第二幕 第十九場
おっぱい村の教会の奥の部屋では、牧師のハインツが今朝と同じように姿見の前で身支度を整えている。ベッドにはシーツをかぶった爆乳女のイルゼビルが横たわり、床にはドレスが脱ぎ捨てられていた。
「まったく君という女は」牧師が言った。「私の貴重な休憩時間を台無しにしてくれる」
「いいじゃない」イルゼビルは微笑む。「あんただって楽しんだんだから」そう言うと立ち上がり、胸をさらけ出す。
「こらこらイルゼビル。おっぱいコンテスト出場者が胸をさらけ出すと、失格になりますよ」
「そいつは失礼」イルゼビルはくすっと笑うとドレスを着る。そして着替え終えると牧師の手を取り己の胸に当てた。「これであんたは投票権を失ったよ」
牧師はイルゼビルの爆乳をひともみする。「もともと進行役の私には投票権はありませんよ。公平な審査のためにね」さらにひともみする。「それよりも、こんなところで遊んでないで、この胸を村人にアピールしてきたらどうです。時間もなくなってきましたよ」
「大丈夫。私の優勝は確定しているんだろ進行役さん。そのためにあんたにはこの身を捧げ、大金を払ったんだからね。優勝させてもらわなくちゃ困るよ」
「優勝賞金以上の金を払ってまで優勝したいとは、おかしな女だ」
「金なら夫のが腐るほどあるからね。私が欲しいのはおっぱいコンテスト優勝者とうい輝かしい名誉と」イルゼビルは牧師の服を脱がし始める。「あんただけさ」
「何しているイルゼビル」牧師がイルゼビルの手を止めた。
「まだ時間はあるんだろハインツ。だったらもう少し楽しませてよ」
「またですか。今日だけでいったい何度目なのか」牧師はイルゼビルの手を放した。「君は欲望に素直すぎだ。少しは禁欲を知ったらいい」
「だったら私を止めなよ」イルゼビルは再び牧師の服を脱がし始める。「あんただってこういうの大好きだろ。神に仕える身のくせに」
「まったくいけない女だ。君の夫が知ったら悲しみますよ」
「いいっていいって。あいつは金儲けの才能はあるくせに、こっちの方はてんでダメでね。私を満足させてくれやしない、ダメな夫さ」
「ならば君を満足させるのは私の役目ですね」牧師はイルゼビルをベッドに押し倒した。
きしむベッドに喘ぐ女の声。絡み付く二人の姿を窓の外でのぞき見る男の姿が一人。それはイルゼビルの夫である金持ちのヒルデブラントだった。
「イルゼビルのヤツが俺の金を……。それにこんなことまで……。俺は……俺は……」ヒルデブラントはあまりの衝撃に愕然とし、逃げるようにその場を走り去った。




