↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
68/68

第66話 『残り2人』

「なんだよブルハ、俺らに何か用なのか?」


 そういうと、ブルハは無表情になった。

 真剣に俺のほうを見てくる。

 一切、目を離そうとしない。


「なにか、俺の顔に何かついているか?」


 そういうと、ブルハは小さく首を振った。

 

「俺だ、、、」


 ブルハがごにょごにょとなにかしゃべっている。

 小さく口が動いた。


「なんだよ。何が言いたいんだ?」


「俺だ、、、」

「ん?」

「俺がリョウだ」


 リョウ、、、

 俺が思いつくのはひとりだけ。

 さっきの話でも出てきた人間だ。

 もう一人の友達でとてつもなくあたまのいいやつ。

 

「は?いきなり、、、なんだよ」

「わるい、盗み聞きさせてもらった。最初、お前にあった時からいつ言おうか迷っていたんだ。

 でも、このタイミングでハヤトに会えた。

 だから、俺も言おうと思ったんだ。」


 なるほどな。

 今まで感じてきた違和感ってのはこのことだったのか。

 だから初めて会ったときに懐かしい感じがしたのか。


 でも、だとしても、驚いたな。

 まったく、予想していなかったことだ。

 俺以外に転移者がいるなんて。


「ところで、なんでお前だけ、見た目が変わっているんだ?」


 ハヤトがリョウに聞いた。


「俺は、この世界に来たら、異世界人の第二人格として転生していたんだ。

 おまえらは、見る感じ、俺とは違った感じだよな。

 見た目が、元の世界のすがたのままだよな。おまえら三人は、、、俺とは違うのか。」


 そうだ、リュウだけが、、、

 ん?


「3人、、、?」

「ん?ああ。3人だ。」

「俺とハヤトのほかに誰かいるのか?」

「ナナが転移してるよ」


『は!?』

 

 俺とハヤトは同時に驚いた。


 ナナ、、、

 知ってる、俺の元カノだ。

 転移する前に俺を振った女だ。


「ナナがきているのか?この世界に」

「来ている。あいつも転移者だ。 

 やつは、だが、あいつは生をまっとうして、この世界に転移したそうだ。

 それも、21歳のみために若返って。」


 4人が転移しているとは驚いた。

 俺が異世界に来て、もっとも動揺している日だろう。

 話が急すぎる。


 そして、この4人は転移の仕方が違いすぎる。

 ハヤトは体だけ、転移した。(記憶は戻ている)

 リョウは言ってみれば、魂だけ。

 俺はすべてそのまま。

 ナナはどんなのかはわからない。


「で、ナナは今どこにいるんだ?」

「わからない。

 以前、アース大陸の小国にすんでいるとは聞いたが、急に連絡がとれなくなった。」


 ナナは今どこにいるのか、わからなのか。


「だが、こんな文書を以前見た。『リトルメルド消滅』」

「それがどう関係しているんだ?」

「この国はアクト大陸付近の国だ。

 それが2年前、一瞬にしてきえたんだ。

 俺は、その場にナナがいたじゃないかって思っている。

 だから、急に連絡がとれなくなったんだとおもうんだ」


 まて、その話は前にも聞いた。

 俺が転移してすぐのころだ。

 もしかして、俺が原因ではないのか?

 俺が転移したときに、なにか世界の均衡を崩してしまって、一帯をけしてしまったのではなだろうか。


「それ、俺のせいだ。俺が転移したときに消し飛んだのだと思う。

 俺が悪いんだ。」

「そう、、、なのか?

 でも、あり得る話だよな。

 この世界と、元の世界では世界戦が違って当たり前だ。

 でも、俺は一つの仮説を立てた。ナナは転移者だ。」


 リョウは当たり前なことを真面目そうに言った。

 

「転移者ってのがなにか関係あるのか?」

「考えてみてほしい。

 この世界のなかで、俺ら3人は出会うことができた。

 これは奇跡といっていいい。

 だが、この奇跡を俺は信じない。これは運命だ。」


 でたー!

 異世界あるあるだ。

 運命は異世界あるあるだ。


「それで?」

「ナナも転移者なのだから、俺らに必ず遭遇するようになる。」

 

 リョウはそう言い切った。


「じゃあ、そうと決まれば、この国をはやくでなきゃだな。」

 

 そうハヤトが言った。


『またれよ』


 ハヤトがそういうと、この国の帝が俺らの部屋に入って来た。

 

「お主、朕への恩をわすれたのか?」

「わすれちゃいないっすよ。

 でも、もっとやるべきことが今、見つかったので。」

「なんと、、、

 朕は主がこの国をでるのはゆるさん」


 それだけ言い放ち、帝は出て行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。