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11_衣料防具専門店2

「梨花 ラストちょっとここでパレットに採寸してもらっておいとくれ ばあちゃんはちょっと材料とってくる ナベちゃん この子たちをたのむのじゃ」


 店主パレットとしばらく話していた祖母は僕達を防具屋に置いて店を飛び出した


「はいはい それじゃあ 梨花ちゃんはこっちではかりましょうねぇ リストちゃんはちょーっと待っててねぇ」


「梨花!」


 僕はとっさにパレットに連れ去られそうになった梨花に声をかける


「んもうっ ラストちゃんったらいやだわ とって食ったりしないわよ 女の子はね うふっ」


(ん なんか急に背筋が冷たくなったぞ)


 しばらくして梨花が無事に帰ってきた 心持ち赤面しているようだが特にかわったところはないようだ


「さてっ お待ちかね 次は ラストちゃんの番よ」


「ナベちゃん」


 僕はパレットの行動が心配になりナベちゃんを呼ぶ


「さ 行 行きましょ ラストちゃん こっちですわよ でへへ」


(あれぇ ナベちゃんとパレット同じ顔になってるよ 従兄弟だからしょうがない?)


 僕はフィッティングルームにつれていかれる


「さあ ぬいで ぬいで 」


「あ あの」


「ぬがないと 計れないでしょ ねぇ ナベちゃん」


「そ そうですわよ ラストちゃん」


「あ あの 下もですか?」


「あ ー そうね 」


「えーっと ここがこうだから こうなるでしょ ナベちゃんそっち持ってて」


「パ パレット さん ナベちゃん?」


「あー どこさわってんですか? えー そこは・・・・・・」


「うわー のばさないでー」


「ひえー」


 数分後 開放された僕は達観した面持ちで空をみあげた(フッ)


「パレット ナベちゃん 帰ってきたのじゃ 久しぶりに高レベル触鬼と戦ったわ ほれフライパンダの羽 その他もろもろじゃ」


 そしてその数時間後パレット邸に戻った祖母はどっさりと袋に詰めた素材を作業台の上にぶちまけた


「さすがはラミス様ですわ これだけの貴重な素材をこんなに短時間で集めて来られるなんて・・・・・・」


「カッカッカー どうじゃ どうじゃ 孫たちの前じゃ もっと褒め称えてくれてもよいぞ パレット。 うーむしかし昔に比べて触鬼の数が少ないのう やはり魔獣化が関係しておるのかの?」


「そうですわね 最近 素材の入りがめっぽう悪くって武具防具の価格は高額になっているのでございますのよ 触鬼が狩れない良い防具は買えない強い魔獣はでるわで冒険者もどんどん少なくなっている始末 これからいったいどうなってしまうのかしら」


 パレットはそう言いながら僕を採寸したときの緩んだ顔とうってかわって神妙なおももちで人差し指を頬に当てた

 防具作成をパレットに頼んだ僕たちは出来上がりは明後日ということもあり一度ナベちゃん邸に帰ることとなった

 そしてナベちゃんの竜車に乗り込みきたみちを帰っていく


「梨花 ラスト どうじゃ?王国名物 ジェムラートでも食べながら帰ろうか?」


 祖母が僕らにそんな話をもちかけたそのとき

 客車の外を大声をあげながら逃げていく人たちを見た


「魔獣だぁ!」


 僕達の竜車の進行方向に魔獣がいるらしい


「ラミス様 どうなされます?」


 御者台のナベちゃんが御者席の窓をあけ祖母に指示をあおいだ


「うむ 止むを得んのう パレットのところまでもどるかの」


 しかし逃げ惑う人々の中竜車の方向を変えるのは至難の技でありナベちゃんは方向転換のできる路地を探ししばらく進む他なかった

 竜車が方向の転換場所を見つけたときには 前方から魔獣らしきものが咆哮をあげながら近づいてきていた













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