を贈り合うドラフトゲーム『タッジーマッジー』です。


 ゲームに使うのは十八枚のタイルだけ、というコンパクトなゲームです。ルールも基本的には「二つからどちらかを選ぶ」だけ。

 シンプルな分、どちらを選ぶか、選択の面白さ悩ましさが際立った楽しいゲームになっています。


 ボードゲームでドラフトと言えば、何枚かあるカードの中から自分で使うものを選んで残りを隣に渡す、渡されたカードの中からまた選んで隣に渡す、という遊び方やその派生系のメカニクス(ゲームの仕組み)を呼びます。

 この『タッジーマッジー』のルールも、ドラフトの派生系と呼んで良いと思います。


 自分の手番では、シャッフルされた花タイルの山から二枚引いてこっそり見ます。その二枚のうちどちらかを表に、もう片方を裏にして、隣のプレイヤーに差し出します。自分の手番でやることはこれだけ。

 あとは、そのタイルを差し出されたプレイヤーが、表に見えている花か裏になっている花のどちらかを選んで受け取る。受け取らなかった方は差し出したプレイヤーが受け取る。

 これを繰り返して全員の前に花が四枚揃ったら点数計算です。

 花タイルの表裏は点数計算にも関わってきます。他にも五種類ある花の色、花が持っている点数、花の効果など、様々な要素が公開されて意外な展開が起こったりもします。

 さくっと遊べるシンプルなゲームで思考の読み合いをしたい、という人にオススメのゲームです。


 こういう読み合いするようなゲームって、知り合いどうしの方が盛り上がりますよね。あるいは、二回くらい遊んで相手の癖や好みがわかってきてからの方が楽しい、みたいなところもあると思います。

 この人さっきもこの花を選んでたな。こっちが表ってことは裏のタイルはあの花じゃなさそう。みたいなことが、なんとなくわかってくるようになるんですよね。

 もちろん、読みが外れることもあるんですけど。でも、わかると嬉しくて。

 それに、わかってるけど状況的にこっちを取らないといけない、みたいなこともあったりして。取らされる状況というのは悔しいんですが、逆にこっちが取らせることができるとやっぱり気分は盛り上がります。

 プレイ時間が短いので繰り返し遊びやすいのも、そういうゲーム性にマッチしていると思います。


 二人でも楽しいですが、三人以上になるとそれぞれの思惑の絡み方が複雑になってくるので、プレイ感も変わってきます。場の要素が強めになる分、自分でコントロールできる範囲が減って、雰囲気もちょっとゆるい感じになる印象でした。

 この辺りは好みもあると思います。俺は二人でシビアに読み合いするのも、三人でわいわい遊ぶのもどっちも楽しいと思います。


 日本語版のデザインも、上品でオシャレにまとまっています。花タイルの淡い色合いが綺麗で良いと思います。

 カードじゃなくてタイルなのも、取り回しがしやすくて良い感じでした。カードだとこっそり見ようとすると曲げちゃって癖がついちゃうことがあるんですよね。

 厚手のタイルだと、重ねたときのかたん、という手応えも良いんですよね。こういうのってプレイの満足感に貢献していると思います。


 選ぶだけでゲームが進み、自分の前に花が並んでゆくだけでも楽しいので、遊びやすいゲームだと思います。繰り返し遊ぶと楽しさが増大していくので、できれば同じメンバーで何回か遊んでみてください。




『タッジーマッジー』


・プレイ人数: 1〜4人

・参考年齢: 8歳以上

・プレイ時間: 約30分




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