見られてしまった!
何て事だ、あの青い鳥に見られてしまった!
口止めはしたが果たしてどうなるか…。
「朱璃ちゃん! 見て見て~♪」
「どうした?」
「昨日買った雑誌にね、朱璃ちゃんに似ている子見つけちゃった♪」
「ぜ、全然似てないだろ?」
何て事だ、すでに空の手元に雑誌があるとは…。
とりあえず話を合わせる事にした。
「そ、その雑誌何処で手に入れたんだ?」
「隣町の本屋さんでね、買おうとしたらブルーくんが手に乗って来てなかなか取れなかったんだよ? 何でかな?」
「そうか、可愛い服とか有ったか?」
「この朱璃ちゃん似の子が来ている服も捨てがたいよね~」
話をそらそうとしても戻ってしまう;
出来るだけ忘れさせようと奇抜な子をチョイスする。
「次のページの子が着ているのも可愛くないか?」
「その次のページの子が着ているのもも可愛いよね♪」
(それも私だ!!)
「朱璃ちゃんもこういう服来たら絶対似合うよ♪」
「い、いや、私はこういうのはちょっと…」
変な声が聞こえたので覗いて見る。
ピーピピピッ♪
空の後ろに見える青い鳥が地面を叩きながら笑っていた!
(何笑ってんだ!!)
「でもホクロの位置まで朱璃ちゃんそっくりだよね?」
(バレてしまったか!?)
「…双子だったの?」
「一人っ子だよ。 子供の時からの付き合いだから知ってるだろう?」
「すみません。 雑誌の出版社の者ですが正式契約を結ぼうと思いまして。」
(終わった。)
「そちらの人も可愛いですね!」
「カワイイだって♪」




