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よもやまストーリー  作者: 妻戸裕次


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20/24

第20話「流石は昭和、バブルはじけて夢ひらく」

卑弥呼、令和から弥生へ戻る最中、昭和へ立ち寄り……


「昭和」――そのコトバを耳にしただけで、ふわっと立ちのぼる匂いがある。どんな??


ネオンがにじんで、演歌がしみて、人はちょっと不器用。


やけど、やけど、情は熱々(あつあつ)、火傷(やけど)注意。


それでいて妙に人懐っこい、ええ時代やったんやなぁ…


昭和に登場する人たちはな、いわば――“流れながら光る石”。


ほら、「流石(さすが)」って読むやろ?


あの時代の人らはピカピカに磨かれとるわけやない。


せやけど、火傷、なんでやろな――妙に心に残るんや。


あの人ら、ツルツルやない、むしろちょい欠けてるくらいがちょうどエエ塩梅(あんばい)やったりするんやわ。


塩梅や? ……え? 審判? 

ちゃうちゃう、それ言うならアンパイヤやがな(笑)


人生、ツギハギくらいがちょうどええ。


――そんなこんなで、

今日もどこかで転がっとる、昭和の“流石”。


そんななか、卑弥呼が立ち寄ったのはジュリアナ東京!!


バブル、バブルの時代や。

水道の蛇口か……それはバルブや!!


そこにいたのは、サナエ丸卑弥呼(若かりし高市総理)。

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