六十七話
一か月投稿開けてしまったのに、ブクマ登録が1人しか減って無いって……すごいありがたい。
ルーレットで全額を黒に賭け、ボールは赤に落ちたという、二分の一の確率すら落としたジェシカを回収して、適当な宿屋で眠りについた。
声の掛けようがないほど憔悴しきったジェシカの顔は、後にも先にも無いだろう。
何を聞いても「うん……そうね……。」しか返ってこず、宿屋の受付には変な目で見られてしまった。
「お姉ちゃんが酔っぱらっちゃって」とか適当な嘘はついたが、信じてもらえていない気がする。
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朝は、ジェシカに起こされた。具体的には夜が明ける前に。
「今日もカジノに行くんでしょ?なら早いうちから行かないと」とのことだった。
懲りていないようだったので、銀貨10枚だけ渡して先にカジノに行ってもらった。
銀貨を受け取るなり、確認もせずに宿屋を急いで出て行ったんだが、受付には変な誤解をされていないだろうか。
海が近い国だったことを思い出し、久々に魚料理を食べた。ラマグという魚のフライで、タラの唐揚げみたいな見た目のくせに、アジフライみたいな味がだった。身の色を見てみると、サーモンピンクで久々に頭が混乱した。
スープの中に入ってたキャベツみたいな野菜が、キャベツの味をしていたことに安心感を覚えながら、ゆっくりと朝食を食べる。
ゆっくり朝食を食べる理由としては、早起きしたのもあるが、若干というか、かなり強引に逃げの姿勢で退室してきたので、トリルエと会うのがなんとなく気まずいことのほうが大きい。
朝食を食べ終え、「いつ頃カジノに行こうか」などと考えているところで、迎えが来てしまった。
俺が渡したのが、銀貨であることに気付いたジェシカなのだが。
「ちょっと!これ銀貨じゃない!金貨じゃないと、あそこに入れないのよ!?」
「あのカジノそんな朝早くからやってるのか……。むしろ、昼は閉めてるのかもな。」
「無視しないでよ!」
「分かった分かった。同行するから落ち着け。頼むからこれ以上誤解を生むようなことは言わないでくれ。」
「な――」
「いいな?道中でも、カジノでも大人しくしろよ?」
魔力を叩きつけるまではいかないまでも、ゆっくりと押し潰すような感じで魔力を当てる。
すると、ジェシカが気をつけして首を縦に振る。
「それじゃあ、行くとするか。」
そんなに気乗りしないが、カジノへと向かった。
ジェシカへ魔力は当てていないが、しょぼくれながら俺の後ろを着いてくる。何か反省しているのか……?
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カジノに着くと、昨日と同じ警備兵が立っていた。
「おぉ、あんたか。なかなか羽振りが良かったみたいだが、調子はどうなんだ?」
「俺のほうは上々だったな。連れがパーにしてくれたが。」
「こっちとしては給料が増えてありがたいね。ま、今日こそ儲けて帰ってくれ。」
「そうさせてもらうさ。」
……なんか随分親しみある警備兵になったな。一見さん以外にはあんな感じなんだろうか。
なんて思いながら入ると、従業員が横一列で並び、トリルエがその前で、俺に対して全員が頭を下げていた。
「……随分と手厚い歓迎だな。その日の最初の来場者には毎回こうしているのか?」
すると、トリルエだけが頭を上げて不思議そうに言った。
「あら、いきなり帰ってしまわれたお客様に対しては、こちらが非礼をしてしまったとばかりに思い、謝罪しようと待っていただけなのですが……。」
嫌味の為だけに、冒険者に頭下げる公爵令嬢とか少し怖いんだが……。
「悪いな、昨夜は火急の用があったんだ。」
「私に申し上げることもできない程に、ご急ぎの用件であったのであれば納得ですが……一体どんなご用件で?」
接客業をする上での基本的な笑顔よりも、少しだけ目が開いてなんとなく、「追い詰めてやったわ」みたいな意思が感じ取れる。
アルメリアしか比較対象が無いから分からないが、この世界の貴族令嬢は感情を隠せないのか?
「いや何。急に公爵と話をさせてもらう場が得られたんでな。前準備でもと思い、すぐに出て行かせてもらったんだ。その場を設けることにしたトリルエには、分かってもらえたんだと思っていたんだがなぁ?……もういいだろ?」
「はぁ……あなた本当に冒険者?よくそんなに口が回るわね。」
「冒険者は自由な職業だからな。舌も自由になるってもんだ。」
「私も自由になりたいわねぇ。……さて、こっちよ。」
トリルエの案内について行った。
ジェシカは、強引に連れてきた。俺一人で話そうとすると、トリルエとその父親にペースを持って行かれる気がする。
3月学年末考査 「やられた……」
俺 「はぁ…はぁ…やッと倒した!」
4月課題考査 「クックック!春休みをぬるく過ごせると思うなよ!」
5月DD3種 「学年末考査は次の段階への試練に過ぎぬッ!」
9月電験三種 「貴様の勉強など無駄!無駄!無駄ぁ!」
電験三種は合格率10%のやべー資格。
とまぁ、こんな感じなので更新はまちまちですが、引き続きお待ちください。
ITパスポート「俺もいるぜ」
未來で起こるであろうこと(ネタバレ)を下に
知ってるか?人は1アンペア電流が流れただけで死ぬんだってよ。」
そう言いながら、○○は腕に雷を纏う。
「いくらステータスが高くたって、人体の限界は超えられない筈だぜぇ!喰らえ!」
バチバチと音を立てて光る雷は、俺のほうへと飛んでくる。
「お前らは異世界転移してきた勇者なんて高尚なもんじゃない。せいぜい、現地住民より大分強い海外旅行者だ。」
そう言って俺は、アイテムボックスから取り出した槍を地面に突き刺した。
直後、雷は俺に当たった。直撃だった。
「雷もそうだが、電気全般が抵抗が低い方に電流が流れるもんなんだよ。知ってるか?髪の毛の静電気で生まれる電圧って最大4万ボルトらしいぞ。」
俺は、こんな豆知識が語れるくらい余裕だった。




