ママさんのお手伝い
ママさんは、いつも忙しい。
午前中が野菜を収穫して、道の駅に並べに行く。
趣味でやっている裁縫の小物も一緒に並べて売っている様だ。
午後からは、日替わりで裁縫、生け花、習字、茶道、舞踊、料理の教室をしている。
この辺では、ちょっと有名な習い事の会社を運営している。
この家の番犬としての役割はもちろんの事、ママさんのお手伝いも俺の仕事なのだ。
午前中の荷物運びを終え、今日は習字の日、ここでもちゃんと俺の仕事はある。
「いつもありがとうね、ポチ♪」
ワンワン♪(これくらいどうって事ない♪)
町の子供達が習字を書いてママさんの所まで持ってくる。
良くできていたら俺の肉球印を押すと子供達は喜び次の字を書き始める。
休み時間はメリハリをつけ、一緒に遊ぶ!
手を綺麗に洗い、オヤツを済ませて習字を書き始める。
ちゃんと出来たら肉球印を額に押し、子供達は喜びながら家へと帰って行った。
子供達を見送った後、後片付けをして、ママさんと一緒に家に帰る。
だが今日は違った、おかしな生徒が一人いや一匹紛れ込んでいた。
うさくんが必死に字の勉強をしていたのだ。
なんでも前に書いてプレゼントしたらしいがあまり上手に書けなかったらしい。
両前足で筆を持ち、豪快に書き進めて行く。
少し覗いて見たが達筆過ぎて読めなかった・・・。
仕方ないので肉球印を押し、また次回頑張る様にと満足させた。
うさくんは肉球印の押された紙を大事そうに持って帰った様だ♪




