お巡りさん
この町にも駐在所があり、優しそうなおじさんが町を見守っています。
そしておじさんの楽しみが最近増えました。
キュー(お巡りさんこれ…)
「宇佐見さん家の兎じゃないか、ん? 落とし物か?」
うさくんの口には財布が咥えていました。
「それは3軒隣のキミヱ婆さんのだな。 届けてやったら人参くれるかもな!」
うさくんは、目を輝かせて走って行きました。
さらに1時間も経たないうちに次の仕事です。
チュー(お巡りさんこの子が…)
「今度はネズ公か、その子は迷子か? 見ない子だな。」
チュー!(私はハムスターですわ!)
「ハムスターちゃん可愛い♪」
「笑顔が出たな。 観光客の連れかもな、アナウンスしてみよう。」
迷子も無事に親が見つかり一安心、している暇もありませんでした。
ピー!(お巡りさん、こっちこっち!!)
「今度は鳥か、ん? そっちに何かあるのか?」
ブルーくんが歩道で倒れている老人の上を旋回しています。
「こりゃ、大変だ! 大丈夫ですか!?」
急いで診療所に連れて行きましたが大丈夫でした。
お巡りさんの楽しみはうさくん達が手伝ってくれる事でした!
「何かご褒美あげないとな。」
考えているとまたうさくんがやって来ました。
「今度はどうした? また落とし物か?」
うさくんが持ってきたのは古びた小箱と地図でした。
「これは、古銭じゃないか! ひょっとして宝の地図か?」
うさくんはまた、目を輝かせています!
「空ちゃんと一緒に探して来な。」
走って行きました!




