↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

高瀬 悠真と始まり

様々な家が立ち並ぶ首都アマリリス。

活気に溢れた商店街で人混みに押されながらも巨大な荷物を背負う少年がいた。

「───っと。ここまででいいのか?」

そう言うと少年は荷物を地面に下ろした。

「ありがとねぇ・・・重かったでしょう?」

「このくらい大丈夫ですよ。困ってる人を助けるのは当然の行いですから!」

「偉いねぇ・・・あっそうだ!お礼にこれを・・・」

「ありがとうございます。ですがお気持ちだけで嬉しい限りですよ・・・では僕は予定があるので失礼しますね」

少年は笑いながら裏路地の方へと消えていった。


⚫⚫⚫


先程の少年は裏路地に入った後、道に転がる缶やダンボールを蹴り飛ばしながら乱雑に道を進む。

「・・・チッ。人助けなんて虫唾が走るな」

苦々しくそう呟く彼には先程老婆を手助けした優しく純粋な好青年としての面影は無かった。

「せっかく助けてやったんだからお礼として財布の一つや二つ頂戴しとくんだったな」

この少年の名は高瀬悠真。

黒いロングコートを羽織った彼は壁に貼ってある冒険者ギルドの貼り紙に目を向ける。

「はぁ。金もねぇし・・・やっぱ入るしかねぇのかなぁ」

彼は貼り紙を引きちぎり手に取る。

「ついでに街の奴らの好感度も上がるし・・・とりあえずギルドまで行ってみてるとするか・・・」

貼り紙を投げ捨て、更に奥へ歩いていった。


⚫⚫⚫


建物の最上階で彼の様子を終始見ていた二人がいた。

「彼もギルドに入ってくれるかなー」

「冒険者の数は年々減る一方だからな。人助け目当てじゃなくても彼の様な金の無い若人なら生きる為の金目当てで嫌でも来るさ」

黒いスーツを身に纏った男は怪しく笑った。

「それに彼には来てもらわないと困るんだ。なんたって彼は・・・」


「数少ないカースホルダーだからね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。