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中学生  作者: 秋乃里奈
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第1章

佐藤里沙が自殺した。

うちらの眼の前で飛び降りたんだ。

教室は4階だからもちろん即死。

あたしは無残な姿になった里沙を見ながら、笑った。

「自殺ほど惨めな死に方はない」って。


「おはよー」

あたしが教室に入ると、だれもが笑顔を返してくる。

このクラスではあたしは女王様だ。

自分でいうのもなんだけど、美人っていう自覚はあるし、成績もいい方だから。

あたしはクラスの女子の頂点に立ち、また男子を支配下に置く向井竜也と付き合っているおかげで、クラスでの地位は不動のものだ。

この教室はあたしのもの。他の女の子はあたしを引き立たせるための、あたしを楽しませるための道具にすぎないのだ。


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