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中学生  作者: 秋乃里奈
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第0章

それは暑かった夏の終わり、秋の気配を感じ始めた9月のある日のことだった。

校庭には、体育の授業に励む生徒たちの笑い声が響き、教師の声がこだまする教室には、明るい光が射し込む。

いつも通りの穏やかな光景だった。

ードサッ

その穏やかさをぶち壊すような、鈍い音が響き、それに続くように生徒たちの悲鳴が響いた。

視線の先には血にまみれた一人の少女。

静かだった後者は騒然となる。

教師たちの声など無駄だった。

ストレッチャーで運ばれていく少女の目は、まるで何かを訴えかけるかのように、大きく見開かれていた。

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