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前の晩の食事の時。

みんながおよそ食べ終えたのを見計らって俺は

「ちょっと、連携の話をしたいんだけど、もう少し

いいかな?」

話を切り出した。

「もちろんだ。俺もどうするか気になってたんだ。」

ロナールの言葉に合わせて、みんなが頷き

こっちを見る。

「カイダールで考えてた話では、俺の攻撃と合わせて

外の攻撃だったよね。

その話をしてた時は、俺が攻撃から一度引いた時を

狙ってもらおうと思ってたんだ。俺が離れた瞬間の方が

狙いやすいだろうし。

でも、影の動きをイメージすると、これだと影が

外からの攻撃に間に合ってしまいそうなんだよね。」

「俺は、影の動きってのを実際よく見てねぇから

分からねーが、ジュンが言うならそうなんだろな。

だけど、ジュンと流浪の魔術師が接近戦してる時は

さすがに撃ち込めねーぞ?」

ロナールが疑問で返す。

「そうだね。

もちろん、離れた時も狙ってほしいんだけど

近接の時も撃ち込める様にしたい。

だから、俺の攻撃をよく見ていてほしいんだ。

俺はみんなが撃ち込める様に、右に攻撃し始めたら

徹底して右を狙う。左を攻撃し始めたら左を。

だから、その空いている反対側を狙ってほしい。」

「なるほどな。ジュンの攻撃を片側に集中すれば

狙えるかもしれねぇ。影はともかく、流浪の魔術師

自体はそこまで速さを感じなかったからな。

だが、それでも接近戦だ。相手だって動く。どれだけ

狙った所で、逸れてジュンに向かう可能性はあるぞ?」

「その時はその時で、俺が避けるから。

構わず撃ってきてほしい。」

「分かったよ。あたしは弓にもそれなりに

自信あるから、必ず流浪の魔術師に当てるよ。」

ヤムが話に入ってきた。

「そうだな、そんくれぇやれねぇとだよな。

じゃねぇと仲間に頼れなんて大口叩いておいてって

なっちまうかんな。」

ロナールが笑って言った。

「うん。頼りにしてるよ。みんな。」


「全員散開!」

先程の戦闘開始のシーン。

ジュンの言葉と共に全員が方々に離れようとした。

セフィルは、離れつつ自分の水筒から空中に水を撒き


〜ウンディーネ!お願い!みんなを守ってあげて!〜


精霊語で叫ぶ。

すると、空中に撒かれた水が一気に霧状になり

離れた分ジュンは効果範囲外になってしまったが

後ろに散開したジュン以外の全員に、薄く水の膜を

作った。そこからヤムとロナールは離れていき

セフィル、コッツ、メイがある程度纏まる。

この離れ方も事前に話し合っていた。

攻撃力の高い2人は、自由に動ける様に

単独で動いてもらう。

コッツも魔法での攻撃に加わってもらうけど、詠唱の

時がどうしても危険になるから、セフィルが

コッツとメイをカバーする。


〜ノーム!お願い!壁になって攻撃から守って!〜


セフィルの言葉と共に、地面がせり出し縦長の山が

3人の前に立った。

「メイはこの後ろに隠れてて!」

「セフィル!ありがとう!」

ロナールは4人が立ち位置を決め終えたのを見計らい

死角から攻撃する為に気配を消す。

全員が、事前に想定していた配置に付き、ジュンの

行動を伺った。ジュンの最初の攻撃を、ロナール

ヤム、コッツがジッと静観。

自分の攻撃のタイミングを見計らう為に。コッツは

・・・うん、ジュンが、攻撃する直前に、詠唱する。

ロナールとヤムは

ジュンが攻撃を始めたと同時に逆に少し移動すれば

狙える。

それぞれが見定め、次のジュンの攻撃のターンが

始まった。各々がそっと行動に移し

・今!

ここ!

そこだ!

ほぼ同時に攻撃を放った。


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