正式にギルド加入
ギルドの扉の前に、少年は立っていた。
「よし、行くか」
呟きながら、扉を開けギルドへ入る。
「「「……」」」
少年がギルドに入ると、静かになり、少年へ視線が突き刺さる。
「「「――――、―――」」」
少しの静寂のあと、ヒソヒソと噂をするような声が、いくつも聞こえてくる、噂の中心であろう少年は、ヒソヒソ声を気にする様子もなく、受付嬢のいるカウンターへと歩く。
「すいません、先週ギルドの試験をうけたものなんですが」
「は、はい 。高瀬 悠真様ですね、試験の結果はこちらになります」
受付嬢は少し慌てながら、少年へ封筒を渡す。
「ありがとうございます、えっと 結果は 合格 ですか、よかった」
「はい、これから悠真様は正式にギルドへ加入することになります、こちら冒険者カードと呼ばれるものでして、自身の身分証明書にもなります。又、冒険者カードがないとクエストを受けれなくなってしまいますので、紛失しないよう気をつけてくださいね」
そう言い、焦げ茶色ベースに金の装飾が施された、カードを渡す。
「もし万が一に落としてしまった場合などの時はどうすればよろしいですか?」
「その時はここで、再発行する必要があります、初回は無料ですが、再発行の場合は300m頂くことになります」
少年と受付嬢の女性が、話しているところに、1人の冒険者が近づく。
「オイお前 高瀬 悠真だろ」
近づいてきた、冒険者は偉そうに少年へ話しかける
「はいそうですが、えっと…あなたは?」
「俺のことなんかどうでもいい、お前ギルドの試験の時、試験官の事を気絶させたらしいじゃねぇか」
「えっと…まぁでも、その後僕も倒れちゃったので」
少年の答え方が気に入らなかったのか、目に見えて不機嫌になっていく。
「でもってなんだ!俺はあいつの知り合いだが、上級冒険者程ではなかったが、中堅冒険者の中でもトップクラスの実力者立ったんだぞ!」
話している内に、どんどんとヒートアップしていく。
「お前みたいな、新入りのザコに負けるはずないんだよ!」
「そ…そういわれても」
「お前の能力は知らないが、ズルしたんじゃないのか!」
冒険者のその言葉を境に、今までも突き刺さるような視線が、更にに鋭くなる。
「落ちついてください!ギルドの試験会場は、監視魔法などの色々な魔法を使って不正など行えないように、なっております」
受付嬢の言葉で、少しだけ視線が軽くなる。
「チッ…」
そう言って、冒険者は立ち去る。
「えっと…クエスト受けれますか?」
「はい!どのクエストをお受けしますか?」
「じゃあ、この《オーガ突然変異型稀少種の討伐》でお願い出来ますか?」
クエストボードに貼られた沢山の用紙の中でも、一番高い亜人種討伐を取り見せる。
「すいません高瀬様、こちら難度9のクエストになりまして、上級冒険者のみ受理可能になっておりまして」
「あ…そうなんですか、僕が受けれるクエストで亜人種のはありますか?」
「はい、高瀬様が受けれるクエストで、亜人種のはこちらになります」
受付嬢に一枚の紙を、受けとる。
「じゃあこの、《ゴブリンの討伐》をお願いしますね」




