オープン5
レジの所にはお客様の行列が出来ています。
「いらっしゃいませ! 500円になります!」
「私、計算苦手だからここの値段表示助かるわ。」
「私も助かっています!」
「ふふふ」
「あはは」
値札は税込み表示で100円等のキリの良い数字になっていました。
そうチマは、スポーツ万能な反面勉強がダメだったのです。
お客が減ってきた頃、体付きの良い男が入ってきました。
「頼もう! ここに世界最強の者がいると聞いてきたのだが!」
「空先輩の事ですね! 喫茶の方にいますよ?」
「そうか、礼を言う。」
男は喫茶店の方へと向かいました。
「さっきの人、どう見てもチマさんのお客様の気がしますわ。」
「でも世界最強は空先輩だと思うよ?」
「それはそうですが。」
満足げに再び男が戻って来ました。
「いや~、食った食った! って違う!!」
「空先輩には会えましたか?」
「うむ、絶世の美少女だったぞ! って違う!!」
男は鼻の下が伸びていたが顔を引き締めて言いました。
「チマと言うのはお前だな? 俺と決闘してもらおう!」
「今忙しいのでまた今度にしてください。」
「そこを何とか…」
外でお客様の呼び込みをしていたブルーくんがレフリーをする事になりました。
ピー!(はじめ!)
開始早々に男は宙を舞いピクピクしています。
ピー!(チマさんの勝ち!)
男は回復までベンチで休んだ後、チマにサインを貰い嬉しそうに帰って行きました!
この後、話を聞きつけた道場破りの常連さんが出来たそうです。




