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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
新章、ネタ盛り小話集
66/67

騒ぎの後に

お久ぶりです。


いきなりの投下。

さて。


忙しい時間も過ぎ、時刻は夜の9時を回った。お客さんもまばらになり、俺と麟2人でも店が回るようになった為、手伝ってくれた霊夢にはバイト終了を告げた。俺は麟と霊夢のための賄いを作り始めた。


調理をし終え、表に出てると「賄い」という無料ワードに目を輝かせ、よく見る巫女服に着替えた霊夢以外お客はいなくなっていた。





「あー……疲れたわ……。まさか妖怪達まで来るとは思わなかったわ」


お好み焼きを摘みながら霊夢は言った。机に突っ伏しながらも、箸で器用に取り分けて食べていおり、一口食べるたびに、顔が綻んでいる。幸せそうだ。


「天狗に犬猫鵺狐。魔女や果ては神様まで……神様に関しては酒まで飲んでたな」


特にあの柱を担いだ紫髪の神様はやばかった。最初は飲むつもりがなかったっぽいが、緑髪の巫女みたいな人が酒を勧めると、それを豪快に一気飲み。それからというもの、小さい金髪の女子ととんでもない量の酒と料理を頼み出した。1組でほかのお客さん十人分のの注文を付けていたため、ヒーヒー言いながら対処していたら、霊夢が緑髪の人を掴み、店から引きずりだした。……と思ったら緑髪の人すぐ神様の首根っこを掴んで退店して行った。金髪の子は一瞬ポカンとした表情を浮かべたものの、お金をその場に置いてあとを追うように出ていったのである。にしても緑髪の人、やけに焦っている感じだったが、大丈夫だろうか。


霊夢曰く、


「いいのよ。あいつ、最近の布教が上手くいってるからって調子に乗ってたから」


という、なんともいじめっ子のような発言をしていた。詳しく事情は分からないが、幻想郷の巫女カーストを垣間見た気がする。


そんなことを思い出していると、厨房から麟が出てきた。麟には、開店セールで消費した厨房の食料、消耗品の在庫のチェックを頼んでいた。


「白夜さん、これを見てください」


「ん?」


そう言って、麟は1枚の紙を渡してきた。上から下までびっしりと何かが書かれている。数字もあるな。


「これは……もしかして全部足りないもの?」


「そうです。お好み焼きの原料となるものから、調味料。厨房消耗品の他に、開店セールをやってみて判明した必要な物なんかも書いてます」


おお……流石麟ちゃんである。


「後、これからの通常営業で必要になりそうな数も各種追記してあるので、ちょっと目を通してもらえますか?もし問題なければ明日買いに行きましょう」


もっと有能であった。あれだな、なんか王子様とかの隣にいる有能指揮官みたいだな。


「それじゃあ私、表の戸締りしてきますね……きゃあ!?」


歩き出した途端、すっ転んだ。お客さんが油かなんかを落としてしまっていたんだろうか。見事踏んずけて見事にすっ転んだ。やはり麟は麟だったか。


ちょっと安心した。

就活生って就活終わるとほんと暇になるんですね……今は5時寝12時起きみたいな生活になってしまって時間を持て余してしまいます。




まあ、その時間を書くのに当てろって話ですが←

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